死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?【ごんぎつね】

洒落怖

 

333: 金魚にゅーす 02/02/04 21:50

墓参りで親の田舎に行ったとき、近所で自殺とおぼしき事件があった。
地元の漁師が、海に生ゴミを捨てに行ったとき、流れ着いた水死体を発見したらしい。
氏んでいたのは20ばの女性と、小学校低学年くらいの子供で、二人とも溺死だった。
子供のほうは、女性の足にしがみついたまま氏んでいたそうだ。

女性はその町の人間で、両親と同居していた。
女性の身元はすぐにわかったが、子供のほうは結局身元不明だった。
もちろんその女性の子供でもない。
不思議だったのは、女性が花嫁衣裳(和式ね)を着ていたこと。
その人には彼氏もいたけど、結婚の話は出ていなかったそうだ。
衣装をどこから手に入れたかもわからない。

自殺じゃないかと言われたのは、部屋に遺書のようなものが置いてあったから。
普通の封筒の中に、便箋に筆ペンで
「これで私もお嫁さんに見えるかしら」
と書いたものが残っていたそうな。

親父は
「人間いつ狂うかわからん」
と言っていた。
南無阿弥陀仏。

334: 金魚にゅーす 02/02/04 22:00
>>333
で、結局その子供の方は?

 

337: 金魚にゅーす 02/02/04 22:53
>>334
それは知らない。
漏れが子供のころの話だし。

 

335: 金魚にゅーす 02/02/04 22:07
しみじみこえーなー

 

350: 金魚にゅーす 02/02/05 11:30

3年ほど前のある日、目の前の女性に「あなたに生き霊が憑いてるわよ。」と言われました。
それを聞いて僕は思わず、笑ってしまいました。

それより1週間ほど前、友人(Y)から電話がありました。
「知り合いに霊能力を持っている人がいるんだけど会ってみる?お前、そういうのに興味が
あっただろ。」
聞いてみると、Yの姉の友達にそういう人がいるとのことでした。
Yもその人とは昔からの知り合いで、たまに家へ遊びに行っているらしい。
霊能者(A)と僕とYのスケジュールを調整し、実際に会ったのが話を聞いた1週間後だったのです。

Aに僕を見てもらい、彼女が口にしたのが冒頭の「生き霊が…。」の言葉でした。
正直その時は「ははぁ、Yとグルになってビビらせようとしてんな。」と思いました。
生きた人間の霊が憑いている、なんて突飛なコトに思えたのです。
だから恐いとは思わず、面白がっていました。
「で、その生き霊はどんな感じの人なの…」と訊く僕の顔はニヤニヤしてたでしょう。
彼女はそういう態度には慣れているのか、気にする様子もなく、生き霊の特徴を語り始め
ました。
女性。若い。多分20才前後。髪は長い。一重まぶた。首に小さいけど痣がある…。
それを聞いた時、イヤな汗がドッと出ました。その女のコト、知っている…。
その女のことをYは知りません。Yには話していません。と言うことはAも知らないはずです。
「…その女のこと、知ってるよ。半年くらい前に振った女だと思う。」
僕の声はかすれていました。

 

351: 金魚にゅーす 02/02/05 11:30

その女(S)とは身体の関係から始まりました。
知り合ったその日に僕がホテルに誘ったのです。
そしてホテルを出る前に、Sから「付き合って欲しい」と言われました。
当時、恋人はいなかったので軽い気持ちでOKしました。
しかし2週間ほどした頃に僕の気が変わり、一方的に振ったのです。
別れを告げた時、Sは泣いていました。が、僕は彼女に優しい言葉をかけるわけでもなく、
そのまま立ち去りました。
分かれた原因はSにもあったので「自業自得だ。」くらいにしか思っていませんでした。
その後、彼女からも一切の連絡もなく、僕のことなどとっくに忘れているだろう、と思って
いたのです。
僕は身勝手で非道い男でした。

ポツリ、ポツリ、とその経緯をAに語ったところ対処法を教えてくれました。
「夜寝る前に心の中でその女性に心から詫びなさい。それから枕元に塩を置くこと。
そんなにタチが悪い感じでもないから、それで大丈夫だと思うよ。取り憑いてるコはあなた
のコトを強く思っているだけで、生き霊になっている自覚はないから。」
Aの家を出、Yとも別れてから実家の近所にあるコンビニへ寄りました。

 

