高所恐怖症
私はデジカメで写真を撮ることが最近の趣味で、自分のHPに掲載している。
ちょっとテーマにも煮詰まったので友人と共同で1つのテーマを決めてそれぞれ撮って
その微妙な解釈の違いを楽しもうという企画を考えた。
公平を期する為に、テーマは第3者にランダムに決めてもらった。1回目は「高所恐怖症」
私は実際に高所恐怖症で非常に困ったが、決めたことなのであれこれ考えてみた。
結局非常にありきたりだが、高いビルの屋上などからカメラのレリーズタイマーを押して
ワイヤでぶら下げるということを思いつき、某シャイン他、何箇所かで実行してみた。
先ずパソコン上でざっと数十枚の画像をサムネイルで確認してみた。小さなサムネイル
画像ではよくわからないが、余り面白い写真はなさそうである。
その中の1枚で、全然様子が違う写真があった。なんだか人が手を広げて‘ガーッ’と構え
ているように見えるのだ。あれ?こんなな写真撮ったっけ?と思い、拡大表示してみた。
それは様子が違ったのではなく、ちゃんと屋上の写真であった。
しかも屋上のへりに捉まった女性が苦悶の表情で睨みつけている顔のアップであった。
僕の小学生時代の友達の話について書きます。
小学生の頃、よく一緒に野球をしていた友達でN君という男の子がいました。
N君はクラス一野球が大好きで、自分用のグローブとバットを持ってました。
当時、自分のバットやグローブを持っている子はあまりおらず
学校の備品を借りて遊んでいましたから、N君にとってグローブとバットは
宝ものみたいなものだったと思います。
ところが、ある日のことです。
いつものようにみんなで野球をして、だんだん空が薄暗くなってきた頃、
「そろそろ帰ろうぜ」という誰かの言葉で帰ろうということになりました。
みんな家まで数キロは離れた場所に住んでいるのでそれぞれ自転車です。
僕も自転車を取りに行き、特に仲のよかった友達と帰ろうとしました。
そして、学校の校門に向かって走りだした時です。
グラウンドの隅にN君がいつも大事にしていたグローブとバットが
置きっぱなしになっているのに気付きました。
僕はN君に届けてあげようと思い、バットとグローブを拾ってN君を探しました。
校門を出ると、田んぼのあぜ道をN君が走っているのが見えました。
僕は思いっきり腹に力をこめて「お~いNく~んグローブとバット~~!!」と叫びました。
するとN君は「もういらないからあげるよ~~」と返したのです。
あんなに大事にしていたグローブとバットをなんで僕にくれるのか理由がわからず、
少し困ってしまいましたが、とりあえず家に持って帰りました。
その夜、N君にほんとうにグローブとバットをくれるのかどうか電話で聞いてみることにしまいした。
しかし、電話に出たお母さんからN君の死を知らされました。
N君は自転車で横断歩道を渡ろうとしたところを左折しようとした
ダンプに巻き込まれてしまったそうです。
N君は自分が死ぬことを知っていたのでしょうか?
芥川龍之介の死の謎
芥川は、ドッペルゲンガー(もう1人の自分)を見ていたらしい。
雑誌の対談などでも、それについての話を何度もしている。
芥川は、未発表で未完の小説を書いていた。タイトルは、
『人を殺したかしら』
青年が人を殺す夢を見る。だが、その事件は翌朝になると実際に起こっている。
しかも夢で殺した被害者と、実際の殺人事件の被害者はとても良く似ている。
しかも事件は、全て自分の近辺で起こっている。
青年は「もしかしたら、本当に自分が殺しているのかも」と、悩み苦しむようになる。
そしてそれは「もう1人の自分がいるのかも・・」という悩みへ変わっていく。
まるで、ドッペルゲンガーに悩む自分を題材にしたような小説。
芥川の死の前日の夜、連載していた小説の原稿を取りに、編集者が芥川家を訪れた。
まだ出来あがっていないため、編集者は、芥川の後ろに座って待っていた。
そして彼は机の上に置いてある、書きかけの小説を見つける。
『人を殺したかしら』である。
「新作ですか?ちょっと拝見してもよろしいですか?」
彼が原稿に手を伸ばそうとした時、
「それに触るな!!それは失敗作だ!!」と芥川はなぜか突然叫びながら
その原稿を取り上げ、赤ペンで自分の名前をグチャグチャに塗りつぶし、
本文に大きな×印を殴り書きし、原稿の全てをビリビリに破いて廊下に捨ててしまったという。
芥川のあまりの気迫に驚いた編集者は、その日は帰る事にした。
翌日の朝、再び編集者が芥川家を訪ねると、
多量の睡眠薬を飲み布団の上で死んでいる芥川がいた。
