死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【自衛隊での話】

洒落怖

666: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 07:37:23.84 ID:XlJ4gv9s0
昔受験のストレスで精神病んでて、にちゃんのまとめスレかなんかでみた「飽きた」ってのやろうとしたことある。
正方形の紙に五芒星だか描いて、中心に飽きたって書いて枕の下とかに敷いて寝るみたいなやつ。成功すると黒い影みたいな人が異世界連れてってくれるみたいな感じ。
とりあえず飽きたって書いた紙用意して2階の自室の枕の下に置いて、風呂入って寝ようと思い1階の風呂に降りたんだけど、途中で下着とタオル忘れたのに気が付いて階段登って2階に上がろうとしたら、自分の部屋へ黒い影というか人型のもやみたいなのがゆっくり歩いていくのがみえて流石にビビり散らかして1階にいる父親に泣きついたわ。
父親には軽くあしらわれるし母親もう寝てるし怖くて怖くて自分の部屋入れないし、結局風呂も入らずリビングのソファで寝た。
翌朝学校行くために自室へ鞄取りに入ったら別になんにも居なかったけど、枕の下に敷いてたと思ってたその紙が勉強机の上に置いてあってすごい怖くてびりびりに破って通学路のゴミ箱捨てた。
幻覚かもしれんけどああいうのはやらん方が良いね。

 

673: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 20:28:42.00 ID:QoJ4rAUk0

十数年前に、96歳で大往生したうちの祖母から聞いた話です。
明治の終わりから大正の始めにかけて頃のことですね。
祖母は麹屋で生まれ、そこは酒造もしていて、
子どもの頃は、かなり裕福な暮らしをしたそうです。使用人がたくさんおり、
今となっては誰が誰やら記憶があいまいだとも話してました。

祖母が数え8歳のとき、4つほど年上の少女が子守に雇われてきていました。
その子は祖母には優しかったものの、赤ん坊のあつかいがぞんざいで、
他の女の使用人によくしかられて泣いていたそうです。
また、胸が痛いと訴えてしゃがみ込んでいるのを何度も見たことがありました。

ある秋の晴れた日だったそうです。
祖母が庭に出たところ、子守の子が赤ん坊を負ぶったまま、
うつ伏せに地面に手をついていて、赤ん坊が背中でわんわん大泣きしていました。
「だいじょうぶか」と祖母が近寄って声をかけると、なぜか顔を向こうに
向けたまま、「この赤ん坊、泣いて泣いてしょうがないから食っていいか」
と言ったんだそうです。祖母は最初、何を言ってるかわかりませんでした。

「食っていいか、赤ん坊」その子がもう一度ささやいたので、
祖母の弟を食う、という意味だと察したんです。

「だめ、そんなのだめ」祖母が慌ててとめると、
子守の子は「そうかやはり跡継ぎは惜しいか。じゃあこれを食おう」
そう言って祖母のほうを向きました。顔が盛り上がったように浮いて、
赤い筋がいくつもついていたそうです。獣臭いにおいがしました。

子守の子は祖母の見ている前で、自分の顔の皮を下からべりべりと引き剥がし、
丸めてぱくっと一口で食べたんだそうです。
祖母は「きゃっ」と叫んでその場に倒れ、そのとき「くけー」という
甲高い鳴き声が聞こえたように思ったということです。

 

674: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 20:29:55.62 ID:QoJ4rAUk0

気がつくと屋敷の仏間に寝かされていて、まわりに人がたくさん
集まっていました。母親の顔があったので「弟は」と聞くと、別室から
抱いてきて見せてくれました。なんでも、祖母が倒れていた近くの草むらで、

ねんねこにくるまれたまま眠っていたんということでした。
子守の子は納屋の藁にうつ伏せに倒れているのが見つかり、
抱き起こすと、まあるい形に顔の皮が剥がされていたんだそうです。
ただ、その他に体に傷ついたところはなく、医者の見立ては、
心臓の病で亡くなったものということになりました。このことは
祖母には知らされず、ずいぶん後になってわかったと言っていました。
こんなのが狐です。

この出来事があった冬です。その地で大々的に狐狩りが行われたんです。
滅多にないことだと祖母は話してました。
狐は神様のお使いだから大事にされていて、
ふだんは猟師もまず狩ることはしなかったと。
ところが先の話の子守の子の父親が猟師で、病死であったとしても、
娘の顔の皮を剥いて食った狐に悪感情を持つのは当然だったと思います。
あちこちから鉄砲撃ち仲間を集めて、集落の裏山に入りました。

 

675: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 20:30:59.73 ID:QoJ4rAUk0

この地方では犬を連れた狩りはあまり行われず、集団でやる流儀でした。
だから、山が雪に覆われて獲物の姿がよく見える冬を待っていたんです。
それは凄惨なものであったと祖母は話しました。もちろん祖母が
狩りについていったのではなく、話を聞いただけでしょうが、

雄雌関係なく、仔を孕んでいても容赦なく撃ち殺したそうです。
巣穴を見つけたら、生まれたばかりの子ギツネでも引きずり出し、
後足をつかんで立木に頭を打ちつけてみな、殺しました。
そして祖母の屋敷の納屋の前にうずたかく死骸が積み上げられたんです。
これは麹屋の当主も承知のことでしたから。祖母もその様子は見てて、
血の臭いと獣臭さでむんむんしたと言っていました。

子守の父親は、その中から毛並みのよいのを何匹か選んで防寒の毛皮用とし、
猟師仲間にも配ると、あとは野っ原に運んで大きな穴を掘って放り込み、
火をつけて燃やしてしまったんだそうです。
父親の猟師は、しばらく誇らしげに狐の毛の装束を着ていましたが、
次第に山に出ることが少なくなり、家に引きこもってしまいました。
そのうち狐の毛の装束を手に持ってその地の旦那寺を訪れ、
こう言ったんだそうです。「この毛皮、はじめのうちはあったかくてよかったが、
だんだんに声が聞こえるようになった」 「どんな声ですか」と住職が聞くと、
「死んだ娘の声でよ。オラ死んで狐に生まれ変わってたのに、
すぐまたお父に殺されたって」

 

676: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 20:32:00.94 ID:QoJ4rAUk0

あまりの話に、住職は毛皮を預かって勤行のたびに本堂で経を読みかけて
おりましたが、ある朝板戸を開けたとたん、一匹の狐が飛び込んできて、
毛皮を口に咥えて植え込みの中へ消えたんだそうです。その日の午前のうちに、
死んだ女の子の弟が、父親の猟師が囲炉裏に倒れ込んで
死んでいるのを見つけました。寺に預けた毛皮を身にまとい、
銃で自分の口を撃ち抜いていたということでした。

