俺は最初女友達のいたずらかな?と思ってその女の両手をガシっと掴み、
「お前、○○だろ?」と笑いながら言ったら、恐ろしい目付き(人間とは思えない、キツネのような目)でこちらを
睨んできたので、まじもんの化け物に遭遇したと気付き、大慌てでその場から逃げました。
しかし、女は着物のすそをたくしあげながら、小走りで追ってきます。俺は恐怖で足がすくみ、何度もつまずきそうになりながらも、必死で逃げました。
女はだいたい2キロぐらい走ってたらふっと消えました。俺は気配が感じなくなった後も怖くて
全速力で宿屋までダッシュしました。たどり着くと帰りを待っていた友達
が俺の恐怖におののいた姿を見て腹をかかえて笑いました。俺はみんなの顔をじろりと見た後、何もいわずに
一人部屋にこもり一晩を過ごしました。気にかかったことは、女友達の一人があの女と手をつないでいたことです。
生きている人間の内にも悪霊にとりつかれている人間はいるんでしょうね。
ほかの奴らは今頃きっとあの女友達に食われている。
>着物のすそをたくしあげながら小走り
(゚Д゚)コワー
ところでみなさん水波一郎って知っていますか?
その日は何だか凄く嫌な(怖い)感じでずっとゾクゾクしてて、この歳にもなって恥ずかしいなどと思いつつも、父と母の寝室の座敷に、母と一緒に寝た。(俺が玄関側で母、父と川の字
。ちなみに父は仕事が遅くなりまだ帰ってきていない)
ここでちょっと家の造りを説明します。
うちはかなり古い家で、東西に長方形で、南の真ん中に玄関、
玄関を入ると直ぐに居間。居間を中心に左手に祖母の部屋と2階への階段、奥に台所、右手に座敷が4つ田の字に並んでいます。
その座敷の、一番南西側に仏壇、北西側は物置、南東側は使っておらず、北東側が、父と母の寝室です。
北西側の物置以外は、全部襖で仕切ってあります。
大体こんな感じ
-----
|祖部| |
|母屋|階|風
|の |段|呂
----
玄|居 |台
関|間 |所
ーーー-
|座敷|座敷
ーー+ーー
|座敷|座敷
-----
↑
ここに寝た
その日は少し暑く襖は全部開けて寝た。
布団に入って10分程、寝つきの早い母のイビキがきこえる。
俺は寝てるか起きてるかぐらいの境のところでウトウトしていた。
ふと、玄関が開いた音がきこえた気がした。
父が帰ってきたのだと思った。
足音が聞こえる。玄関からこちらに向かって歩いてくる、畳を踏む音。
足音がなぜか俺の枕元で止まった。
親父何してるのかなぁ?と思ったがかまわず眠りに着こうとした。
何か聞こえる。
人の息づかいだ。
硬直した。父はこんなことするような人間じゃない。
風の音かも思ったが、人が息をするとき独特の音がする。
やっぱり人が・・・
じゃぁ誰なんだ?
泥棒か?
いや、泥棒ならこんなことはしない。
それならやっぱり・・・
俺は微動だにできなくなった。呼吸のたびに胸が上下するのすらしてはいけないことのような気がしてならない。
嫌な汗が出てきて、布団の中が湿っぽくなっていくのがわかる。
たぶん、こっちを覗き込むようにしたのだと思う。
何者かの呼吸音が、さっきより大きく聞こえた。
動くことはできない。
声も出せない。
目も開けられない。
どうしたらいいかわからず混乱していると、今度は車が近づいてくる音がきこえた。
「親父が帰ってきた!」心の中で叫んだ。
父の帰宅をこんなにも喜んだのは何年ぶりだろう。
気がつくと、何者かの呼吸音は消えていた。
親父が帰って直ぐに起き出し、さっきの事を話した。
「夢だろアホタレ」と笑われた。
でも、あれは決して夢ではないと思う。何の根拠も無いけど・・・。
ただ、その日から、その座敷で寝るとかなりの確率で金縛りにあうようになった
友達から聞いた話、怖くないかもしれないけど・・・
雑誌の取材で自殺の名所に行ったらしく。
遠くの崖をファインダーごしに見ていた時に人の姿を発見、
神妙な顔をした若い女の子が崖の先端に立っていて