352: 金魚にゅーす 02/02/05 11:31

もう夜も遅くスーパーも閉まっていたので、コンビニで塩を買おうと思ったのです。
袋入りの塩と、夜食用のポテトチップス、飲み物を持ってレジに並びました。
Aの家を出たら、生き霊のことはさほど気にならなくなっていました。
今までこの3ヶ月、何か悪いことが起こったわけでもなし。
Aの家に行くまでは僕に生き霊が憑いてるなんて知らなかったし。
悪寒がするわけでもない、頭痛も肩こりもない。Aも「タチは悪くない」と言っていたし。
そのうち、消えてくれるだろう…。

「久しぶりだね。」
ふいに聞いたことのある声が後からしました。
長い髪、一重まぶた。首の小さな痣は服の襟に隠れています。
店内の少し離れたところにSがいました。
何気なく振り返った僕は、頭が真っ白になりました。どうしよう…どうしよう…。
「それ、誰と食べるの?」
Sは離れたところに立ったまま、明るい表情で訊いてきました。
「え…?」
「それ、誰と食べるのよ?」
Sは笑顔で買い物かごのポテトチップスと1.5Lのペットボトルを見ています。
「一人でだよ。」なんとか平静を装い、答えました。
「ふ~ん。彼女とじゃなくて?怪しいな~。」
そう言いながらも、こちらへ近づいて来ようとはしません。顔は笑っています。

 

353: 金魚にゅーす 02/02/05 11:31

「一人でだよ。」もう一度言いました。僕も笑顔を作りました。
今度は彼女はなにも言いません。笑顔で立っているだけ。
レジが僕の番になりました。彼女から視線をそらすきっかけができてホッとしました。
支払いをし、コンビニから出る前に店内を振り向きました。
先ほどと同じ場所にSが立っていました。笑顔でこちらを見ています。
「じゃ、元気でな。」
それだけ言うと僕は彼女の返事も聞かず、コンビニを出ました。

その夜は霊能力者のAに教わったとおりにして寝ました。

354: 金魚にゅーす 02/02/05 11:31
次の日、仕事が終わった僕は恋人と会うことにしました。
2ヶ月くらい前から付き合っている女性がいたのです。
彼女(C)は一人暮らしをしていたので、彼女の部屋に泊まろうと思ったのです。
一人で寝るのが恐かったのでしょう。
彼女の携帯電話に連絡し、Cを訪ねると部屋からは料理の匂いがしていました。
そして僕を出迎えたCは、この前、彼女の誕生日に僕がプレゼントしたプラチナの指輪を
していました。
Cの手料理を食べ、楽しくおしゃべりをしていると、余計にSのコトがチラチラと頭に浮かび
ましたが、彼女にはそのことは話せませんでした。
食事が終わり、キッチンでCが食器を洗っている間、僕はTVを観ていました。
すると突然、キッチンからCの「キャッ!」という短い悲鳴が聞こえたのです。
「どうした?」
ゴキブリか鼠でも出たか?と思い、Cのそばへ行ってみると、彼女は手のひらに乗っている
金属を僕に見せました。
僕が彼女にあげたプラチナの指輪でした。それが握り潰したようにひしゃげています。
「洗い物をするとき、大事な指輪に傷が付いちゃいけないと思って…。」
彼女はキッチンの横にある洗濯機を指さしました。
洗濯機の上にタオルがあり、その上に指輪を置いて食器を片づけていたようです。
「洗い物が終わって指輪を見たら、こんなになってたの。どうしてなんだろ?せっかく
くれたのにゴメンなさい…。」
Cが壊したのではないことはすぐに判りました。
Cの力では到底こんな風に変形させることはできないでしょう。

 

355: 金魚にゅーす 02/02/05 11:32

それに大事にしてくれていた彼女が、指輪を壊す理由も思い付きません。
Sの生き霊だ…。自然とそう思いました。その時、電話の呼び出し音が鳴りました。
僕の携帯電話の音です。二人とも突然の音にビクッとしました。