そして、芥川が狂ったように赤ペンで塗りつぶし、破り捨てたはずの
『人を殺したかしら』の原稿が、なぜか完全な形で机上にキチンと置かれてあったという。
>>475
芥川マニアですが、その話は初めて聞いた・・(笑
ちなみに未定稿「人を殺したかしら?」は「芥川龍之介未定稿集」(葛巻義敏編・岩波書店刊)に収録されてます。
ちなみに発表されたものは(ほぼ未定稿戸いっしょ)「夢」という
題で各種全集などで読めます。
でも俺は銃で死んだと思い込んでたよ
彼の実母は精神病でなくなっており、それが遺伝したのか否か彼は随分悩んでいましたね。
彼は、銃殺などしませんよ。手が震えて打ち損ねる可能性を危惧したんです。
様々な自殺方法を考えた結果、睡眠薬に落ち着いたんですよ。
『或る旧友に送る手記』にその経過が一通り書いてあります。
夜、いつも通り薬を飲み(実際には死ぬために)、妻の横で就寝したんですよ。朝起きたら夫は既に冷たくなっていた・・
しかし苦しんだようで、口をぽっかり開けたまま・・
どうやっても閉じなかったんです。
今月24日が命日・河童忌です。
「倦んだ病人」 伊東静男
夜更けの全病舎が停電してる。
分厚い分厚い闇の底に
敏感なまぶたがひらく。
(ははあ。どうやら、おれは死んでるらしい。
いつのまにかうまくいってたんだな。
占めた。ただむやみに暗いだけで、
別に何ということもないようだ。)
しかしすぐ覚醒がはっきりやって来る。
押し殺したひとり笑い。次に咳き。
*この伊東氏の遺作の詩が怖かった。
もちろんザコネ状態で。明くる朝、全員が言った。「この部屋、でるじゃん!」
ラップ音鳴りまくり、金縛り全員、上になんかのしかかったという人まで・・・。
まったく私は霊感ないらしく、なーーーんにも感じなかった。これじゃ、祟られても
全然感じないのでは・・・。不安だ。みんな見えてるのに一人だけ感じないとは・・・
シャレになんないよぉ。大丈夫なのか?
幽霊なんてむしむしー。気合いでいちころさ。
生きてる人間なめんなよ。人間の気も凄いんだぞー。
えいっ! たあっ! とりゃっ! はぁっ!! まいったかー。
えっへん!!
★★★呪いのファミコンカセット★★★スレよりコピペ
ゲーム雑誌会社で働いていました。
当時はゲームと毎日向かい合っていたので振り返るのをやめていましたが、
会社自体が潰れてしばらくたち、どこの会社かばれても支障がなくなったので、
その時のことを書いてみようと思います。
仕事内容とは別に会社内でも色々な怖い話があるんですが、ソフトに関係した話を。
ゲーム雑誌にはいわゆる裏技コーナーというページがあります。
当時、私の会社では定期的に裏技集を集めた本を発行していました。
そこには最新のソフトばかりでなく、
昔の……それこそ、FCやメガドラ、
あるいはもっとマイナーな滅亡機種の滅亡ソフトの技まで収録されていました
(詳しい方なら出版社の検討が付いたと思います)。
そこに収められている技についての読者からの質問は、
新人編集が電話で答えることになっていました。
収録されている限りはどんなソフトでもOKです。
ある日、いつものように読者から電話がかかりました。
ソフトはSS(セガサターン)の百物語について。
収録されている101話の怪談がどうしても始まらないというのです。
今となっては記憶が曖昧なのですが
確かあれは、全100話分をすべて見ると見られるおまけみたいなものだったはずです。
担当者はそういうような旨を電話口で伝えるのですが、
相手は「でも見られない。初期出荷分だけなのではないか」と言います。
そういう時やるのは、実際にこちらで確認してみる事でした。
「こちらで確認しますので改めてお電話いただけますか?」
「時間がないので、明日までのお願いします」
電話を切ったのが午後6時前後。電話の相手は翌日の16時に電話をするとの事でした。
ソフトを探す時間、100話分プレイする時間、技の確認。
それを本来の仕事と平行しながら行わなければなりません。
終わるまで誰も帰れないので一晩中煌々と電気がつき、編集部内も賑やかです。おまけに、手が空いた人に手伝ってもらうこともできます。
新人編集と制作部の女の子達が交代でゲームをプレイする事になりました。
話によっては監修の稲川氏が自ら出演して音声ですすめるものもあるため、
プレイをする人はイヤホンをつけました。
怖い人、興味のない人などは、
内容を読み飛ばしてただボタンを押し続けるだけですが、
たまに興味を持って進める人もいました。自分のように。