まさかと思った瞬間に飛び降りた、カメラマン根性なのか
それを連射で撮影した、その女の子は海に沈んだ
ふと我に返り急いで警察を呼んだ
警察に色々聞かれて家路に着き、気が動転して写真の事を話すのを忘れていた、
翌日、写真の事を警察に話すよりも締め切りに間に合わさないといけないので
現像するのを急いだ、出来上がった写真を見ると、
飛び降りた女の子を撮影した物がない、現像所の手違いかと思った。
繰り返し見てみると、何枚も変な写真があることに気がついた、
飛び降りた女の子の目線のような写真が18枚あり。
それは崖の先端に立ち、飛び降り、海に落ちるまでが18枚にわたり写っていた。
後にその飛び降りた女の子が18歳という事を知った、
ノイローゼになり自分もそこで飛び降り自殺したらしい。
>>677
>飛び降りた女の子を撮影した物がない、現像所の手違いかと思った。
>飛び降りた女の子の目線のような写真が18枚あり。
矛盾してるとオモタが、「女の子の目線で撮ったような写真が18枚」なのね。
あれはなかなか面白かった。
いまだ一人で読めないよ。横に誰かいないと。
おまいの後ろにいつもいるじゃないか。
とりあえず失礼
今日俺含め三人で廃病院に行ってきました(オレとBとC)前に彼女のアパートで確かにみたと思ったのですが
アレは本当に幽霊とかその類なのかな?と思ったので
違う場所でもみれればと思い最近いろいろスポットをまわってます
今日いったのはS県N病院
やっぱり名前いいます
ナルキダイ病院です
裏口は開いているとの情報があり、まず正門の有刺鉄線を乗り越え裏口へ
裏口を開けた瞬間Bが悲鳴をあげました
いきなり車椅子がおいてあっただけでした(Bはかなりのチキンです、そんなBがきてくれた事には感謝)
C「前にきた奴の悪戯だな」
どう考えてもその通りです、じゃなければ怖すぎです
廃病院は四階建てでとりあえず一階からせめてみました
一階の突き当たりまでいくと(正門の近く)食堂がありました
食堂から物音が聞こえたので、オレBC「きたー」っと
どきどきしながら三人でそーっとのぞくと食堂の中で誰かゴソゴソやってます
こわいです、でも幽霊はいるんだぞって言えるって気持ちの方が強かった!
デジカメをかまえた瞬間食堂の中から「何やってんだテメーラ」と怒鳴られました
食堂の扉が勢い良くひらきパンチパーマがでてきた時は病院の怖さも吹っ飛ぶほどの怖さでした
まぁ、デジカメ没収です
そのパンチも友達と肝試しにきたとの事です
こんな季節にわざわざ
俺達もわざわざですけど
>食堂の扉が勢い良くひらきパンチパーマ
クソワラタ
俺達は屋上に行ってみる事にしました
階段を上がり二階(確かに人の楽しそうな声が聞こえます)
三階は窓を木の枝が突き破ってはいってきていて凄い迫力です
四階またキャーキャー声が聞こえます、雰囲気だなぁ、などと思いつつ、屋上へ
ですが、鍵がかかっていてひらかないし、鉄製の扉なので蹴り破る事もできそうにないので
ここはダメだな、他の心霊スポットをあたるかっなどとB、Cと話ながら階段をおりて外へでました
外へでて病院を眺めると2、3、4階から懐中電灯らしきあかりがみえました
ハァッとため息をタイミングよく三人でつき
どーする?と話をしていたら
屋上に人影がありました
おぉ!きたかっと思った瞬間Cがアレ懐中電灯持ってるよ、の言葉であいつもパンチの仲間かとがっかりです
車に乗り、帰宅しました
今Dもくわえ四人で次の目的地を検討中です
ですが、俺達は今凄い怖いです
屋上への扉あの鍵のかかった所だけらしーです
あと、あの病院何年も前に取り壊されたはずってDがいってるんです
じゃあ俺達はどこいったのかと、たまたま違う廃病院?
あとデジカメかえせぇ、でもかえしにはこないでほしい
終わりです
んじゃ、私の話をひとつ
中学1年の時かな?友達がほんっとに悲しい時は人間笑うんだって!!
