死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない？【登山写真】【夢で見た親父】

では短編を
まだ写真がフィルムだった頃なので、３０年位前に聞いた話です。
話をしてくれたお坊さんの元に、「ある写真を弔ってもらいたい。」という依頼が来たそうです。
依頼主は30代の見るからに健康そうな男性。登山が趣味とのことだった。

そのお坊さんは、先祖を敬う、弔う大切さは必要と思っていたが、霊魂や、霊感、ましてや幽霊などというものは内心では信じていなかったそうです。
ただ、お坊さんをしていると、たまにこのような「写真を弔ってほしい。」という依頼は受けていたそうです。
ただ、それまで見てきた「幽霊が写っている。」という写真は、
「風景が言われてみれば人に見える。」
「ガラスに映った人の顔を幽霊と勘違いしているのでは？」
というような写真ばかりだったのだとか。
その為依頼主にも、その旨を説明し「心持、心がけ、気持ちの持ち方の大切さ」を説いていたそうです。

お久しぶりです。しばらく離れてる間にスレが変わってました。
もう覚えてる方いらっしゃらないかもですが、その後の報告に来ました。

まず、兄が交通事故を起こして搬送されました。
これは、お祓いにいく前日のことです。
相手はおらず単独事故で、車は廃車になってしまうほど大破しましたが、幸いにも兄自身は鎖骨の骨折と打身だけで済みました。
見通しの良い道で街灯もあり、普通に走っていれば全く事故の心配がなさそうな道なのですが、夕刻にその道を通ってスーパーに行く途中、急に意識を失い、気が付いた時には病院で処置を受けた後だった…ということでした。
近所の方が事故を目撃し、通報してくださったそうです。
意識を失ったこともあり脳の検査も受けたのですが、なんの所見もないとのこと。
兄曰く、意識を失う直前に「お前…」と聞こえるような男の声が聞こえたらしいです。
ですが件のこともあり、思い込みだと思う、思いたい…とも言っていました。

そう言った経緯があった為、翌日のお祓いは中止しようかと言う話をしていたのですが、お見舞いに来ていた母が「妨害されてる気がする。娘ばかりか兄にまで手を出しやがって。腹立つから何が何でも明日は絶対に払ってもらう」と息巻いて、決行することになりました。
母は元ヤンで現トラック運転手なのでとても気が強く、それで私達兄妹は苦労することもありましたが、この時ばかりはこの人の娘で良かったと心底思いましたw

翌日、私の家から母の運転でお祓いの予約をしていたお寺に行きました。
道中は母もとても神経を使ったようで、無事に着いた頃にはヘトヘトになっていました。「長距離トラックの運転より緊張した」と笑う母に、安心感と心強さを感じました。

お寺ではまずお座敷に通され、事細かに事情を説明しました。
ご住職は、うんうんと時折相槌をうちながら、静かに聴いてくださいました。
最後まで聴くと、すーっと息を吐いて、なるほど、と一言。
そしてまた静かに、「たしかに、貴女に執着されている方がいらっしゃるようです」と言われました。
「お兄様の事故も、断定はできませんが、恐らく彼が引き起こしたものでしょう。お兄様を守護されている御先祖様の力がとてもお強いので、お兄様が居る間は貴女に手出し出来ないようですね。なので、彼もとうとう痺れを切らし、強行に及んだ…というのが私の見解です」
車の壊れぶりに対して、兄が骨折程度で済んだことも、守護霊さんのおかげだそうです。
本当に感謝しています。

私は、気になっていたことを質問してみました。
「彼が自殺したのは、もしかして私とのことが原因だったのでしょうか…？」
ご住職は少し考えられた後、「それはどうでしょうね…？貴女とのことは数年前のことですし、もしかしたら原因のひとつかも知れませんが、それ以前から生きづらさを抱えていたのかもしれません。なんにせよ、貴女が罪悪感を感じることはありませんよ」
と、優しい笑顔で言ってくださり、心が軽くなったのを感じました。
それから、私たち家族を守ってくれているご先祖様たちの力は強く、元気なときであれば悪い霊が取り憑くなどできないのですが、私の心が弱っているところに入り込んでしまったのでしょう…と言われ、ドキっとしました。
ちょうどその時期、私は精神的にかなり疲弊していたのを自覚しており、精神科に行くべきか悩んでいたところだったのです。
ズバリ言い当てられたことに、驚きました。