「ちょっと待ってて。」
Cに告げて電話を取りに行きました。液晶の表示は…非通知です。
予感がし、一呼吸を置いてから携帯電話のボタンを押しました。
「もしもし…。」
やはりSの声です。声は笑顔で話しているような、明るい調子。
「あ、も…」もしもし、と言いかけたら、そのままの明るい声で、
「嘘つき。」
と。
「え…?」僕が聞き返すと、
「嘘つき。」
もう一度、電話の声が言いました。
携帯電話を耳に当てたまま、部屋のカーテンを開け、窓を開けました。
2FにあるCの部屋から見下ろすと、コーポの前の道路に女性が立っていました。
部屋の真下くらいで、街灯に照らされたその姿はよく見えます。
Cの部屋を、僕を、見上げています。
まず気づいたのはショートカットの髪でした。そして襟のない服。首の痣。昨夜と同じ
笑顔…。髪を切ったSでした。
街灯の下でSの唇が動きました。

 

356: 金魚にゅーす 02/02/05 11:32

「彼女はいないって言ったじゃない…。」
携帯電話からSの声が聞こえます。僕は身動きが取れないまま、声にならないまま、考える
だけしかできませんでした。
(昨夜は本当に一人だったんだ。)
「私のことはあんなに傷つけたくせに…。」
(すまなかった。知らなかったんだ。許してくれ!許してくれ!許してくれ!許してくれ!許して
くれ!許して…。)
「どうしたの?」
Cの声がしたと同時に、街灯の下のS姿が消えました。なんの前触れもなく、突然。
僕の様子がおかしいので、気になったのでしょう。Cが僕のそばに立っていました。

窓とカーテンを閉めると、僕は座り込みました。脚に力が入りません。
Cも僕の様子を見て不安そうです。
僕はCにSのコトを全て話しました。Cは最後まで黙って話しを聞いてくれました。
枕の下に塩を置き、寝る前に心の中でSに謝りました。
明朝、とりあえず仕事へ行くことにしました。
いつもと同じ生活をしないと不安だったのだと思います。
Cに気を付けるように注意し、車で職場に向かいました。
その日もCの部屋へ泊まることにしました。
夜は何事もなく、朝を迎えました。
昨日と同じように車で職場に向かっていると、ワイパーにゴミが付いているのが見えます。
意識せず、ゴミを落とそうとワイパーを動かしたところで、それが何か気づきました。

 

357: 金魚にゅーす 02/02/05 11:32

人間の髪の毛が何十本も、ワイパーにからみついているです。
僕は叫び声を上げました。車を運転しながら、叫びながら、泣いていました。

その後の2週間ほどは色々ありました。
Cの部屋に無言電話がかかってきたり、僕の携帯電話にも非通知で着信が何度もありました。
でもその程度で、あの夜ほどの恐ろしいことは起こらなかったのです。
それも2週間ほどしたころにはパタッと止まり、僕は安心と不安とを感じていました。
なぜ突然、Sは僕を解放したのでしょう?

この3年間、ずっと不思議に思っていましたが、先日、たまたま寄った実家近くのスーパーで
疑問は解けました。
その親子連れを見かけた時、反射的に隠れました。
Sが2~3才くらいの男の子と手をつないでいます。その横にはSの夫と思われる男性がいました。
(そうか、好きな人が出来てたんだな…。)
僕はSの幸せそうな様子に心から喜びを感じました。
そしてCから取ってくるように頼まれていたサラダ油を棚から取ると、Cと1才になる愛娘のところ
へ走っていきました。

 

372: 金魚にゅーす 02/02/06 00:49

小学校の夏休み,読書感想画(本読んで,それを絵にする)の教室に行った.
読む本の題材は「ごんぎつね」と,「イワンのばか」というやつで
それぞれ好きな方を選んで絵を描いていくものだった.

絵に自信がある私は「イワンのばか」の絵をちから一杯書き上げた.

書き上げて優秀賞を先生が決めることになり,私は見事最優秀賞をゲットした.

「ごんぎつね」の作品としてだった.

 

 

373: 金魚にゅーす 02/02/06 00:58
>>372
超常現象だ!!!