・・・猟師の死の顛末は、祖母が大人になってから聞いた話とのことです。
その地方では、経済成長期に狐はかなり減少しましたが、
今は過疎化が進んで、また増えてきているようです。

 

678: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 22:50:05.48 ID:j7zEGls80

これは私が十年ほど前に経験したことです。

勘違い

今から十年前の話です。
当時私は地元を離れて、T県のT大学に通っていました。
次の日が日曜日ということもあり、サークルの皆でカラオケに行こうということになり、U駅の裏にあるカラオケ店に行きました。
カラオケは盛り上がり延長の末11時ぐらいまで続き、私は先輩の車でT大学まで送って行ってもらうことになりました。
大学についたのは深夜12時前後ですでに大学の明かりもほとんどが消え、大学が山の上の方にあることもあり周囲にも明かりのついた建物もありません。
道路脇にある街灯だけが道を照らしていましたが、接触でも悪いのかあちらこちら点いたり消えたりを繰り返していました。

大学から私の住むアパートまでは徒歩20分ほどで着くこともあり、夜風に当たりながらゆっくりと帰ることにしました。大学下の最初の十字路を右折し、さらに長い下り坂のふもとの十字路を左折しました。
地崩れ除けのコンクリート壁沿いの道を歩いていくと、ふと無音になりました。
秋の頃であったこともあり虫のさざめきがしていたのですが、急に何も聞こえなくなり、なぜか空気が生ぬるく感じました。
少しおかしいと感じましたが家に帰らないわけにもいかず、無心で歩いていました。
少し進むとコンクリート壁側にコンクリートの階段とそれが見えました。
年の頃は小学生くらいでしょうか、背丈は私の胸元ぐらいで白いロングのワンピースと縁のとても広い麦わら帽子のようなものを被っていました。顔はほとんど見えませんでしたが私はなぜか寒気がしたので声をかけることはできず、なるべく視界に入れないように通り過ぎました。

20メートルほど歩いた頃でしょうか、ひたひたと何かが後ろを着けてくるような音が聞こえてきました。すごく小さい音なのですが周囲が無音であるためかなぜかとてもはっきりと聞こえました。
私は後ろを振り返ることはできず、そのままアパートの私の部屋まで帰りました。私の部屋は二階にあったため階段を上るのですが、ひたひたという音はカンカンという金属音に変わり、まだ着けられていることがわかりました。
私は恐怖から汗をかいた手でカギを開け滑り込むように部屋に入り後ろ手に戸を閉めました。カギとチェーンロックを厳重にかけ、少し開いていたカーテンを閉めるとようやく落ち着きました。

 

679: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 22:51:09.90 ID:j7zEGls80

本当はすぐにでもシャワーを浴びて寝てしまいたかったのですが、水場や鏡を見ることも怖くそれもできませんでした。
私は枕元にあったヘッドホンを耳に付けCDプレーヤーをリピートにして音楽をかけました。明かりをつけた部屋で音楽をかけ、なるべく入口に視線を向けないようにしていると、
いつの間にか寝てしまっていたのか朝になっていました。
CDプレーヤーは電池が切れすでに停止し、外は深夜の無音が嘘のようにざわめいています。
私は覚悟を決めカーテンを少し開くと外は明るくなっていて、入口の気配も無くなっていました。

その日は何も手に付かず外に出る気も湧きませんでした。

月曜日になり大学に向かうとあの階段の横にはやはり誰もおらず、代わりに十字路の角に白い花束が献花されていました。
私は知らなかったのですが私がカラオケに行った日ちょうどその十字路で交通事故が起こり子供が一人亡くなったとのことでした。

私はあの少女はその子供ではないかと思いましたが、調べるのも憚られ、なるべく考えないように大学に向かいました。

それからしばらくは何も起こらず私も半ば忘れかけていたのですが、長期休暇で実家に帰った時にそれは起こりました。

私がアパートに帰って来ると入口に二つに折られた紙が挟まれていました。
紙はアパートの警備会社のものでそこには〇月〇日に隣の部屋の住民がドンという大きな物音を聞いたと書いてありました。

その日はまだ実家にいたため私が出した音ではありません。ブレーカーも上げていったため電気機器が動いたとも思えませんし、落下物も誰かが入った痕跡もありませんでした。そしてカギはチェーンロック以外は全て掛けられていました。

物音があったのは深夜1時過ぎだと書いてありました。
その後決まって1時から2時頃に物音がすると前後左右の部屋から苦情が来るようになりました。その周期は短くて1週間程度から長くて3週間ぐらいでした。ただ気になるのは苦情が来るのはどれか一つの部屋で同時に苦情が来ることは無かったことです。
他の部屋の人に聞くと何も聞こえなかったというのです。

 

680: 金魚にゅーす 2021/06/21(月) 22:51:49.55 ID:j7zEGls80

私はやはりこの部屋に何かいるのではないかと確信しました。
あの時に入られたのかまでは分かりませんが、その何かはずっとこの部屋にいて悪戯をしているのではないかと思ったのです。

ある日の夜、ふと目が覚めると白い何かにのしかかられていました。
体はピクリとも動かず辛うじて目だけ動かせたので白い何かに視線を向けると、そこにあったのは帽子に隠れて見えなかった少女の顔でした。
次の瞬間私は汗だくで目覚めました。その少女の顔は私の知らない顔でした。夢か現実か今となってもわかりませんがその顔は今も覚えています。

その日以降悪戯はピタッと止みました。結局卒業するまでそして卒業してからも私は彼女に会うことはありませんでした。

私は二年ほど前に事故のことを調べることにしました。時間と場所さえわかっていれば調べられるので、あの少女の名前だけでも知りたかったのです。

そしてその事故の記事を見つけました。そこに映っていたのは私の知らない少年でした。

 

696: 金魚にゅーす 2021/06/27(日) 04:53:35.21 ID:r+P3FGK60

やっぱ世の中皆が優秀だと辛いんだよ
俺は昔超大手外資系に勤めてたけど、そこに居た人達はまー皆優秀
一人一人がハンパなく出来る人ばかりだった
仕事だけじゃなく人間的にも面白くて経験豊富で魅力的な人ばかりだった