という話をしていた。その時はそんなバカな、と聞き流していた。
私の母はとても恐ろしい人なのだが、その日の夜は大変機嫌が悪くピリピリしていた。
夕飯は焼きさんまだった。私は、食べるのが遅く兄弟もみんな食べ終わりいつものように
一人台所で食べていた。やっと食べ終わり、あとかたずけをしようとさんまの骨やはらわたを
三角コーナーに捨てていると、バン!とドアが開き「まだ食ってんの?」と母が入ってきた。
ジロッと三角コーナーのさんまの食いカスにらむとまだ残ってんじゃない!と私に怒鳴るのです。
キョトンとしていると頭をはたかれ、早く食えっ!!と言われました。私は、泣きながら三角コーナー
からさんまのはらわたを食べました。するとどうでしょう!その時私は笑っていたのです、号泣しながら、
すごく冷静になってしまって本当だ、と関心してしまいました。その様子を見て母は、なに笑ってんだ
気持ちが悪い!と足に蹴りをくれてきました。ハッと我にかえると悲しくて笑えませんでした。
やっぱりウソじゃんって思いました。
んじゃ恐ろしい母つながりでひとつ
私の母はぶちキレると殴る蹴るする人でした。
その日もよくわからないのですがキレていて、蹴飛ばされました。
慌てて押し入れの方角に逃げると、髪の毛を掴まれ、机とか本棚とか、固めな物にぶつけられました。
そのあとぶん、と投げられ、仰向けに転ぶと、胸倉を掴まれて押し入れの襖に叩きつけられました。
ふと横をみると、3センチほどの釘が真横に・・・
あと2センチずれていたらと思うとすげー恐かった
>>7309
うお~コエー(((;゚д゚)))ガクガクブルブル
気付くとあと○○センチずれてたら…ってケースよくあるね。
気付いた瞬間、一瞬にして血の気が引いていくんだな。
鬼だな。
ホラー映画を見てたんだが、あまりにも恐すぎて、本当に怨霊が
出てきそうだったのでテレビの音量を下げようとリモコンを押したら画面に
「オ ン リ ョ ウ」
ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!!!
ある日よく行く廃屋で遊んでると、その廃屋の前を、乳母車押したおばあちゃんが通って行った。
なんとなく二人でぼーっとおばあちゃんを見てると、角を右に曲がって行った。
でもその道は、廃屋と隣の家だけを繋げる道に通じていて、抜け道は無い。
おまけに、隣の家も、その時遊んでる家よりは随分新しいけど廃屋は廃屋だったから、人は住んでない。
気になって友達と一緒におばあちゃんの後を追ったら、姿は無かった。
二人して不思議な気分になったけど、まあいいやとそのまま遊びに戻った。
それから一ヶ月くらいして、子供たち(自分らの事ね)が廃屋に入り込んで遊んでると
親に話が行ったようで、二人とも親にひどく怒られてしまった。
その時に、以前、隣の家の枯れ井戸に、その家で一人暮らしをしていた
おばあちゃんが落ちて亡くなっていたという事を聞かされた。
その時、あの日のおばあちゃんを思い出した。
そういえば不思議だったんだ、二軒の家に繋がる坂の小道の入り口には
鎖がかけてあったのに、どうしてあのおばあちゃんは乳母車押して
入って来れたんだろうって。
関係ないかも知れないけどね。
あ、分かりにくかった。道はこんな感じ。
↓二軒の家の間の道 |
□||□_________|
|___________:
↑坂の小道 ↑入り口のチェーン
(奥で行き止まり) |
|
家の間の道の奥は少し広めの庭になっていて、抜け道なし。
新しい家の庭の方に井戸がありました。
俺が厨房のころの話。
友達とよくカブトムシを採りにいく木のすぐ近くに祠があった。
ある日、いつもの友達を誘って祠を見にいくことになったのだが
祠の20メートルくらい手前から進むことができなくなった。
理由はとにかく怖いから。
今、思い出しても怖い。
結局は祠にたどりつくことができなかった。
それから15年後、いつも行く本屋である1冊の本を見つけた。
タイトルは忘れたが、地元の怪談話を集めた本だった。
(心霊系の本ではなくて、郷土史のようなもの。)
そこには、あの祠のことが書かれていた。
内容は、その祠の裏にある川が幾度となく氾濫するため
地元の人が話し合いで人柱をたてることになった。
だが、人柱の名乗りをあげるものは誰一人いなかった。
そこへ、たびたび物乞いに来る女が(どこから来るかは分からない。)
いつもお世話になっているので私が人柱になります。といって人柱になり
それか川が氾濫することは無くなったそうだ。
その女を祀ったのが、その祠だった。
だけど、俺はその本の内容は嘘だと思う。
絶対に女が自分から名乗りでたとは思えない。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
名乗り出たのではなく、
強引に人柱にされたため恨みが強く、
そのせいで祠に近寄れなかった。
ってところか?
