死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【京都の某山】

洒落怖

 

 

536: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:12:44.96 ID:HlFkwusy0

「(たまに)見える彼氏」との話。
今回も長い、あとちょっとだけR18ネタが入るからその辺り苦手な方は気をつけてくれ。
あと、実体験としてはこれが最後の話になる。

今年3月中旬、彼氏と変わったラブホを探していた。SMルームのあるラブホ。
まあそういう性的嗜好ということだけ察して欲しい。
そうしたら、ほぼ全室SMルーム!みたいなラブホを発見した。他のラブホは1室だけとかが多いのにここはほぼ全室だった。そして彼氏の家の沿線上にあるということもあって行ってみようということになった。

夜21〜22時くらいに向かった。駅からは徒歩20〜30分くらい。大きな道路があるから本来は車で来るようなラブホなんだと思う。住宅街を抜けて、橋を渡った頃だった。
歩いているうちに彼氏が『何か良くない気がする。…見られてる?』と言い出した。
この段階では0感の私にはあまり解らなかった。
むしろ川沿いの電灯の数が少なくて、足元が暗い方が嫌だった。

 

537: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:13:24.61 ID:HlFkwusy0

SMラブホの付近に来て驚いた。周りに何件もラブホが密集している。住宅街を抜けた一帯にラブホが4〜5件は建っている。
歓楽街の狭い隙間に建ってるホテル街とはちょっと違う雰囲気だった。広い空間にラブホだけが、どーん!とある感じだ。

取り敢えず目的のラブホに入った、部屋自体は多少年季入ってた感じだけど気になる程ではなかった。
ただそこでちょっとした怪我を私がした、不注意で人差し指の爪が半分折れる怪我だった。その時はスカルプチュア(長さ出しの為の人工爪)だったから、そのまま折れて爪が取れるという所までには至らなかった。
絆創膏と飲み物を買いに、近くのコンビニに行った。コンビニに行ってる途中も彼氏はこの地域一帯の嫌な雰囲気を感じ取ってた。

コンビニからの帰り道、何処かから「あ”ー!」みたいな声を聞いた。赤ちゃんが泣いてるような声だった。だけど夜泣きなら続けて泣き声が聞こえるはずなのに、その一声だけだったのが不気味だった。
『聞いちゃいけなかった奴かも』と彼氏が呟いた。ただ私にも聞こえてたから心霊現象の類じゃないだろうと高を括ってた。

 

538: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:13:25.30 ID:HlFkwusy0

SMラブホの付近に来て驚いた。周りに何件もラブホが密集している。住宅街を抜けた一帯にラブホが4〜5件は建っている。
歓楽街の狭い隙間に建ってるホテル街とはちょっと違う雰囲気だった。広い空間にラブホだけが、どーん!とある感じだ。

取り敢えず目的のラブホに入った、部屋自体は多少年季入ってた感じだけど気になる程ではなかった。
ただそこでちょっとした怪我を私がした、不注意で人差し指の爪が半分折れる怪我だった。その時はスカルプチュア(長さ出しの為の人工爪)だったから、そのまま折れて爪が取れるという所までには至らなかった。
絆創膏と飲み物を買いに、近くのコンビニに行った。コンビニに行ってる途中も彼氏はこの地域一帯の嫌な雰囲気を感じ取ってた。

コンビニからの帰り道、何処かから「あ”ー!」みたいな声を聞いた。赤ちゃんが泣いてるような声だった。だけど夜泣きなら続けて泣き声が聞こえるはずなのに、その一声だけだったのが不気味だった。
『聞いちゃいけなかった奴かも』と彼氏が呟いた。ただ私にも聞こえてたから心霊現象の類じゃないだろうと高を括ってた。

 

543: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:19:07.86 ID:HlFkwusy0
>>538
二重投稿になってる箇所ある…気を付けてたのに…すまん。

 

539: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:13:48.17 ID:HlFkwusy0

ホテルではやることやったけど、やっぱり周辺一帯の空気が嫌な感じがするからということで、寝ずに始発まで待って帰ることにした。

明け方5時頃はまだ暗くて夜みたいな空気だった。
その時には、何かにずっと見られているという感覚を私も感じていた。視線を感じてよく振り返ったり上を見たりしたものだ。
そして、その見られている感覚は、ラブホ一帯から橋を越えて住宅街に入るとなくなっていた。

 