 

376: 金魚にゅーす 02/02/06 01:20
>>372
ワラタ。
380: 金魚にゅーす 02/02/06 12:47
俺は霊を信じていたのだが
今まで一度も見たことがなかった
今から1年半前までは・・・・・
俺らは俺の彼女と友達2人、計4人で
湯沢のスキー場にスノボをしに行った
湯沢にはSのリゾートマンションがあって
そこに2泊3日の予定で行った
その時期吹雪がすごく
2泊3日のうち2日が吹雪のせいで
まともに滑れなかった

 

382: 金魚にゅーす 02/02/06 13:08
最終日もあいにくの吹雪で
午前中はそれでも気合を入れて滑っていたが
午後になるとますます吹雪は強くなり
夕方前に切り上げた
マンションに帰り、一息をつけた僕らは
帰る支度をして、一路家路へと向かった
みんな東京に住んでいるので
帰りは湯沢から関越自動車道にのり
外環にでる予定だった
しかし、吹雪のために湯沢のインターが
通行止めになっていて
しばらくインター前で様子を見ていたが
復興するめどが立たないので
下の道で帰る事にした
思えばそんなに急いでもいなかったから
いったんマンションに帰り
復旧してから上で帰ればよかったと思う

 

383: 金魚にゅーす 02/02/06 13:30
下の道で行くことにした僕らは
順調に進んでいった
しかし、次第に車の出入りが少なくなっていく
山道にさし当たった時に
車の異常な動きに気づいた
俺は後方のシートに彼女と座っていたが
どうも車の動きと友達のハンドルの動きが
あっていない
あまりの雪道でタイヤが滑っているのだと思っていた
しかし、尋常じゃないタイヤのすべりに
おかしいなと思った俺は、友達に
「かなりタイヤがすべるね、遅くなってもかまわないから
安全運転でいこーぜ」といった
いつもの彼ならドミノピザのデリバリ風に
「安全運転でいってきまーす」っていうはずが
何も返答はなかった
どうしたんだろうと思った僕と同じように
助手席にいた友達もそう思ったらしく
二人で顔を見合わせてその友達の顔をみた

 

384: 金魚にゅーす 02/02/06 13:48
その友達は今まで付き合ってきた9年間の中で
一度も見せたことのないような怯えた顔をしていた
彼は俺らの返事には答えず
バックミラーを何度も見るばかり
不審に思った助手席の友達は
後ろを振り返ったと同時に
俺もそいつにつられて後ろを振り向いた
そこにいたのは車にしがみついていた
女だった
しがみついているというか
車を止めようとして
車のウィングにしがみつき足で
ブレーキをかけているようだった
「驚いた僕は彼女に後ろを振り向くなよ」といい
運転している友達に
「もっとスピード上げろ!」と叫ぶように言い放った
今まで俺等の言葉には反応していなかった友達が
ふと我に返ったのか
「分かった」と恐怖をこらえ、弱い声で返事をした

 

385: 金魚にゅーす 02/02/06 13:57
車はすべる雪道をものともせず
猛スピードで山道を駆け抜けた
普通、スピードを上げると余計に
タイヤが滑るものだが、不思議と安定し始めた
恐る恐る後ろを振り返ってみると
ウィングにしがみついていた女は振り下ろされたか
その場にはいなかった
と、安心しきっていた俺等を
彼女の「キャー」と言う声で眼を覚まさせた
彼女の横の窓ガラスにその女が映っていた
女は走っていたのだ
時速60キロは出ている車に
走って追いついてきたのだ
一瞬ちらっとこちらを向いたその顔は
にたにたと笑っていたのを覚えている

 

386: 金魚にゅーす 02/02/06 14:03
俺達はどうなるんだろうと思っていた矢先
あまりの恐怖に友達が車のブレーキをかけた
雪道でスピードを出し、急ブレーキをかけたんだ
普通は車がすべる
しかし
ABSを搭載していたせいもあり
車は安全にとまった
気が付くと女は僕等の目の前にいた
友達は「うわー」っといいながら
アクセルを目いっぱいふみ女に向かっていった
女に車が接触する!と思った瞬間
女はまたにたにた笑っていた
しかも、当たった感触も轢いた感触もなかった

 

387: 金魚にゅーす 02/02/06 14:10

僕等はずっと続く恐怖に耐え、車を走らせた
どれくらいだっただろうか?
車は市街地についた
僕ははじめに見つけたコンビニに入ろうと
友達に言うと、ほどなく一軒目を発見し
コンビニに入ろうと右折をした
しかし、右折をしようと車を減速しようとしたその瞬間
バツンと音がした
チェーンが外れたのだと思い
コンビニにつくと僕等はタイヤを見た
そこには女性と思われる大量の髪の毛が
ゴム製のチェーンに絡まっていた

その後僕等は何ともない
スノボに行ったメンバーに霊感がある人も
一人もいなかった
二度とあの三○峠には近づきたくない

 

 

引用元: https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1012201120/

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