でも何かのお笑い芸人がそんな話してたけど、マジで俺みたいな凡人にとっては
そんな優秀な人たちの中に入ると
フリーザの群れに放り込まれた戦闘力5の地球人みたいな気分だった
机で仕事してたら向いの席でフリーザが今にも地球を輪切りにしそうな勢いで眉間にシワ寄せて電話してるし、
右みてもフリーザ左見てもフリーザ 飲み会行ったら20人くらいでフリーザが乾杯してるし
仕事の話してても、
俺からすると話のレベルが違い過ぎて、
「もうすぐ○○惑星を征服できそう」とか「俺は2個征服したけど要らないから星一個消滅させといた」みたいな話に聞こえた
そんな俺にもフリーザ達が優しく接してきて確実に俺がスキルアップできるようなレールを用意してくれるんだけど、
凡人の俺からするとそのレールも一分の遊びもなく全力で走り続けないと脱落するような考え抜かれたレールで、
怠惰な俺にはとても渡り切れる自信はなかった
特に、脱落するのが能力のせいじゃなくて怠惰なせいだとバレるのが怖かった
むしろ能力がない人間でも努力すればギリギリ渡れるように計算されたレールだった
そして脱落してただの怠惰な地球人のカスだとバレたらそれまで優しかったフリーザが豹変して、
ゴミを見るような目で指からビームを出して一瞬で消滅されられるのが怖くて辞めた

 

697: 金魚にゅーす 2021/06/27(日) 10:49:36.17 ID:FUTewWDH0
>>696
読みやすい文章だね
普通に面白かったw

 

698: 金魚にゅーす 2021/06/27(日) 15:22:15.19 ID:x1dbm5HL0
>>696
>特に、脱落するのが能力のせいじゃなくて怠惰なせいだとバレるのが怖かった
俺はそんなに優秀だとも思わない職場でもそんな気持ちになるわw

 

757: 金魚にゅーす 2021/07/01(木) 06:14:42.06 ID:UU7oKkqH0

>>696
私も同じ
でもバレて辞めた感じ

一年位休職してだけどそれなりの休職手当もらって
ゴロゴロしてた

 

706: 金魚にゅーす 2021/06/27(日) 23:51:16.07 ID:VyqkuRwy0

テイクアウト
10数年前、私が二十歳過ぎの頃の話です
当時の私は実家から出て、フリーターをしていました
久しぶりにバイトが数日休みになったので、1年振りに実家に2~3日程帰ることにしました
実家に帰ると、いつもは元気で明るい妹が疲れてるってか、何かに悩んでる様でしたので、妹に何かあったのか聞いてみると
「最近毎晩の様に金縛りに合うから、眠られへん」との事でした
当時の私は幽霊なんて信じてなかったので、「金縛りというのは体が眠ってて、脳みそだけが起きてる」「金縛りは科学的に証明できる、気のせいだ」とうんちくをたれていると
「ほんなら今日はお兄ちゃんが私の部屋で寝てや」と言い出しました
私は「幽霊なんておらんから(笑)」と妹を馬鹿にしながら、その日から妹の部屋で寝ることにしました
妹のベットでウトウトしていると、急にピシッっという耳鳴りと共に、全身が固まるような感覚になりました
私は突然のことで、最初こそビックリしましたが
(これが金縛りかぁ、ほんまに体が動かへんけど、目は見えるねんなぁ)と冷静に金縛りを体験していました
そのうち、眼球が動かせるようになったのでグルグルと部屋の中を見ていると、頭の上に何か黒い物体があるのが見えました
(あれ?こんなところに何かあったかな?)
視線を頭上に向けて、その黒い物体を見ていると
ソレは段々と私の視界を塞いでいきました
よく見てみると、ソレは人の頭のようでした
一瞬、(妹か?)と思いましたが、すぐに恐怖で固まりました(すでに固まってるが)
妹は茶髪だし、私の寝ている頭の上は壁になっているので、そんな風に覗き込むことは物理的に出来ないのです
(誰やねん)
ソレのおでこが見えた辺りから、私のおでこにソレの髪があたるのがわかりました
頭のてっぺん、、おでこ、、まゆげ、、
(女だ、、凄い白い肌、、)
ソレは私を覗き込むようにゆっくりと近づいてきて、、
ソレの真っ赤な目と合った瞬間
私は恐怖で気を失ってしまいました

続く

 

708: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 00:57:08.87 ID:0uiuaVpO0

テイクアウト 続き2

気がつくと朝でした
私がリビングで誰か起きてくるのを震えながら待っていると
「おっはよー!」と久しぶりによく寝れて元気になった妹が起きてきました
「お兄ちゃんどうやった?金縛りあわへんかった?」と聞いてきましたが
私は「全然?なーんもなかったで」と震えながら答えました
すると妹が「ほなお兄ちゃん今日も私の部屋で寝、、」「お兄ちゃん今日帰るわぁ!」
私は逃げるようにして実家を出ました

夕方自宅に帰ると、当時ルームシェアしていた女友達(朝青龍にそっくり)が嫌そうな声で
「あれ?今日は帰ってこないんじゃなかったの?友達呼んじゃったよ」と
朝青龍の部屋で可愛い女の子4人がパジャマ姿で鍋パーティーをしていました
「ちょっと急用で帰ってきてん、気にせんといて、大人しくしとくし」と言いながら、覗く気満々でした
私の部屋と、朝青龍の部屋はふすまで仕切られており、お互いの部屋からリビングキッチンとベランダが行けるような間取りだったので、無駄にリビングキッチンをうろうろしたり、ベランダでタバコを吸いながらチラチラと覗いていました
そうこうしてるうちに隣の部屋から明かりが消えたので、私も布団でゴロゴロしていると
突然、ピシッっと耳鳴りがし、全身が硬直しました
(嘘やん)
恐怖で目を瞑りたかったのですが、まぶたが閉じれませんでした
当時貧乏だった私はベランダにカーテンをしていなかったので、近くの公園の明かりが射し込んで、部屋全体は電気を消してもよく見えました
(あかんあかん、怖い怖い)
昨晩のように、頭上から女が覗き込んでこないか恐怖で震えていましたが、、、そんなことはなく
次第に首が動くようになりました
(あれ?これ金縛り解けるんちゃうか)
そう思いながら、首をベランダに向けた瞬間、恐怖で再び固まってしまいました
昨日の女がベランダから私を睨み付けていたのです
女の真っ赤な目から視線が外せないまま、私はなんとか体を動かそうとしましたが、まったく動きませんでした
私は隣の部屋の朝青龍に助けを呼ぼうと必死に叫ぼうとしましたが、「う、あ、、あ、、」と唸ることしか出来ませんでした

続く

 

709: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 00:58:46.78 ID:0uiuaVpO0

テイクアウト 続き3

しばらく女と目が合ったままでしたが、急に体が動いたので、私は「助けて!!」と叫びながらリビングキッチンから隣の部屋に飛び込みました
「「キャー!!」」
夜中に叫びながら部屋に男が飛び込んできたので、女の子達はお互いに手を取り合って叫びました
私は恐怖でパニックになりながら「ちゃうねん!一緒に寝て!一緒に寝るだけやから!」とパンツ一丁で朝青龍に殴られながら布団に潜り込みました
そのうち、一人の女の子が泣き出したところで、私も我に返り
「ごめんね、そりゃ急にパンツ一丁で部屋に入ったら怖いよね、ごめんね実はね、、」と説明しようとしたとき
泣いていた女の子が
「ううん、違うの、ビックリしたんじゃないの」と話し始めました
「なにが?なんで泣いてるの?」と朝青龍が聞くと

泣いてた女の子が寝ていると、私の部屋からうめき声が聞こえてきたそうです
初めは私のイビキか何かと思ってたらしいのですが、私のうめき声に重なるように女のうめき声がベランダから聞こえてきたので、ずっと怖かった、そこに私が飛び込んできたので、これは普通じゃないと思って怖くて泣いてしまった、と話しました

私はますます怖くなり、しばらく朝青龍と一緒に寝てもらうよう交渉しましたが、「そんな幽霊持って帰ってくるヤツは入って来ないで」とのことで、結局私は朝までずっと起きてました

終わり

 

713: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 05:56:49.85 ID:kr2/mrMp0
>>709
今は女の幽霊ついてこなくなったんですか?