540: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:14:27.87 ID:HlFkwusy0

何であんなに不気味なんだろう、と思って始発待ちの時間で周辺地図を調べた。0感の自分でも妙な感覚を持つということは余程のことだ。

調べて気付く。

ラブホ一帯は川向こう、つまり橋を越えないと辿り着けない。そして中洲のようになっていて、川に囲まれているのだ。
そして更に調べると、ラブホ以外の建物が「墓地」しかないことにも気付いた。
彼氏が『生き死にの流れがここだけで完結している』と言い出した。続けて『ラブホばっかりだったろ。あれは、ラブホしか建てられないからそうなったんだ』と。

私は別のことを考えていた。
川に囲まれた、ラブホ街と墓地。三途の川。六文銭がなければ川は渡れない。と言うよりも、まるでその中洲のような場所から何かを出さない為に川で囲まれているのでは、と。
彼氏が眠そうにしつつ『欲求が溜まる場所には、幽霊も寄って来るんだよ。生者のエネルギーって言うのかな、そういうのに寄って来易いんだ』と話していた。

 

541: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:15:09.87 ID:HlFkwusy0

私達は彼氏の家に帰って、眠ることにした。ラブホで寝ていないからだ。
疲れていたのもあって、眠っていたはずなのに、うつらうつらとした意識が覚醒した。

ぼそぼそ…とした声が至近距離で聞こえた。彼氏の声ではない。複数人の男の声が、聞こえた。何かを呟いているのは解った、複数人なのも解った。何を言っているのかまでは解らなかったが。
何を思ったか、私は「うるさい!」と言おうとした。が、声が出ない。
何なら呼吸が出来なかった。息苦しくて、だけど息が吸えなかった。ぼそぼそとした声は続いている。しかし怖いと言うよりは、息苦しいのとうるさいのとで苛々している方が勝った。
身体も動かなかった、何なら目も開けられなかった。ただ脳内のイメージとしては、複数人の男(真っ黒い人型)が自分を覗き込んで何事か呟いている図だった。
息苦しい、死にそうなほどではない。ただ呼吸が出来ずにまるで溺れているような感覚だった。

気付いたら私は眠っていた。
起きてからは何もなかった。首に痣とかもなかった。
眠っていた時の話を彼氏にすると『やっぱり何か着いて来ちゃったかな。一回きりなら良いけど、もし続くようなら対策考えないと』と平然と答えた。さすがに普段から何かに憑いてもらってる人間は冷静だ。
それ以後、金縛りや誰かの声を聞いたり息苦しくなったりはしていない。

 

542: 金魚にゅーす 2022/09/14(水) 18:15:48.94 ID:HlFkwusy0

ここから先は後日談。
そのラブホ一帯付近に住んでいた地元民の友人にこの話をした。
友人は『あー…あそこはあかんわ。マジであかん。昔何かあったとかじゃないけど、空気が悪いねん。俺らも小さい頃近付くなって言われとった。遊ぶなら手前の川まで、その先には行かひん』
どうやら現地民からしてもよろしくはない場所だったようだ。私と彼氏は元々の地元が違うので、知識がなかった。

友人は続けて『墓地とラブホしかなかったやろ、墓地って時点で周りに住居立てるのは避けるやろうけど。駅からも中途半端な距離ってのもあって、ラブホしか建てられん土地なんやろな』と話してくれた。

唯一、自分でも心霊体験をした話でした。
長文読んでくれてありがとう。
更に今まで付き合ってくれてありがとう。
疑問点やここ詳しく、などあれば答えられる範囲で答える。

 

553: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 08:36:53.59 ID:Bj1y/Ap50
私が初めて不思議な体験をしたきっかけを話します。
昔小説ジュニアという少女向け雑誌があり、夏になると怪談話が載っていました。
中に自分が死んだら足の裏をくすぐろうという話があり、友達と真似して約束した。
ある晩、寝ていると耳たぶをピンピンと指先で弾かれた感覚があった。祖母に言うとすぐに友達に電話しなさい。
と言われしたんだけど何事も無くよかった。
それ以来いろんなことが起こるようになった。
今回はここまでです。

 

556: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 18:30:29.94 ID:2QLeDQiA0

これは俺が高校生の時の話の実体験

俺のスペック当時男子高で猿
身長170cm
体重52キロの超ひょろがり

ただ寺の息子と言う事もあり、和尚とかあだ名付けられて面白がられてイジメ的な事は無かった

当時はプライドが高かった事もあり俺の時代の中高生はガンの飛ばし合いや面子の問題で言われたら殴る、殴られたらやり返すが当たり前

その中でも俺は「もやしー 」や「男女!」
と言われるのが地雷で言った奴がDQNだろうがたっぱがデカかろうがボコられる事100%でも殴り殴られ最後には必ず相手の何処かを噛みちぎっていたので、高校1年の一学期が終わる頃には(噛みつき和尚)とゴロの悪い二つ名を付けられ、それ以降は喧嘩はなく何故か仲裁役にまわることになっていた
この噛みつきが後に功を奏したのは後々語る