夜も大分まわり、4時くらいになった頃です。
ぶっ通しでゲームを進め、70話ほど進行しました。
このあたりの時間から自分の担当分が校了し、
そのまま机や仮眠室で力つきる人が出てきます。
そのため、プレイ人数は減っていき、
やがて自分一人でプレイしなくてはならなくなりました。
イヤホンからは稲川氏の早口なしゃべりが聞こえてきます。
正直、体力が落ちているこの時間くらいになると、
何を言っているのか聞き取ることができません。
かなり疲れてきていたのか、無意識に目を閉じていたようです。
不意に、音声が途切れました。
あ、終わったのかな?と僕は目を開けました。
話がおわると消えていく、100本ろうそくの画面が出るはずです。
しかしそこには違うものが映っていました。
元は何かの話のクライマックス用のビジュアルなのでしょうか。
大きく口を開けた老婆がこちらを凝視していました。
ディスクの読み込みエラーなのかもしれません。画面の下半分だけが
痙攣したようにブルブルと震え、
それに合わせて老婆の口もグネグネと歪みます。
イヤホンからは稲川氏の声。
「……ジーッと見ているんですよ。……ジーッと見ているんですよ。
……ジーッと見ているんですよ。……ジーッと見ているんですよ。……」
そこの部分だけが繰り返し再生されます。妙にゆっくりと。
ソフトのフリーズはしょっちゅうですが、こんなエラーの仕方は初めてです。
やがて、リピートしていた稲川氏の音声にブツブツと雑音が入りはじめました。
SSはディスクを読み込もうとガリガリいい出しています。
未セーブ分の時間が勿体ないとは思いましたが、
僕は怖くなり電源を落とそうと手を伸ばしました。
その瞬間、稲川氏の声がブツリと途絶え、
ゲームに収録されているSE(効果音)が滅茶苦茶に再生され始めたのです。
クラクション音、風の音、カラスの声、すすり泣き、雨音、そしてゲタゲタ笑う少女の声。
老婆の画像のぶれもどんどん大きくなり、顔全体が引きつったようにガクガクと歪んでいました。
僕は電源スイッチを叩き切りました。
切る瞬間、男の声で
「遅ぇよ」
と聞こえたのを覚えています。
そんなデータは、なかったはずですが。
無理矢理コントローラーを押しつけました。
彼は急に起こされて訳の分からないという表情でしたが
怖いから続きをやってくれ、という僕の頼みにニヤニヤしながら替わってくれました。
明らかに小馬鹿にている様子でしたが、仕方ありません。
しかし、数分もしないうちに彼は不機嫌そうに戻ってきました。
「データ飛んでるぞ」
スイッチが切られ、モニタには何も映っていません。
しかし、微かに映りこみがあったようで、先刻の老婆の輪郭がぼんやり残っていました。
本体の蓋を開けた状態で電源を入れます。これでセーブデータの確認ができます。
本体メモリにセーブデータを保存していました。しかし。
データが壊れていました。
正常ならソフト名の欄に半角カタカナで「ヒャクモノガタリ」と明記されているはずなのですが、そこには
「ギギギギギギギギ」
と羅列してあったのです。僕はすぐにそれを消去しました。
どうするんだ?と訪ねる同僚に、僕はバックアップ用の外付けメモリロムを渡しました。
10話ほど遡るけどここにもデータが入っているからこれで100話クリアして欲しいと頼みました。
当然嫌がられましたが、何でもするからと懇願し、渋々承諾してもらいました。(このせいで後で別の意味での恐怖体験を味わうことになったのですが、オカルトではないので省略します。)
結果的には、例の裏技は普通に始まり、
電話の相手の取り残しかデータの読み込みミスだろうということで決着しました。
このソフトも何か色々な逸話があったようなのですが、
残念なことに詳しいことは知りません。(録音トラブルが絶えなかったらしいというのは聞きました)
ゲーム開発会社や出版社というのは何かが起こりやすい所なのだそうです。
ソフトが直接のはこれだけでしたが、不可解な話は色々ありました。
昼夜の感覚が曖昧だったり、いつも人がいたり、機械が多かったり、疲れている人が多かったり、
そういった要因が「おかしなモノ」を呼び寄せてしまうのかもしれませんね。
長々とすみませんでした。
引用元: https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/993836343/
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