僕は当時、高校生でした。
これは同じクラスにいた山口という男子生徒の話です。
山口はひょうきん者でどこのクラスにも一人はいる・・・そんな存在でした。
ある日、いつもふざけている山口が神妙な顔をして全く黙っていました。
みんながちょっかいをだしても全く無反応で、妙に青ざめた顔が印象的でした。
僕は女の子にふられたんだろうぐらいに思っていました。
たまたま、その日僕は山口と帰りが一緒になりました。
そこで僕は何かあったのか?と聞いてみましたが、彼は何もしゃべろうとはしませんでした。
女の子にふられて落ち込んでいるというより、むしろ何かに怯えているといった
雰囲気でしょうか?僕はそのときの山口の態度の異常に気付き、しつこく問いただしてみました。
彼は半ば泣きそうな顔をしながら、やっとその重い口を開きました。
「どうせお前は信じてくれないだろうが・・・」
以下は彼の話によるものです。
山口が子供の頃、夢に知らないババアが出てきたそうです。
それも一度や二度ではなく、何度も・・・。
そのババアは紫のスカーフをかぶり、指にはダイヤの指輪を何個もはめて
黄色いカーディガンを羽織って・・・一番印象的なのは歯が全部金歯であった
ことだそうです。そして夢の中で山口に向かって
「私のかわいいチェルシー。早く大きくなっておくれ。」
そう言っていつもニタニタ笑っていたそうです。
もちろん彼はチェルシーなんて名前ではないし、そんなババアには
全く見覚えなんてないといっていました。
子供ながらにも不気味には思っていたそうですが
山口も成長するにつれ、その夢は全くみなくなり
すっかり忘れていたそうです。しかし・・・
「昨日また夢に出たんだよ・・・そのババアが・・・」
話によると、ババアは夢の中でこう言ったそうです。
「私のかわいいチェルシーや。大きくなったねぇ。もうすぐ迎えに行くよ。」
私は只の夢だから気にするな、と言ってやりました。
しかし実際のところ彼の凄まじい怯えかたに僕も少し恐怖を感じていました。
学校の最寄の駅に着き、僕らはそこから方向が別なのでそこで別れました。
僕が家に着いた直後、電話がありました。山口からでした。
電話越しの彼はもはや正常ではありませんでした。
彼が落ち着いて話せるようになるまで多少時間がかかりました。
彼は泣いていました。
「さっきババアに会った。」
僕は一瞬で凍り付きました。そんな馬鹿な・・・
彼の話ではババアは夢の中での奴であって・・・
僕と別れた後、彼の乗った電車は満員電車だったそうです。
家の近くの駅に着き、人ごみに押されながら降りた山口のすぐ脇にいたそうです。
夢の中と全く同じ格好で・・・
そして醜く笑みを浮かべて山口に言ったそうです。
「明日迎えに行くよ。チェルシー・・・」
山口は半狂乱のような状態で家にたどり着き、僕に電話したということでした。
正直に言って半分信じられませんでした。
とにかく明日学校で会おう、と言って電話を切りました。
次の日の朝、僕は妙な胸騒ぎを覚えていつもより二時間くらい早く目が覚めました。
そのまま早く学校に行って、山口を待つことにしました。
朝の学校には、ほとんど人がいなく僕はガラーンとした教室でぼんやり外を眺めていました
そのうち、ぼちぼちと生徒も登校しはじめました。
しかし当の山口はいつまでたっても現れません。だんだん心配になってきた僕は
山口の家に電話をしました。しかし山口のおばさんがでて、もう一時間も前に家
をでたとのことでした。だったらもうとっく着いてもいい時間なのに・・・。
結局山口はその日学校には現れませんでした。
その後家族から捜索願が出され、僕も警察で何度も事情聴取されました。
結局ババアのことは誰も信じてくれませんでした。
山口はいまだに行方不明のままです。
僕が本当に恐ろしいと思ったのはここからです。
この話を大学の友達の天野にしたのです。
天野の顔色はみるみる青ざめていきました。
話が全て終わると天野は気を失ったのです。
しばらくして気がついた彼はうわの空でぼそっとつぶやきました。
「そのババア・・・俺の夢にも出てきた。」
ただしチェルシーではなくトムと言っていたそうです。
山口と同じように天野が子供の頃、何度も夢に出てきて。
「私のかわいいトム。早く大きくなっておくれ。」
僕は今度はいつ天野の夢にそのババアが出てくるか心配です。
おしまい
こんばんは~
6年前、不摂生が祟ってやや太り気味だった私は毎朝早朝ランニングを敢行してました。
その日も朝早くから走り、また良い天気だったのでとても気持ちが良かったです。
丁度友が丘中の前を過ぎたあたりで校門の塀の上になにやらマネキンの首らしきものが・・・・
(ここから先はあまり思い出したくない)
そのマネキンらしき物の首は頬が口裂け女のように深く裂かれ、
顔に無数の細いキズがあり
目の部分が血のかたまりみたいなのでグチャグチャになっていて
手紙らしき物がその裂けた口に咥えられていました。
あまりのリアルさに
「今日は文化祭でもあるのか?」
と思った私はそのまま我が不摂生を解消するために走りだしました。
仕事に行く途中にパトカーやヘリが近所に集まって大騒ぎしているので
何事かと思って近所のおばちゃんに聞いてみると
「殺人事件らしいですよ」
とのこと
「物騒な世の中だなぁ・・・・」
と思って会社に行くと友が丘中が・・・・・・・
私の人生で一番恐ろしかった出来事です。
>>189
そうです。
仕掛けもくそもないですよ。
淳君の首を至近距離で見てしまいました・・・・
今でもトラウマとゆうか、、できるだけ事件現場は避けるように生活してます
ご近所さん方から真っ先に疑われてましたよ。A君
>須磨区在住
マジ話?