 

557: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 18:32:04.12 ID:2QLeDQiA0

そんな高校1年の2学期生涯の悪友と呼べるYと知り合った

Yはズレた事をする面白いヤツで「それでは校長先生から」と校内放送が流れてくる中、教室のスピーカーを絶妙なタイミングで切って周囲の笑いを誘ったり

新入生の自己紹介の時も俺のあだ名が(和尚)と決まった後Yの自己紹介があり
「実は僕は霊感がある」と男子校には珍しい女担任の方を指差し「こいつは霊だ触ってみろ」と男子校生特有の女性教師イジりを初日からやる様なヤツで(内心皆コイツは出来るヤツ解ってヤツ)と思っていたと思う

そんな性格でYは初日からのインパクトもありクラスでは一目置かれる存在だったけど交友関係はなく、とにかくたまに皆がビックリする様なタイミングで皆を笑わす不思議なポジションにいた。

 

558: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 18:33:36.93 ID:2QLeDQiA0

そんなYが急に「友達になろうや」と言った時は驚いた。しかも高1の2学期友達グループが出来上がりつつある中言ってきた。

俺は「なんで?Yやったらいっぱい友達グループに入れるやん」と聞くと

Yは「僕に友達はいない今作ったお前や」と真顔で言われ既に(噛みつき和尚)とあだ名がついている俺に「友達になろう俺君!俺君と僕なら絶対楽しい!」まで言ってきてくれて何か嬉しかった

実際Yと過ごしているとめっちゃくちゃ楽しかった「そろそろ女子高と接点持ちたい」と俺が言うと「服買いに行こう!待ち合わせは○日の○時な!」と下校後に買いに行ってもいい様な事にデートの様な約束を取り付け

当時待ち合わせた場所に行くとティッシュ配りのお姉さんのティッシュをその場でばら撒き中に散乱したティッシュを諸共せず「俺君お待たせ!服みにいこ!」とその状況の為だけにわざわざ待ち合わせをするという(書いていて今はキチガイな感じがする笑)でも一緒にいて楽しいそんなヤツだった

 

559: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 20:14:17.52 ID:2QLeDQiA0

それから俺達は友好を深めていきYはアウトドアが好きらしく良くキャンプに行ってはお互いの夢を語り合った
Yは凄く将来の事を見据えていて既に防○大学を視野に入れて勉強しているみたいで後に入学までスってしてたりする

そんなYに負けてはダメだと自分ももっと専門的な事を学ぼうとYと図書館に通いながら俺は仏教やその他宗教 Yは自衛官の専門書と色んな大学の赤本をそれぞれ手に取り暇を見つけては一緒に通い続けていた

この時まだ高校1年の3学期、今思い返すとYのお陰で普通の学生よりも早く受験を考えて行動出来たし高校3年になると仏教の専門知識は同じ歳の仏教系学生(今は人文学)より豊富になっていた
無事お互いの大学の合格が決まった時はガッツポーズを決めて高校を卒業

そして忘れもしない大学2回生の時久しぶりにYから連絡があった。

Y「久しぶり今年のお盆キャンプいかん?」
俺「お盆無理なん知ってるくせにまたなんやねんな笑」

俺は中3の時に祖父を亡くし、それから中途半端に檀家さんが多い自坊では中3からお盆参りを手伝っていた。それはYも知ってる筈

Y「それは知ってるただお盆しか時間つくられへんねん」

Y曰く防○大学では初めは可愛い女の子達がいたが他の女からのイジメが酷く辞めていく人多数Y自身も先輩からバケツに味噌汁をたらふく飲まされ大学一回でさっそく洗練を受けて2回生になりようやく時間が出来たらしい

俺も大学からの学生僧侶より道場出の僧侶が如何に即戦力で現場で真剣に取り組んでいるかを知って大学より道場で僧籍を取ろうと決意していた為両親にその事を伝えた処だったので

俺「今年のお盆Yの話もあるし道場もキチッと整理して行きたいから親父(住職)一人でもいい?」というと

親父「それなら仕方ない今までようお盆手伝ってくれたな今年は気にせんでいいからY君にもよろしくな」

っとあっさり承諾。Yと共に京都の某山でキャンプする事となる

 