その後、母と2人でお堂に通され、説明を受けた後、読経が始まりました。
…私が覚えているのは概ねそこまでです。

よく、お祓い体験談などで「意識がなくなり…」というような記述を目にしますが、私は本当のところあまり信じてはいなかったので、自分が身をもって知ることになろうとは夢にも思いませんでした。
正確には、意識を失ったというよりも、混濁に近いかも知れませんが。
読経する声は聞こえども、体の主導権を手放している…という感じです。

母の話だと、読経が始まってしばらくした頃、私が唸り声を上げて小刻みに震え出したそうです。
「うぅう…」「苦しい…」「なんで」というような言葉を言いながら、体を丸めたり、合わせた手をガタガタ振るわせたりしてもがいていたとのこと。

最後のあたりでは、座った体勢のまま勢いよく横に倒れブルブル体を震わせて呻いていて、とてもじゃないが見ていられなかった…と言っていました。

私が意識を取り戻したのは、読経が終わり、背中をパン！と叩かれたところからです。
目を開けたときに、光がとても眩かったことを覚えています。
こんなに世界って明るかったっけ…？という感じです。

あの豪胆な母が目を潤ませて抱きしめてきたのでとても驚きました。
「よかった、よかった」と仕切りに繰り返していました。

その後は、住職さんに何度も何度も頭を下げて感謝の気持ちをお伝えし、お寺を後にしました。
住職さんはにこやかな笑顔のまま、守ってくれているご先祖様にも感謝して、お墓参りなどをきちんとしてあげてください。
と仰ってくださいました。
仕事にかまけてあまり行けていなかったので、今後はちゃんと行こうと思いました。

その足で兄の入院する病院に向かい、報告すると、兄も「本当によかった…」と涙ぐんでいました。

とても恐ろしい出来事でしたが、改めて家族の大切さを知れて、私自身も前向きになれたように思います。

私の話は以上になります。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

それで福井の雄島とか岩手の慰霊の森とか青森の恐山とか行ったんですが、
中々神秘的な気配があって居心地よかったです。なんか神の威光～みたいなの感じてとても良かった。
恐山は特に良くて硫黄臭い駐車場で車中泊するくらい居心地良かった。

で問題は2個所、岩手と広島であったんですけど、先ずは岩手から。
岩手というと遠野物語とかでカッパとか座敷童とか妖怪の話が多いではないですか。
それでカッパ淵という昔カッパが現れて人を引きずり込んだという沢が観光地になっており、そこに行ったんです。
周りは多少整備されているけれどな～んもないド田舎で、自転車用のコースが整地されてる程度の山間部って感じでした。

そのカッパ淵は何やら大きい寺の裏側に流れている沢で、
木漏れ日とか差して休憩するのにもってこいな環境でした。
特定の曜日は解説とかもしてくれるおじさんがいるそうでしたがその日はいませんでした。
周辺を散策しても特に何も無かったので帰ることにしたんです。

そんで帰り道に半壊した祠？みたいなものが立っていました。
岩手というと豪雪地帯ですからその影響で潰れたのかな？と思いその祠の中を覗いた訳なんですよ。

半壊した祠にはよくあるお地蔵さんとか祀ってある小さい扉が立てつけてあったんだけど、
殆ど崩れて半開き状態だったんだ。いったいいつ崩れたのか分からないけれど、
中に神様とか祀ってある状態で放置されてるのだったら管理者に連絡しとくかなと思って中身を確認したんだ。
チラッと中見た一瞬ですごい吐き気がした。中身は家に飾ってあるエビス様みたいな小さい置物？があったんだけど
なんか様相がおかしかった。高熱で溶けたような、笑っているような、尋常じゃなく怒っているような、奇形極まりない見た目をしてた。
正直ビビった。ネットの数々のグロ画像見ても屁でも無い程度にグロ耐性あったのに、こんな一瞬見ただけで体調不良になるもんが存在するのかと。
直視しているとノロウイルスにでも罹ったのかってくらい体がふらついたんで、そっと半壊した祠の扉を元に戻したんです。
暫く休んでいると体調不良が良くなったんでそのまま帰った。
正直その奇形の物体が何なのか検証したかったんだけど、それを見ているとインフルエンザ並に体にダメージあったから断念した。
神か妖怪かただの思い込みか分からないけれど、所有者がいるものを勝手に触るのは良くないし。