 

714: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 07:09:17.26 ID:0uiuaVpO0

>>712
各駐屯地には必ず心霊話がありますね

>>713
次の日の朝にベランダに塩を1キロぐらい撒いたら、それ以降見なくなりました
妹もそれからは金縛りにあわなくなったそうです

 

710: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 01:05:59.52 ID:0uiuaVpO0

読み返したけど、伝わるかな、、
自分は人生でも3本の指に入るほどの心霊体験だったんだけどな

このテイクアウト事件から、自分は幽霊を信じるようになりました
お目汚し失礼しました

 

724: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 22:25:26.58 ID:hmHXNxLJ0
>>710
朝青龍が全部持ってったわw

 

725: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 00:15:17.92 ID:NTrzhT390

>>724
本当にいいヤツなんだけど、朝青龍そっくりなんだよね( ;´・ω・`)
私の親友の彼女でもあったから、、、

今日も眠れないから少し投稿します

 

711: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 01:53:11.28 ID:0uiuaVpO0

反応ないけど、眠れなくなっちゃったから
短めのヤツを

テイクアウト事件から色々あって数年後、私は自衛隊にいました
これは、部隊に配属されて1年目の新人のときの話です
私は初めての演習で某県の演習場に来ていました
宿泊する宿舎裏の喫煙所でタバコを吸っていると、ある曹長がタバコを吸いに来ました
私は曹長に敬礼をしましたが、その曹長は私の敬礼を無視して、私に話しかけてきました
「おい、お前ちょっとそこの木の下いけ」
自衛隊は縦社会なので、上官の命令は絶対です
意味もない命令でさえ、疑問を持たずに従うよう洗脳されていた私は、曹長に言われるまま近くの木の下へ行きました
「もうちょい右、もうちょい、一歩後ろ」
と言われるまま一歩後ろに下がった瞬間、全身に鳥肌が立ちました
その時はまだ残暑が厳しかったのですが真夏、そこだけ真冬のように寒かったのです
私はビックリして動いてしまいましたが、曹長は「おっ!お前感じるんか!あかん!あかん!戻れ」っとニヤつきながら、私に命令します
私は意味もわからず、言われるままその場所に戻りますが、凍えるように寒いので動いてしまいます。
「戻れ」→震えて逃げる→「戻れ」→気持ち悪くて逃げる
何度か繰り返したところで、曹長が笑いだしました
私は少しムッとしながら、「曹長なんですかあそこ!」っと詰め寄ると
曹長は笑いながら「実はお前が立ってたところに女がおるねん、誰かが重なる度に鬼の形相になるのが面白くてな ハッハッハ!」
私は「女なんかいないですし、、、重なるってどういうことですか!?」

その曹長いわく、自分が新兵の時からずっと木の下で立っている女の幽霊がいるが、何をしても動かないので遊んでる、とのこと
その時は(あほかこいつ、関わらんとこ)と思いましたが、この心霊曹長に気に入られたのか、その後の自衛隊人生で、色々なイタズラをされては心霊現象に悩まされるようになりました

 

712: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 05:48:26.65 ID:kr2/mrMp0
寝落ちしてしまい只今全て読み終わりました!おもしろかった!駐屯地には出るって言うよねー。兵隊さんの行進の足音が聞こえるとか

 

715: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 08:55:57.18 ID:0uiuaVpO0

>>712の兵隊の行進で思い出したので

上官の命令?

自衛隊2年目だったかな、新たな陸曹が私の部隊に来たときに聞いた話です
まず始めに、自衛隊には警衛って任務があって、門を出入りする人に敬礼したり、駐屯地内を見回ったり、出入り業者の手続きしたり、駐屯地司令(駐屯地で一番偉い人)が出退勤する際にラッパ吹いたり、を駐屯地の部隊が24時間持ち回りで行います

ある年の春先、某駐屯地で警衛任務を断る人が続出したそうです
(普通は上官の命令なので、よっぽどの事じゃないかぎり断らない)
理由を聞くと、「正門に幽霊がでる」との事
最初は皆信じてなかったが、日を追って警衛を断る人が増え、遂に駐屯地のほとんどの人が「幽霊が出る」と言い出した
その話を聞いた駐屯地司令がぶちギレて
「幽霊なんかいるか!」
「自衛官がそんなもんに怖がってどうする!」
「そんなに言うなら、私が警衛する!」と言い出し、正門の警衛所に駐屯地司令が、、、
という、分かる人には信じられないような事があったそうです(私も聞いた時は信じられなかった)
駐屯地司令が正門の警衛所にいるもんで、外に住んでる人達も家に帰るに帰れなくて、営内で泊まったり
まだ幽霊を見てない人達が、正門が見える隊舎の窓に集まったり、お祭り騒ぎだったそうです

続く

 

716: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 08:56:52.50 ID:0uiuaVpO0

上官の命令? 続き

その日の深夜、駐屯地司令が警衛所でふんぞり返っていると、駐屯地の外から何か聞こえてきた
「ザッ、、、ザッ、、」
その音は暗闇の中から段々と近づいてくる
「ザッザッザッザッ」
まるで、部隊が行進しているときの足音の様でした
それが段々と正門に近づいてくると、さすがの駐屯地司令も身構えたそうです
音が正門のすぐそばに来たとき、旧陸軍の将校服(偉い人の服装)を着た人が、同じく旧陸軍の下士官服(一般兵の服装)を着た数百人を従えて正門から駐屯地に入り、正門前で止まると、将校服を着た人が警衛所に向かって敬礼したそうです
警衛所の人達が圧倒されていると、駐屯地司令部が警衛所の外に飛び出して行き、将校服の人に敬礼した次の瞬間
「まわれーー!みぎ!前へー!進め!」
駐屯地司令が幽霊に号令をかけたそうです
幽霊達は号令通り、暗闇へと行進して消えたそうです
それ以降幽霊を見る人は無くなり、その年から毎年鎮魂祭が行われるようになったそうです

幽霊は尉官、駐屯地司令部は佐官
確かに駐屯地司令部の方が階級は上だけど、幽霊に号令をかけるなんて、幽霊も幽霊で従うのは軍人の性なんでしょうか、、、

 

726: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 00:43:40.88 ID:H4MFPjkD0
>>716
幽霊に号令…強い!