>須磨区在住
あんたも被害者だな。心的外傷を榊原に与えられた。
俺が今でもRPGやんないのは理由があんだよ。
小学校2年の時。その頃はみんな知ってる通り、ファミコン
全盛期。当時うちでは金銭的な理由ではなく、親の教育方針みたいな
もんでファミコンのソフトはなかなか買ってもらえないもの
だったんだ。誕生日とクリスマス、そしてばあちゃんが年に
1回くらい買ってくれるくらい。
ちょうど、とある大作RPGの三作目が発売されて
1ヶ月くらいたった頃だったと思うんだけど。親父と近所を
散歩してたら近所のスーパーの前で中古ソフトの路上販売を
やってたんだ。やっぱり目についたのは例のRPGソフト。
俺がどんな目をしてソレを見つめていたかは、今でも想像
に難くない。まさに食い入るように見てたんだろうね。
すると親父が言った。「欲しいのあるのか?たまには
買ってやるよ」と。もう言葉にならないくらいうれしかったのを
今でも覚えている。まぁ、後から考えると親父が急に買ってくれた
時点ですでに何かがおかしかったのかもしれないんだけど。
家に帰ってさっそくやりたかったんだけど、我が家には厳しい
掟が。ファミコンは毎週日曜日2時間まで。
くぅ、今日はまだ水曜の夕方・・・!やれねぇ。
しょうがない、俺は部屋で穴があくほどカセットと説明書
を眺めてたよ。で、気づいた。
カセットの裏と説明書の最後のページに『アキオ』って書いて
あるのに。まぁ、当時名前が書いてあるのは、そんなに不思議な
事でもなかったからその時はそれほど気にもしなかったんだけど。
なにぶん中古ソフトだし。
翌日学校から帰ってきたんだ。うちのおかんは専業主婦だから
家にいないって事はめったにない。なのにその日帰ると
誰もいなかった。玄関には置手紙『タク(弟)とおばあちゃんの
とこ(近所)にいってますね。5時には戻ります』
変な偶然が重なるもんである。が、その時はそんな風には考えない。
俺の頭は一気にゲームモードに突入。
千歳一隅のチャンス!時間はまだ2時過ぎ!今からだと
3時間近くプレイできるじゃないか!
さっそくファミコンを準備、部屋にソフトを取りに行く。
昨日の夜、机の中に入れてたつもりだったが、『ソレ』は早く
プレイしろといわんばかりに机の上に出ていた。
が、深く考えない。さっそくスイッチON。
真っ黒な画面。
俺はこのゲームのオープニングをまだどこでも見たことが
なかったから違和感はナシ。そう言うもんだと受け止めたよ。
しばらく待つ。
・・・更に待つ。
何もつかない・・・。まじかよ!まさか壊れてんのか?
カセットを外し、息を吹き込む。更そして慎重に本体に
挿入、再び電源を・・・。
おもむろに音が出た。だけど、これってBGMか・・・?
何か、木琴だか鉄琴だかみたいな音が同じテンポで流れる
だけ。まぁ、それでもゲームモードに入った俺は怪しまないんだけど。
タイトルも表示されないまま、いきなりセーブデータが表示される。
予想通り主人公『アキオ』のデータだ。
さっそくデータを消して、新たに俺のデータを作ろうとした。
ただその時俺は気づいた。
セーブデータ作成を促す文章がなんかおかしいんだ。
『ぼくとあそんでくれるのはだれ?』
なんだか変だぞ・・・。その時初めておかしいと思い始めた。
奇妙なBGMは延々と続いている。
怪しみながらもひとまず名前を入れる『シンイチ(仮名)』と。
その瞬間。
『あははははははははははははは!シンイチ君!