560: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 20:47:49.40 ID:2QLeDQiA0

キャンプ初日さすが自衛官候補生みるみる山を登っていく…しかも昔から山道や決まった場所にテントを張る事を嫌がり変な所でこだわりを見せてくるYに

俺「ちょ笑 早すぎ汗 訓練兵やないんやから涙」

と弱音を吐くとYは「そうか?朝いきなり起こされてヘリ乗せられて数十キロのバックパック担いで地図渡され何○何○時に目標の地点まで到着出来なかった場合留年!なんて聞かされるより今めっちゃフリーダムで楽しい!修行もそんなもんやろ?」

まだ学生僧侶で道場僧侶ではない俺との世界の違いがこれ程違うものかと思い知らされた瞬間…

それでも一頻り山を上りテントをはれそうな所まで着いた

テントをはり二人で高校の思い出話や近況報告も話終えた(因みに昔だから多少許された事であって今はちゃんとキャンプ場に泊まりましょう笑)

するともう辺りがほんのりと暗い…でも世間話だけで一日目を終わらせたく無かった俺達はせっかく登って来たんだしと言うことでオキマリのヤッホーくらいはと思い、遠くに見える電波塔?の方に「ヤッホー!」
と挨拶がてら…案の定「ヤッホー」
とやまびこがかえってくる。

するとYが「負けへんからなー!」
と多分訓練の事を思って言ったであろう言葉
俺も一緒に「負けへんからなー!」
やまびこが響く…この2回目である負けへんからなーのやまびこに何か違和感を覚える俺達…

一回目のヤッホー
「ヤッホー…ヤッホー…ャッホー…ヤッホー」
↑正常

二回目の負けへんからなー!
「負けへんからなー!…まけへんからなー!…マヶヘンカラナー!マケヘンカラナーナニニー?ナニニー?」

Yと顔を見合わせる…

 

561: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 21:19:38.58 ID:2QLeDQiA0

Yは昔と変わらずズレた提案をしてきた

Y「俺君って霊感あるん?」

俺「あるわけないやろ笑」

Y「寺の息子やのに笑」

俺「またからかってー寺は供養する所であって除霊や霊能なんて関係ない何処ぞの○田○道やあるまいし あんなのに成りたくないからちゃんとした知識をつける為に高校の時も今も勉強してんの解ってるやろ笑」

そう神仏融合や特殊な例はあれどお寺はあくまで供養する場であり除霊 お祓いなど本来歴史的観点からみても除霊(障りを除く)やお祓いは神道または陰陽師が代表格、しかも陰陽道に至っては殆どが天皇制も関わり現代で通用する代物ではないし、例えデタラメでも本人が救われたと思うなら在り来りな仏説摩訶般若波羅蜜多心経を唱えておくのが通例であり
この仏説摩訶般若波羅蜜多心経も他のお経と同じく和訳すれば悟りを得たい人物が観音様に教えを乞い観音様から助言をもらう物語に過ぎない

Y「じゃぁ大丈夫やな!お前らに負けへんねん!」

「お前らに負けへんねん!…おまえらにまけへんねん…オマエラニマケヘンネン…」

「ォマェラハマヶルヨ?」

 

562: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 21:28:23.31 ID:2QLeDQiA0

最後は二人で振り返った…何故なら

「ォマェラハマヶルヨ?」は明らかに真後ろから聞こえてきた…

 

563: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 22:15:16.37 ID:2QLeDQiA0

再び顔を見合わせる俺とY
するとYが「誰や!どこや!」
と明らかに聞こえて来た方向に問いただしはじめた。

それに釣られて俺も「だっ誰やのん!?どっどこやのん!?」
若干のファビョりながら言う

すると周りから「ぼぁぁぁぁぉあぉあんヒィヒッェエエェ」

と鐘?が鳴る音と老若男女問わずの性別不明の笑い声…

Yもう一度俺に

「俺君ってホンマに霊感ない?」

と何故か聞く…俺ワケワカメ…

Yさっきの真後ろから聞こえてきた方に携帯のポシェットから赤い円の目印みたいな紙とりだしその上に石を置く…

 

564: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 22:18:34.70 ID:2QLeDQiA0

そんな行動をしてる最中世間話でもするかのように

Y「高校の女担任の事覚えてる?」
俺「覚えてるよ!それでYの事知ったようなもんやん!」
Y「名前は?」
俺「は?」
Y「担任の名前」
俺「え?名前?伊藤?田中?え?」←必死に思い出す
Y「ヒント独特な名前 荒○先生」
俺「あ!荒谷先生や!」
Y「性別は?」
俺「おと…こ」
Y「人間の記憶って不思議よなぁ…」
意味深過ぎてわけわからん俺…