 

987: 金魚にゅーす 2021/07/29(木) 14:53:25.07 ID:R2Tf/Nav0
>>716
流石駐屯地司令を務める佐官ともなると肝が座って幽霊の取扱にまで適宜適正な判断指示が出来るんだ
日本の安全を任せる価値はある

 

718: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 17:43:30.61 ID:VgqpUtV40

自分が小学5年生の時の話。時期は確か夏休みの中旬。朝一番からやることがなかったから、取り敢えず近くの友達の家を順番に周って遊べるやつを探した。
でも珍しいことに声をかけた全員から遊べないって断られて、しかたなしに少し離れたところに児童館に向かった。空調は効いてるし、もしかしたら少し遠くに住んでいる友達の誰かが遊びに来てるかもしれないなと思って。

児童館に入って広い館内を見渡してみたけど、結局友達は一人もいない。でも代わりに、同い年位の見知らぬ男の子が一人居た。自分の住んでいた地域は少し田舎で、同じ小学校に通っている生徒の数は少ないからほとんどの生徒の顔は見たことがある。だから全く顔を知らない同年代の子供ってのが珍しくて

自分「君はどこから来たの?」
男の子「隣の学区から」
自分「一緒にゲームしない?」
男の子「うん」

確かこんな会話をして、とんとん拍子に一緒にモノポリーかなんかで遊び始めた。
日がとっぷりと暮れて、自分たち以外の子供たちが誰もいなくなった当たりでボードゲームが一区切りついた折に、男の子にポケモンで対戦しないかと持ち掛けた。というのも、ボードゲーム中の雑談で、自分とその子がDSを持ち込んでいて、しかも同じくポケモンを持ってきていると分かっていたからだ。男の子は二つ返事でOKしてくれたけど、唐突に

男の子「おしっこいってくる」

といってDSを放置して駆け出して行った。いよいよ児童館の管理人を除けば独りぼっちになってしまったのでぼんやりしていたんだけど、唐突に、「対戦で出してくるポケモンを見てやろう」と思い立った。先に出してくるポケモンが分かれば、対策が立てられるからね。
そして、男の子のDSを開けて中のポケモンを見てみたら、その子、手持ちのポケモンの名前が

「おじいちゃ おねいちゃ おねいちゃ おねいちゃ おねいちゃ おねいちゃ 」

ってなってたのよ。しかも「おねいちゃ」って名前のポケモンは全部瀕死。
それ見て怖くなった自分は、自分のDSだけ回収して急いて家まで帰った。その後児童館には近寄らないまま、中学生になる時に引っ越しをしたからその後も分からないまま。

一応後日談はあるけど、こじつけかもしれないし、間延びするだけだと思って書かなかった。もうちょい付き合ってくれる人がいるなら書き込むわ。

 

721: 金魚にゅーす 2021/06/28(月) 20:00:36.20 ID:5d7hdUlL0
>>718
読んでるよ面白いよー
後日談聞きたい

 

727: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 01:00:57.35 ID:NTrzhT390

自衛隊に入ってから心霊体験をよくするようになった私は、色々な人に心霊体験を聞くようになりました
これは、ある先輩に聞いた話です

たこつぼ

たこつぼって知ってるでしょうか?
敵の銃弾から身を守りながら、反撃するための簡易な塹壕みたいな物で、浅くても自分の腰ぐらいまで地面を掘らないと駄目なのですが、地面が柔らかい場所なら半日もかからないけど、固くて石だらけの場所だと一日中地面を掘ることもあるし、個人用の塹壕なので、重機(ショベルカー等)が助けに来てくれる事なんて普通は無いから、けっこうキツいです

それは、先輩が某演習場でたこつぼを掘っていた時の話だそうです
上官から命令された場所でたこつぼを掘っていたのですが、土は固いし石もゴロゴロ出てくる様な場所で、時には出てきた石をツルハシでかち割ったりしていたそうです
あともう少しで指定された深さって時に、また石が出てきたそうです
それも抱え込めるような位の大きな石が
先輩は、あと少しなのに!と怒りながらその石にツルハシを打ち込んでいたのですが、何かおかしい事に気がついたそうです
今まで出てきた石とは色、ってか質感が違う
先輩はどんな石なんだろう、と表面の土を手で払うと
「◯◯家之墓」の文字が、、、

先輩はすぐに上官に報告したところ、上官は少し考えた後に「埋めなおせ」と命令したそうです
先輩は墓石を叩いていた事よりも、1日かけて掘ったたこつぼを埋めなおす方が怖かったそうです(笑)
よくある様な話ですが、自衛隊では珍しい話だそうで
後日、この話を霊感が強い心霊曹長に話したところ
「演習場はどこも古くて、地形もほとんど変わらんから、戦術的にたこつぼを掘る位置は大体似たような場所になる
大抵の場所は堀り尽くされてるから、墓石が出るような場所は避けられるんやけどな
もしかしたら、そいつ墓石に呼ばれたのかもしれんで(笑)」と笑えない話を聞きました

その演習場にまつわる話はたくさんあるのですが、文章にすると疲れますね( ̄▽ ̄;)
何から話そうかな

 

728: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 01:11:48.36 ID:H4MFPjkD0
>>727
その後何もなくてよかった
自分が行進の他に自衛官から聞いたのは、床に消しても消えないシミがある。使っていない倉庫だか建物から電話がかかってくる。とか

 

729: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 01:21:49.67 ID:NTrzhT390

>>728
実は、その日の夜中に草むらで伏せてたら、いきなり誰かに覆い被されたそうなのですが、幽霊なのか誰かのイタズラか分からなかったそうです

電話系の話はよく聞きましたね
まぁ、自衛隊って装備が古いので、故障だろって気にしない人が大半でしたけど(笑)

 

730: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 14:16:13.29 ID:NTrzhT390
朝青龍とルームシェアしてた者です
自衛隊で体験したり、聞いた話がたくさんあるのですが
皆さんの興味のある物から話そうかなと思います
リクエストいただければ助かります
・睨み付ける女
・鉄塔の幽霊
・寝袋を触るヤツ
・点呼やり直し
・監視カメラと無線機
・作れなかった防空壕
・怨念桜の事故
・深夜の当直
・乾燥室
・駐屯地の侵入者
・迫撃砲の速射
・演習場の侵入者
思い出したら結構あるな( ̄▽ ̄;)
最後の2つは心霊系じゃないけど、ぼちぼちまとめますね

 

731: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 15:27:52.51 ID:YJ2jI+2S0
>>730
上から全部みたい!