あははははははは・・・!』
静かな家の中。大音響のけたたましい子供の笑い声がテレビから溢れた。
あまりの事に俺は頭が真っ白になり、気が遠のいた。
でもはっきり見たよ。薄れる意識の中、黒い画面に同い年
くらいの少年の顔が映っているのを・・・。満面の笑顔で。
ファミコンが出しっぱなしだったため、隠れてやろうと
してた事がバレてカンカンだった。
怒られながら横目で見たテレビ画面にはもう何も映ってはいなかった。
もうこんなソフトは近くに置いときたくなかった。
一刻も早く捨てたかった。
だけど、せっかく親父が買ってくれたんだ・・。捨てるのも
何か親父に悪い気がしてできなかった。
結局、そのソフトは俺の部屋の押し入れ奥深くの俺の道具入れ
にしまうことにした。
翌日。学校から戻ったらまたおかんがいなかった。
でも、玄関に置手紙はナシ。ということはタクが家に残ってる
ってことだ。ランドセルを置いてリビングに行った。
タクがテレビの方を向いて座ってる。その前にはファミコンが。
そして隠したはずのあのソフトが。
『アキオ』がこっちを見て大声で笑った。
こっちを振り向いたタクもアキオと同じ顔で笑ってた。
二つの笑顔と声がが頭で渦巻き、また俺の気は遠のいていった。
でもつづきが気になる。
>>207、211
ごめん、話としては一応終わりだよ。
まぁ、つづきってほどじゃないんだけど。
夕方、結局2日連続でおかんに起こされてめちゃめちゃ
怒られたよ。タクも寝てた(気を失ってた?)らしくて
二人して怒られた。しかもタク何にも覚えてないし、すげーやっかい。
俺が「アキオが・・・!」とか言っても全然信じてくれないし。
(あたりまえだけど)
ちなみにそのソフトは、翌週ビビえる俺の前で親父がつけてみたけど
何にもつかなくて『故障』の烙印押されて捨てられた・・・。
で、新しいのを買ってやるって言ってたけど丁重に断ったよ。
今でもBGMがリアルに思い出せてすごい気持ち悪い。
けど、年を重ねるにつれてそれが現実だたのかどうか自分でも
よくわかんなくなってくるんだよなぁ。まぁ、夢だったんなら
それでもいんだけど。以上でした。駄文でスマソ。
後日談どもです。ちなみに、ソフトの名前って覚えてますか?
さすがに覚えてないだろうけど。
>>217
いや、タイトルはぜんぜん覚えてますよ。
人気ソフトだったし・・・。でもあえて伏せときます。
実名出すのもどうかなぁ・・・と。
すいません、RPGとだけ言っときます。後はご想像で。
親父は捨てたって言ってたけど、まだ誰かの手元ににあるような
気もするんです。ここに書いたら、何か続きが聞けたりしない
かなぁ、ってのもあって書き込んだんですけど。
んなことないか・・。
>>226
了解しました(゚Д゚)ゞ
あのゲームかぁ…と妄想してみることにします。
閑話休題、昔週少年マガジンで「学校の怪談(全5巻)」だったか怖い話のマンガがあって、
その中でRPGの話があったのを思い出した。
今さっき起こったことなんですけど・・
一時間程前、友人の家から1人で車で帰る途中の出来事なんだけど
山の中で近くに建物もあまり無い片側一車線の道を走ってて
道路右側の側溝の蓋が開いてるのに気づいたんです。
危ないな、悪戯かな、なんて考えつつ通過しようとした時
側溝から突然、人のようなものが這い出てきたんですがブレーキが間に合わず
その人の頭部分を轢いてしまいました。
そのときボゴって変な音が車体の下から聞こえました。
取り敢えず数メートル先で停車したんですが、車内で2、3分固まって動けませんでした。
ところが、その後我に返っておそるおそる確認しに行くと人どころか、血すらありませんでした
溝の中も覗いたんですが何もありませんでした
車体の下を覗いてもどこも異常や凹みもなくて、別の意味で怖くなりました
とりあえずすぐに帰ってきて友人に報告したんですが、寝ぼけていたんだろうって言われて信じてもらえませんでした
以上が今までの経緯です
正直怖いです
今週の休日はゆっくり休むといいよ。
こんな時間まで起きてないで、ゆっくり眠ると疲れもとれるよ。
>>232
仕事はしてないです。大学生です。
>>235
辺りを探したんですが何も見つからないんです・・
溝からは上半身しか這い出してなくて、遠くに吹っ飛ばされたということは考えにくいし
血痕すらないのでよけいに怖いです
引用元: https://bubble.5ch.net/test/read.cgi/occult/1057608267/
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