えーと…ここ数日間ロムってて辛くなってきたんで俺が書くぞ
ちょっと、いやかなり長いと思うけど許してくれ
俺が小学五年生の頃だったと思うけど…家に古い化粧台があったんだ。
開くと両側の扉にも鏡が付いてるやつで三面鏡って言うのかな?
それが二階の両親の部屋にあった。
ところがその三面鏡(←名称わからんけどそう呼ぶことにする)左側の鏡が取り外されてて付いてないんだ。
母親に話を聞くと、どうやら気味が悪いので外したらしいが詳しくは教えてくれない。
「もう捨てるから気にするな!」と強い口調で言われたので、それ以上の追求は残念ながら断念するしかなかった…。
ある日の夕方、物置を探索していて偶然にも外された鏡を発見した。
俺は当然の事ながらそれを取り付けてみようと思った。
とりあえず覗いたり、振ったりしてみたのだが、そのままでは何の変哲も無い鏡だったのでツマらなかったからだ。
母親が一階の居間にいたのでコソーリと階段を上って両親の部屋に入った。目的の三面鏡は閉じられたままで部屋の片隅にある。
とりあえず開いてみたが何も起きない…。
当たり前だ!毎日母親が問題無く使用しているのだ!俺はさっさと左側の扉に鏡を取り付けてみる事にした…。
・・・無理に取り外したのだろうか?金具が馬鹿になっているらしく、なかなか鏡がハマらない。
困って部屋を見回すと棚の上にガムテープがあったので、大雑把だがペタペタと鏡を貼り付けて何とか完成!
苦労の甲斐あってめでたく三面鏡は元の姿を取り戻した。
椅子に腰掛けて鏡を覗いてみる。まずは正面…何もおきない。視界にはもちろん左右の鏡も見えるのだがどちらも異常なし。
ちょっと緊張ぎみで間抜けな俺の顔が映っているだけだ。期待はずれである。
では、と問題の左側の鏡だけを見てみることにした。
体勢を左にずらして食い入るように鏡を覗くこと数分間…やっぱり何もおきない。
「何が気味が悪いだよ!何でもないじゃん!」
幼き好奇心を見事に裏切られた俺は、母親に文句の一つも言ってやろうと思い椅子を立ち上がろうとした。
・・・その瞬間!左側の鏡が『ガクッ』と傾いた!
慌てて両手で鏡を押さえつける!ガムテープで強引にくっ付けたのが悪かったのだろうか?
扉から外れてずり落ちそうになった鏡を落下寸前で救出した俺は椅子に座り直した。
再び三面鏡を復旧してから母親に文句を言おうと思ったからだ。
「あれ?」
俺は鏡の変化に気付いた…。
ゴクリ・・・
・・・曇っている。さっきまで俺の姿をちゃんと映していた鏡が今は白く曇ってぼんやりとしか映らないのだ。
『ドクンッ』と俺の心臓が激しく鳴った!
・・・嫌な予感がした。
なんとなく部屋の空気までもが変わった気がする。張り詰めたようにピーンとした感じ…。
湧き上がってくる恐怖感に耐え切れず俺は部屋から逃げようとした。鏡など放り出してしまえばいいんだ!
そう思って椅子から腰を浮かしかけた。その時!
『ポンッ』と後ろから右肩を叩かれた。
そのまま肩に手を乗せられている感触がする…。
「・・・なんで後ろから?・・・右の鏡なのに…」
思ってもいなかった出来事に自然と体の力が抜けていく。
そして俺は再び椅子に腰を降ろしてしまった。鏡は捨てきれずに両手に持ったままで…。
肩にはまだしっかりと置かれた手の感触…軽く押さえつけるような重みがある。
俺はガクガクと振るえる膝に置いた鏡から視線を外し、恐る恐る右肩に視線を移した…。
・・・白く細い指・・・紅くて長い爪・・・甲に血管が青く浮き出た女の右手が俺の肩を握り締めている!
「うわぁぁぁっー!?」
叫んで俺は再び逃げようとした。しかし身体が凍りついたように動かない!
恐らく叫び声も実際に出せてはいないだろう。
だが女の手はそれを察知したかのように『グッ』と力を込めた!
女の指先が痛いくらいに肩に食い込む。俺は思わず後ろを振り返った!
・・・何故か身体は動かすことが出来た。痛みが刺激となって恐怖で麻痺した神経を回復させたのだろうか?
振り返って…さらに俺は在り得ないモノを見た!