 

734: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 16:52:50.08 ID:EUGp2d1O0

じゃあ上からまとめていきますね
仕事サボりながら携帯でやってるので、遅くてすみません

睨み付ける女

これは、私が入隊して初めて体験した話です

自衛隊に入ると、まず教育隊って所に配属されて、自衛隊の基本を学ぶ前期教育(3ヶ月)、それぞれの職種を詳しく学ぶ後期教育(3ヶ月)それが終わってようやく各地の部隊に配属されます
その前期教育のときの話です

入隊してから1ヶ月ぐらいだったと思います
馴れない訓練や体力錬成で、夜寝ると朝までぐっすり眠りにつくのですが、その日は何故か夜中にふと起きてしまいました
携帯を見ると夜中の2時頃
(変な時間に起きちゃったなぁ、明日もあるし寝よう)と思ってたら
「うっ、、、うぅ、、」と唸るような声が聞こえてきました
私は目が悪いので、目を凝らしながら室内を見渡していると、どうやら窓辺の2段ベットの上の同期の様でした
(変な寝相だなぁ)と思っていたら、「うぅ~、、んっ、、うーん!、、うーーー!!」と同期の唸る声が段々と大きく、苦しそうになってきました
心配になった私が同期を起こしに行こうと思ったとき、視界の端に赤い何かが見えました
視線をそちらに向けると、窓の外から女の人が同期を見下ろすように睨み付けていました
(えっ?誰?てかこんな時間になんで?侵入者か?)
とパニクっていると、おかしな事に気がつきました
女性の顔はまるでライトに照らされたように、こちらから見える左側の顔が赤く、反対側が青くなっていました、それに同期が寝ているのは2段ベットの上、しかも窓の外は建物より低くなっていて、身長3メートル以上は無いと見下ろすことは出来ないはず、、
ってか首から下が無いし、メガネかけてないのにハッキリと顔が見える
(あかん、あかん、あかん、あかん!夢夢夢、これは夢ですっ!(泣))
私は怖くなり、そのまま布団の中に潜り込みました

翌朝、同期が朝から金縛りにあったとか、教育班長が「ここは女の幽霊が出るって噂がある」とか言ってましたが、あれは絶対に夢(と思いたい)だったので、黙っていました

続く

 

735: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 17:03:07.77 ID:EUGp2d1O0

睨み付ける女

続き

同期の金縛り事件も忘れるぐらい厳しい訓練が続きましたが、それも今日で終わり
明日からは、皆それぞれの職種の後期教育隊に移動
教育班長達も交えての宴会が終わり、私は飲み過ぎて倒れたヤツを自分の班部屋で介抱してました
「ぎゃーーー!!」「うわー!」「やべぇ!やべぇ!」
急に隣の部屋から複数人の叫び声が聞こえてきました
いくら最終日でも騒ぎすぎだし、最終日に怒られたくない、と考えた私は注意するために隣の部屋に行きました
「おーい、ちょっとうるさいで」と言いながら部屋に入ると、部屋は真っ暗
部屋の灯りのスイッチを押すと、部屋の真ん中に携帯を見たまま固まっているのが1人、他の皆は部屋の壁にもたれかかって怯えていました
「うるさいで!何してんねん、最終日に怒られたくないでオレ」
と言うと、部屋の隅で怯えていた1人が話し始めました
「ちゃうねん、実は、、、、」
彼の話によると、皆で3ヶ月間の思い出話をしていたところ、金縛り事件と女の幽霊の話になり、皆で暗闇の中で写真を撮れば何か写るかもしれない、と部屋の電気を消して皆で携帯カメラで室内を撮影していたそうなのです
皆で暗闇の中携帯で撮ってたら、あの金縛りにあった同期が「撮れてもた、、、」と言うので皆で覗くと、、、、

「で、何が写ってん、見してみーや」
興味本意で金縛り同期の携帯を覗くと
そこには、あの夜の窓辺の女が至近距離で写っていました、顔の左側は赤く、右側は青くなっており、怨めしそうにこちらを睨んでいました
(うわー、、めっちゃ見てるやん、てか部屋の中に入ってるやんけ)
「あ、あ、あ、あほか、ここここんなもん偶然やがな、気持ち悪いから消せや((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
私は怖くなり、金縛り同期から携帯を奪うと写真データを消しました

毎年、あの部屋で寝ると金縛りにあう新兵がいるそうです

終わり

 

737: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 17:17:04.33 ID:EUGp2d1O0

睨み付ける女 捕捉
前期教育を受けた駐屯地では、女の幽霊の話は有名らしく
同じ駐屯地で教育を受けた先輩・後輩に聞くと、その教育隊用の部屋では、何かしらの怪奇現象や金縛りにあう人がいるそうです

私は、駐屯地の売店でホモ用のエロ本が置かれてたのが一番怖かったですけどね
売店のおばちゃんになんでこんな物置いてるか聞いても「風呂は1人で行ったらあかんで(。-∀-)」としか言わないし(笑)

 

739: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 19:25:55.31 ID:U6XGBFIk0
>>737
ありがとう!面白い~!

 

740: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 20:07:18.02 ID:qT45SjsS0

俺の霊感によるとメスのキカイダーの幽霊だな

>>737
楽しく読ませてもらってます。
このままこのスレで続けて貰えると嬉しいです。

 

738: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 18:10:55.84 ID:H4MFPjkD0
ありがとう!次のも楽しみにしてます

 

742: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 22:37:40.79 ID:EUGp2d1O0

鉄塔の幽霊

部隊配属されて2年目のある日、「◯◯分屯地で1週間警衛な、ゆっくりしてこい(笑)」と上官に言われた私は、1週間分の荷物と共に「◯◯分屯地」行きの中型トラックの後ろでワクワクしていました

まず「分屯地」ってのは「駐屯地」よりも規模が小さい支援系の部隊が少人数だけいるような所って感じなんですが
そんな分屯地でも、銃や弾もあるし、不審者が入らないように警衛は行わないといけない
けど警衛任務をするほど人数がいないので、近隣の駐屯地の部隊が持ち回りで警衛任務に就きます

出発前に「◯◯分屯地」の警衛に行ったことがある先輩に聞いてみると
その「◯◯分屯地」は、外周が10キロはあるから巡回は歩きじゃなくて車でいいし、昼間も人は滅多に来ないから暇だし、夜は門に立ってなくていいし、仮眠もたっぷり取れる、2交代だから半分休みみたいなもんで、何よりそこの飯はうまい、代われこの野郎!
との事でした