 

565: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 22:20:38.82 ID:2QLeDQiA0
Y「さて…今回キッついな…複数やで俺君」
何となくこの頃には察し
Y 「指示通りに動いてな!」
俺「ドンと来い!」(高校時代に培われた謎の連携)
Y「俺君の高校時代のあだ名!」
俺「和尚!」
Y「違う!もっと思い出して!」
俺「え?あ!噛みつき和尚!」
Y「何で噛みつき和尚?」
俺「ん?え!そこ?」
Y「集中!」
俺「んー?ムカついて腹たって!」
Y「何でや!!!」(結構な剣幕)
俺「もやしとか女男とか言われて!」(何か思い出すとムカついてきた)
Y「右噛め!」
俺空を噛む
Y「惜しいもう一回そのまま当時思い出して!!!また右!噛め!」
俺噛む何かネチャァとした感覚と強烈な苦味にすぐ口空く
Y「惜しい今度は噛みちぎるつもりで!!!」

 

566: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 22:38:38.09 ID:2QLeDQiA0
暫く膠着状態…(それでも30分くらい)
俺「まだか!?」
Y「慣れてきたやろ?右来んの待ってる!噛めっていったら何が何でも食いちぎる勢いで!」
俺「了!」
また暫く(10分?くらい?)
Y「右!」
ネチャァじゃないけど何か肉みたいな感触のを捉える苦い…
Y「そのまま噛みちぎれ下に!」
おもっくそ地面に向かって噛んだ感触と苦い感覚に耐えつつ首振る…けど途中からうんともすんとも動けない…するとYは俺の顔面を思いっきり「噛んだまま!!!」っていって一回振り切った
「ダゲジアヤね ババァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!」
区切った様にこの三つだけの固有名詞っぽいのは聞こえた
一気に顎下が重くなるし苦いY何か白い布みたいなのが湿ったの俺の口にあてて拭う…
苦いしなんとなく?臭いしでパニック!
Y「今や!にげるで!こっち!」
Yに続いて走るけどテントの方に向かうわくじゃなさそうなのは確か…
そのまま我武者羅に走る…人生で一番走ったかも…

 

567: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 22:46:58.68 ID:2QLeDQiA0
国道?らしき道に出た!けどまだ走るY…着いてくしかないと俺諦め状態…
途中トラックが真横通る…
運ちゃん「何しとんねんダボガキどもが!」
Y無視走るとりかく走るもう着いていくのがやっと…俺がYに追いついた時、さっきまでやまびこで遊んで暗かったのが嘘みたいに明るくなってる何なら朝チュンの雀鳴いてる…
42.195キロとか考える余裕が出てきてやっとYが待て待てみたいなジェスチャーでもう大丈夫みたいになる

 

568: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 23:09:25.06 ID:2QLeDQiA0

俺ゼェゼェ言いながら「なんなんアレ?」
Y「わからん」
俺「わからんも何も言う通りにしたらめっちゃ苦いし口キショい」
Y「すまん…せやけどあの類は痛い目見させなずっときよるから…俺君ホンマに霊感ないん?」

掻い摘んで話すとYは昔から所謂視える人の様で小さい頃と今でいう厨二病が流行る前だが相当中学までは何かに怯えたり騒いだりする子だったようで近所でもキチガイみたいな扱いを受けてそれからは関西県内を義務教育が終わるまではと引越し転々とした後母校の高校では心機一転それでも視えると言っても全てが同じではなく現象みたいに発生したり一つの物だったり一人や二人とあったらしい。

 

569: 金魚にゅーす 2022/09/15(木) 23:23:05.14 ID:2QLeDQiA0

当たり前の話でY曰く本当に視える人はわざわざあんな得体の知れないものに自ら手を差し伸べて助けるなんて愚の骨頂らしく対処方はその時々によって独自に変えるしかないとか
ただあの苦い味も国道を走り抜けて場所もわからない所から運よくタクシーでYの実家まで帰れたのは忘れる事なく本当で、ただ一点申し訳ない事はキャンプ用品全てをあの日を境にとりにいけてない事…これだけは申し訳ないです

後なるべく読みやすくしたいが故に俺と呼称していますが本当はわたくしです
今は道場出の僧侶として葬式坊主コースも回避
文章書くのにお見苦しい点があったと思いますがご容赦ください 合掌

 

 

引用元: https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1660842356/

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