『・・・鏡から女の腕が生えている』
それを見た瞬間、俺はそう思った。
三面鏡の右側の鏡は左側とは対照的に表面は黒く濁っていた。
その鏡の端々から中心に向かって、半透明の無数の根のようなモノが浮き出ている。
そして鏡の中心から伸びた異常なまでに白く細長い腕…。
俺の右肩を掴んでいる女の手の指先、紅く塗られたその爪が花びらを連想させるからだろうか?細長いその腕はまるで『茎』のように俺の目には映った。
それは闇の中から生える青白い植物のようだった…。
「ぐわぁぁあーっ!」
自分の体の中に響くほどの叫び声をあげた俺は部屋を飛び出し階段を駆け下りた!
とりあえず人の居る場所へ…母親がいる一階の居間へ行きたかった。
尋常ではないスピードで駆け下りている為に時折足がもつれる。
しかし止まる訳にはいかない。最後には転げ落ちるようにして俺は一階にたどり着いた。
・・・息も絶え絶えになりながら俺は居間へと向かう。
鏡はすでに手に持ってはいない。多分あの部屋から逃げるときに床にでも放り捨てたのだろう。
割れる音がしなかったので投げつけたりはしなかったと思うが…。
階段から居間、さらにその先の玄関までは一直線に廊下で繋がっている。
今の俺から見ると廊下の左手に居間、正面に玄関、右手側は壁で途中に大きな窓がある。
窓から射す光は既に赤みがかっており、闇の訪れまでは後僅かというところだった。
ふと正面を見ると、さっきの叫び声を聞いたのか母親が不安そうな顔で廊下まで出てきていた。
一瞬安堵感が込み上げたが、それは瞬く間に怒りに変わった。
そう!なぜ俺がこんな目に会わなくてはならないのだ!
「み…みぐぃ…」
『右の鏡を外しとけ!馬鹿ぁ!』と言いたかったのだが、喉の奥がからからに乾いていて声にならない…。
何も言えないことが悔しくて俺は母親の顔をじっと睨んだ。しかし母親は俺の目に視線を合わせようとはしない。
『なんだよ!無視してさぁ!』と思いながらもよく見ると母親の視線はただ一点、俺の右肩に注がれていることに気が付いた。
『・・・右肩!?』
『まさか!』と俺は思った!
いや、そんなはずは無い!だってここは一階だ!俺は二階の両親の部屋から必死になってここまで逃げてきたんだから!だから!!
『・・・手なんてある筈は無いんだ!』
そう期待して俺は自分の右肩にゆっくりと視線を落とした。
・・・しかし甘い期待は裏切られた。
そこには先程と何も変わらずに俺の肩をしっかりと掴んでいる青白い女の右手があったのだ!
思わず俺は体を捻り、駆け下りてきた階段の方を見て愕然とした!
・・・伸びている・・・女の腕は階段のその先・・・二階からずっと伸びているのだ!
恐らくあの鏡の中からずっと…。
『・・・何故!どうして!?』
もう気が狂いそうだった。だが俺は意を決して最後の抵抗を試みた!
左手で女の右手の甲を掴む!『ゾクッ』とくるような冷たさに一瞬怯みかけたが構わず俺は女の手を引き剥がしに掛かった!
それに気付いたせいだろうか?女の手は再び俺の肩を『グッ』と握り締めた。
次の瞬間!女の手が物凄い力で俺の肩を引っ張った!
予期せぬ出来事にバランスを崩した俺は、女の手にしがみつくような体勢で廊下に倒れこんでしまった。
それでも女の手は肩から外れることは無く、少しずつ俺の体を階段の方へと引きずっていく
「・・・駄目だ」
俺の心は生まれて初めての感情に黒く塗りつぶされた。
それは『恐怖』では無く『絶望』だった。
このまま俺は二階まで引きずられて、あの三面鏡のなかに引き込まれてしまうんだとそう思った…。
不意に俺の頭の上…やや後ろの方から声が聞こえた。
「待ってなさい!すぐに助けてあげるから!」
・・・母親の声だった。いつの間にか母親は俺の近くにまで来ていたのだ。
母親は一瞬だけ俺に向かって優しい笑みを浮かべると、迷うことなく俺の傍を離れて階段へと全力で走り去った。
・・・俺の肩を掴んでいる女の手を外すのは不可能だと判断したのであろう。
二階へと伸びている女の腕の脇を擦り抜けるように階段を駆け上がっていく。
俺を苦しめている元凶であるあの鏡をどうにかするつもりなのだと俺は思った。
「・・・ごめんなさい」
俺を助ける為に、自らの危険も顧ず二階へと向かってくれた母親に対して精一杯の気持ちで謝った。
「本当に…ごめんなさい」
涙で滲んだ視界には、すでに母親の姿は映っていない。
それでも俺はただ謝り続けた…。
その時『ガシャーン!』と激しい音がした!