先輩の言う通り、警衛の仕事は誰も来ない警衛所でしりとりするか、定期的に車で分屯地の決められたルートを巡回しながら、何ヵ所かに置いてある紙に時間書いたり、設置している黒電話から警衛所に電話するってぐらいでした

唯一辛かったのは、巡回途中の鉄塔に登ることでした
その鉄塔は高さが15メートル以上あり、なおかつ分屯地の一番高い丘に設置されているので、高所恐怖症の私はへっぴり腰になりながら登っていました

続く

 

743: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 22:46:26.76 ID:EUGp2d1O0

鉄塔の幽霊
続き

警衛任務初日の深夜、巡回の時間が来ました
夜の巡回は初めてだったので、その時は少しワクワクしていました
運転手は年の近い上官のA3曹、私は助手席に乗り込み、A3曹とお喋りしながら第一ポイントに着いたので到着時間を書く、またお喋りしながら第二ポイントの黒電話で警衛所へイタズラ電話、と昼間と同様に巡回は進んでいきました
私「先週行った風俗で出てきた女が凄かったんッスよ~(笑)」等と盛り上がっていると、鉄塔のあるポイントへ到着しました
A3曹「早く戻って来て、続き聞かせてよ(笑)」と見送られ、私は懐中電灯を持って車から降り、丘を少し登って鉄塔の下へ、昼間とは違い、真っ暗なので下が見えなかったからか、登るときは高所恐怖症の私でも不思議と怖くありませんでした
鉄塔の上で遠くの町の灯りを見ながら(こんなに真っ暗じゃ、侵入者いても分からんだろ草)と思いながら紙に到着時間を書き込み、鉄塔を降りて丘を降りようとしたとき
「ガサガサッ」
後ろから物音がしました
動物でもいるのかな?と思いながら、音のした方にライトを向けましたが何もありません
(気のせいか)と思い、また丘を降りようとしたとき
「ガサガサッ」
また物音と共に、今度は何かの視線を感じました
私は恐る恐る振り返りましたが、やはり誰もいません
(動物でもいるのかな?早く戻ろ)と足早に丘を降り、車に乗り込みました

続く

 

744: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 22:52:18.67 ID:EUGp2d1O0

鉄塔の幽霊
続き

私「戻りました!異常なしッス。で、それでですね、先週の風俗なんッスけど~」と言いかけた瞬間、A3曹はちょっと怖いぐらいのスピードで車を発進させました
私「っ!?、、ちょ(笑)真っ暗なんで安全運転でいきましょうよ(笑)」
A3曹「、、、うん」
私「で、その風俗なんッスけど、、」
A3曹「うん、ごめん、ちょっと黙って」
A3曹は出発する前とは雰囲気が違い、怒ってるような感じでした
(何か怒らせたか?鉄塔の戻りがそんなに遅かったかな?) A3曹は、しばらく真っ暗な道を怖いぐらいのスピードで走り続けました
私「A3曹!ポイント過ぎましたよ!」
A3曹「、、、うん」
私(うん、じゃないやろ、、、) A3曹はスピードを緩めず、そのまま走り続けました
私「また通り過ぎたッスよ!警衛班長に怒られますよ」
A3曹「、、、わかってる」
そのまま、A3曹はいくつかポイントを通り過ぎ、外灯がある少し明るい場所で車を停めました
私「どうしたんッスか?何かあったんッスか?時刻書かないと、、」 A3曹は私の問いを無視して話始めました
A3曹「なぁ、鉄塔のポイント誰もいなかったんだよね?」
私「(誰も?)はぁ、異常無かったッスよ、、、動物はいたみたいですけどね」
と言うと、A3曹がまた少し怖い顔になりました
A3曹「(動物)見たの?」
私「いえ、物音と視線は感じましたけど、何もいなかったです、、、」
A3曹「そうか」
私「何かあったんッスか?」
A3曹「、、、真面目な話なんだけど、、、お前幽霊とか信じる?」
私「まぁ、、何回か見たことありますから、、、、」
A3曹「そうか、、、、」
私「!?、、まさか!なんかいたんッスか?」
A3曹「うん、、実はね、、、」

続く

 

745: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 22:53:28.97 ID:EUGp2d1O0

鉄塔の幽霊
続き

鉄塔のポイントでA3曹が車内で待っていた時、そろそろ私が帰って来るかな?と車内から鉄塔を見上げると、鉄塔の上でライトの光が見えたそうです、(まだあんな所にいるのか?)と思っていると
「戻りました!」と私が車に乗り込んできたそうです、A3曹はビックリしてもう一度鉄塔を見上げると、光は消えている
侵入者か?と思い私に話しかけるために私の方を見たとき、助手席の窓の外にあきらかにおかしい角度で首が曲がった隊員が、、、

私「、、、、動物ちゃうやん」
A3曹は黙って車を発進させました

その後のポイントを無視して警衛所に帰った私達は「暗くてポイントが分かりませんでした」と嘘をつき、タバコを吸いながら朝を待っていました

翌朝、次の警衛当番に申し送りをし、控え所でゴロゴロしながら、次の当番でどうやって鉄塔のポイントを誤魔化すか、1日考えていました

結局いい案が思いつかないまま、2回目の警衛当番のため、警衛所で同期から申し送りを受けていると、A3曹と警衛班長、前日警衛任務に就いていたB陸曹の3人が、何やら揉めているようでした
同期「あー、たぶん昨日の件やなぁ」
同期はちょっと嫌そうな感じて話してくれました

昨晩、同期がB陸曹と巡回の際、鉄塔ポイントで待っていたB陸曹が何気なく鉄塔を見ると、鉄塔の上から光が降りて来るのが見えた
その瞬間、同期が車に帰って来たそうです
B陸曹は不審者かと思い、捜索のため同期と一緒に丘を登って鉄塔下が見えたとき、B陸曹は急に「帰ろう」と言って引き返したそうです

同期「あの陸曹しつこいねんで、あの後ずっと、本当に誰もいなかってんな!って、何回も聞いてくるねんで、自分も見に行ったくせに」
私(うーわ!絶対見てるやん!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)

その日から、昼間に各ポイントの紙を回収し、夜は警衛所でそれっぽい時間を書いて、朝に元に戻す方針に決まり、何も知らない隊員は大喜びしましたとさ
めでたしめでたし

 

746: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 23:10:39.74 ID:EUGp2d1O0

鉄塔の幽霊 後日談

分屯地警衛から帰った私は、早速古株の上官に分屯地での幽霊話を聞いて回りました

すると、一人の古参陸曹が「幽霊の話は聞いたことないけど、その分屯地に鉄塔あるの知ってるか?」と話してくれました

昭和の中頃、当時はまだ歩いて巡回していたそうです、流石に分屯地の外周を歩くのは数時間かかるので、警衛所から1つ目のポイントを往復、次は別の人間が2つ目のポイントへ、、
次は新兵が鉄塔へ向かったが、なかなか帰ってこない、心配した上官が見に行くと、階段から足を踏み外したのか、鉄塔の下で新兵が亡くなっていたそうです