こうやって書くとなんかスゲー胡散臭いし気のせいじゃね？って感じの文章になったな…
これが岩手であった話です。

もう一個が広島というか尾道であった話で、港の駐車場からねり歩いて千光寺を観光してました。
龍が如くとかでゲーム化されてたそうでこの辺で小野ミチオ君がバトルしてたのか～とか見てました。
その辺は問題なく観光してたんだけど、問題はホテルに帰ってから。
営業妨害になるから場所は言わないけど、まあよくあるビジネスホテル。
飛び込みでチェックインしたけど平日だったからすんなりとチェックインできた。
そんで風呂に入って寝てたんだけど、ふとどこかからチリンチリンと風鈴の音が聞こえるのね。
10月後半で寒い時期だったのに風鈴なんぞ鳴らしやがって余計寒くなるわ！と内心苛立ってたんだけどそのまま寝ることにした。
そのままベットに寝転んで風鈴の音聞いてたんだけど、なんか音の出所が近いんだよ。
どこかな～と思って出所を調べようと起きてウロウロしてたんだ。
廊下では聞こえない、窓側で聞こえる。じゃあ窓の外か？と思って窓から身を乗り出して耳をすませても聞こえない。
じゃあどこかな？と調べるとなんか壁の前から聞こえる。
よく分からんが壁の中とかじゃなくて壁の前。スピーカーとか音源も無い空中から聞える。
まあ理解不能だった。自室の空中から何故か風鈴の音が出ている。
気色悪いなぁと思ったけどそういう怪奇現象は慣れてたんで無視して寝ようとした。
二時間くらい寝てたんだけど、風鈴の音がうるさいうるさい。20秒に一回はチリンチリン鳴るもんだから物理的に寝れない。
気になって寝れないもんだからチェックアウトして車の中で寝た。

この二件が全国の心霊スポット回って怪奇現象だったと感じたことです。
他は妙な気配とか影あるだけでなんか呪われた～みたいなことが無かったです。
需要あれば特定の人が多分呪われる話もあるんですが、聞いてくれますかね？

昔、梅雨開けて直ぐの頃、ドライブをしていた俺は、山中で眠気に襲われた。車が停めれる場所を見つけたので、窓を開け、暫く仮眠を取った。

首筋を生暖かいモノが流れる感覚に目が覚めた。直ぐにその場を離れたいと思うが、身体が動かない。その時、山の暗闇から、若い女性が、
「悲しいたけ〜。乗せて干ししいたけ〜」
と暗く小さいけど響くような声で、寒いギャグを言いながら近づいてくるのが見えた。俺が全力で叫び声を出すと、身体が動き、車のエンジンがかかった。

麓まで全速力で下り、コンビニに飛び込むと、今度は俺がコンビニの店員に悲鳴をあげられた。首筋を山ヒルに噛まれ、白シャツが真っ赤になっていたのだ。

後で調べると俺が仮眠を取った場所は、何年も前に失恋を苦とする遺書を残し、若い女性が自殺していた場所だという。

あまり怖くはないし、どこにでもあるような話なんだけども、書かせてもらいます。

10年くらい前かな、私が小学校の時でした、宿泊行事で山の中に行ったんです。2泊3日で、農園や牧場を見て回りました。
バター作りの体験をしたんですが、手作りのバターはあまりおいしくなかった。やはり有塩バターが一番。
それで、最後の夜には肝試しがあって。宿舎の外で整列して注意事項説明のあと、保健の先生が実体験だという怖い話をしてくれていた時でした。
なんとなく後ろを振り向いたら、国旗とか立てるポール、あれが3本立っていたんですけど。その右の2本の間に、女がいたんです。
まあこれもお決まりのパターンではあったけど、白っぽい服着ていて、髪が長い。泥で汚れていたようで、薄汚れていたのが記憶にあります。
後ろの方に並んでた生徒数人で｢いるよね？｣｢いるよ｣｢やべぇ｣みたいなことを暫く言っていました。でも、その女性は先生の話が終わって移動する生徒がザワザワした拍子に消えていました。

帰宅して1週間少し経って、ニュースを見ながら夕飯を食べていた時でした。
私たちが宿泊に行った山中で、女性の遺体が埋められていたのが見つかったってニュースが流れました。

嘘みたいだけど、嘘じゃないし、あれは見間違いではなかった。
今でもたまにあの時のことは思い出して、彼女は見つけてほしかったのだろうか…と思うのです。
でも…ニュースで見た被害者の方の写真と、あの女性はあまり似ていなかった。もしかしたら他にも…なんて。考えすぎですね。

お目汚し失礼しました。