次の年、またその分屯地警衛に行った時には、最初から昼間に紙を回収しました
私が部隊で話しまくったのでね(笑)

 

747: 金魚にゅーす 2021/06/29(火) 23:21:08.26 ID:EUGp2d1O0
それと、いまさらだけど現役自衛官は見ない方がいいですよ(笑)
バレてると思うけど、特に関西圏ね、ビリヤード場がある◯◯分屯地の警衛って言ったら分かる人には分かるでしょ
知ってると思うけど、自衛隊お金ないから、よっぽどの事がないとお祓いとかしないし
夜に山でう◯こ行けなくなっちゃうよ(笑)

 

749: 金魚にゅーす 2021/06/30(水) 04:50:25.25 ID:6GBEKwrF0

学生時代の話なんで時効だよねって事で体験談を書いていく。

H海道のS幌にあるHの滝に行った時の出来事です。
当時はそこまで心霊スポットとして有名では無かったのですがちらほら”出る”と噂になっていました。
友人たちと夏休みを利用し、本当に出るのか確かめに行きました。(大学生なので車で行くことになった)

AとBとビビリと俺の4人で滝に向かう途中、「俺も行きたい!」って事でCが途中で合流しました。
ビビりは終始帰ろうと半べそをかいており、俺は必死に慰めていました。

車を走らせてしばらくして、目的地へ到着。
ひとまず全員で滝を見に行くことにしました。
滝への道に差し掛かったところで妙な違和感を覚えました。

滝の音がしない

 

750: 金魚にゅーす 2021/06/30(水) 04:57:25.99 ID:6GBEKwrF0

ビビりが半狂乱で「いくのやめよう!なんかおかしい!」と叫び出したので

ひとまずA、B、Cが様子を見に行き、俺とビビりが留守番で待つことになりました。

ずっと泣きそうなビビりを慰め続けながら3人が戻ってくるのを待ってました。
不思議なことにマジで虫の声や滝の音が全然しなくなる時間が結構あり、それが更にビビりを追い詰めていきました。

数10分後、談笑が向こうから聞こえてきたのでやっと3人が戻ってきたと察しました。
手を挙げて「おせーよ!」と叫んだ時、鳥肌が立ちました。

どうみても4人がこっちに向かってきてたからです。
(は?誰?なんで4人?俺たちは5人できた、6人じゃない)
嫌な汗が止まらず、歩いてくるいるはずのない”6人目”が誰なのか見極めようと顔を見ました。

A「ほんとお前はビビりだよな!何もなかったのにwww」
B「マジお前を見てるだけで退屈しなかったわw」
C「なまらビビりなのなお前w」
ビビり「もう2度とこない!〇ね!」

A「お待たせ、”一人で待たせて悪かったな!”」

 

751: 金魚にゅーす 2021/06/30(水) 05:01:58.58 ID:6GBEKwrF0

一人?何言ってんだ?俺はずっとビビりと一緒に待ってたんだぞ?
俺が頭おかしいのか?

ふと隣を見た。ついさっきまで青い顔をして怯えていたビビりがいた場所を。

そこには誰もいなかった。闇だけがそこにあった。
気が付けば虫の声も、滝の音もしっかり聞こえていた。

俺は数十分の間、”誰と会話をしていた?”

皆にそのことを話すと「お前だけ心霊現象あってずりぃwwww」とのんきに笑っていた。
冗談じゃないよほんと。

そんな出来事から夏休みも明け、大学でその時の話に花を咲かせていた。

C「よ!盛り上がってんな!なんの話だ?

 

752: 金魚にゅーす 2021/06/30(水) 05:07:15.20 ID:6GBEKwrF0

俺「あの時の滝の話だよ、なんで俺だけあんな目にあってんだw」
C「へー例の滝にいったのか!俺も行きたかったなー」
A「は?お前も一緒に行くって言って、途中合流してんじゃん!」
C「は?馬鹿か?俺は一度も滝なんていってない」

マジで勘弁してくれ、あの日Cはいなかった?じゃあ誰だよあれ?

B「そういやビビりずっと休んでるな」
C「なんでも階段から落ちて骨折したらしいぞw」
A「ドジすぎwwww」

まって、やばいんじゃね?なんかとりつかれたんじゃね?

怖くなってお払いに行きました。
後日、馬鹿にしてたAはバイクで事故って半身不随に、Bは家が火事になり両親を亡くしました。
今でこそ有名ではありますが遊び半分で行ってはいけない場所です。
特に夜は絶対に近づかないでください。命の保証はしませんしどうなってもしりません。

以上です

 

761: 金魚にゅーす 2021/07/02(金) 23:50:58.92 ID:ybqwPobu0
>>752
へーあの滝やばいんだね。札幌地元だけど区が遠いから知らんかった…

 

760: 金魚にゅーす 2021/07/02(金) 05:37:18.50 ID:qvJUpeq/0

2ヶ月前にコロナの影響で会社クビになったんだ。
ボロアパートでの一人暮らしなんだが、ベランダでタバコを吸いながらそろそろ働かなくちゃなんてことを考えてた。
すると駐車場挟んで15mくらい離れたアパートからメチャクチャ可愛い女が出てきた。
あんまりにも暇すぎるから2週間くらい毎日その女が外出するタイミングを見計らってベランダで待ち伏せしてた。
ストーカーみたいでキモい自分には気付いていたが、タイプすぎてやめられなかったんだ。

ある日家で求人を眺めてるとインターホンが鳴った。
モニター確認すると件の女が壮年の男連れで立っている。
なんとも言えない気持ちでドアを開けると開口一番、男に怒鳴りつけられた。
曰く、彼女が怖がっているから待ち伏せしてベランダから脅かすのはやめてくれとのこと。
俺は終始平謝りで、出来心であることを伝えた。実際こっちが悪いしな。
幸い向こうも大ごとにするつもりはなく誠意のある謝罪が欲しかっただけらしい。
それを聞いた俺は半分土下座みたいな格好で平伏して謝罪したのだが、そこで女がこう言ったんだよ。
「あの、いつも隣にいるもうひとりの人にも謝って欲しいんですけど」

俺って本当に一人暮らしなんだよな?
仕事が見つかんないと引っ越せないんだ。俺はまだしばらくこのボロアパートからは逃げられない。

 

762: 金魚にゅーす 2021/07/03(土) 00:11:40.23 ID:FGfSwxG80
昼はパワースポットで夜は心霊スポットってすごいな

 

 

引用元:https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1617288162/

 

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