続けざまに『ドスッ!』と何か重いものが二階から落ちてきたような音が廊下の窓の外から聞こえた!
「・・・あれ?」
気が付けば右肩の感触が消えている。
あわてて見てみると、あの女の右手は綺麗さっぱりと消えて無くなっていた。
「・・・ありがとう」
俺は素直な気持ちで母親に感謝した。
きっと、あの三面鏡の鏡を母親がどうにかして割ってくれたのだろう。
そして三面鏡を窓から投げ捨てた…。
あの音は三面鏡が落ちてきたときの音なのだと幼き俺はそう確信した。
俺は二階から降りてくるであろう母親を待たずに廊下にある大きな窓に近づいた。
この窓のちょうど真上が両親の部屋の窓になる。
あの三面鏡があった部屋の窓からモノが落ちてきたのならば、この廊下の窓を開けるとそれがハッキリと見えるはずなのだ。
安堵感が心の奥で眠っていた少年の好奇心を呼び起こした。
幾多の困難を乗り越えて敵を打ち倒した勝利者の気分に浸りながら、俺は勢いよく廊下の窓を開いた!
・・・そこにあったモノは体の至るところにガラスの破片が突き刺さり、血まみれで倒れている母親の姿だった…。
その足首には、くっきりと女の『左手』が強く握り締めた痕があった…
・・・終わりです。長くてスマソ!
読んでくれた人 アリガ㌧
はっきりしないからもう貼るよ☆
【きょうふのみそしる】
「キャンキャンッ」
「本当にかわいくない犬ねっ!!」
またか…。寝ていたところを犬の鳴き声と妻の罵声で起こされる。
最近はいつもこうだ。妻はノイローゼ気味でいつも犬のメリーにあたり散らかす。
本来、妻は動物があまり好きではなく、メリーも動物が好きな私が無理を言って飼っていた。
妻がメリーにきつくあたっているのは知っていたが、仕事で帰宅が遅く、妻の相手が出来ない私は強く言うことが出来なかった。
私はソロソロと起き上がり、リビングにむかった。
「いい加減にしないか!」
昨日も遅く帰った私は寝不足気味で少々イラツイて怒鳴ってしまった。
「だって、あなた…。」
「だってじゃない!俺は仕事で疲れて帰って来るんだから少しくらいゆっくりねかせてくれよ!」
「ごめんなさい…。」
妻は泣き出してしまった。少し気が咎めたが私は出社の支度をして、そのまま家を出た。
その日はスムーズに仕事が運び、いつもより早い帰宅になりそうだった。朝の一件があったのでたまには早く帰って妻を喜ばそうと思い、妻に早く帰れる旨の電話を入れた。
で
「じゃあ今日はあなたの好きなものを作って待ってるわね!」
と言った。
電話を切り、妻が朝の一件を気にしていない様子だったので少し安心し、帰宅の途についた。
「ただいまー。」
いつもなら帰宅した私を真っ先に出迎えてくれる筈のメリーが来ない。ははぁん、お義母さんが来たなと私は思った。お義母さんはメリーが大のお気に入りでちょくちょく家にやって来てはメリーを連れて実家に帰るのだ。
「おかえりなさい。」
妻が笑顔で出迎える。
「お義母さん来たのか?」
「ううん、来てないわ。、そんなことよりせっかく早く帰ったんだから一緒にご飯食べましょうよ。」
少し気にかかったんだが、急かされて食卓に着かされた。さすがに久しぶりの二人の食事だけあって妻は腕を振るった様で、豪華なおかずが卓上に並べられていた。
「今日はあなたの好きなものを用意したのよ」
妻が笑顔で話しかける。
「好きなもの?いったいなんだい?」
「これよ、食べてみて。」
妻がさしだしたのはなんてことはない普通の味噌汁だった。これが?確かに味噌汁は嫌いじゃない。だが大好きというほどでもない。疑問に思いながらも一口味噌汁をすすった。
「うわっ」
強烈は味覚が口の中に広がり、何かザラザラしたものが残る。直ぐさま吐き出した。毛だ…。
「お前…、これ」
妻は微笑み
「そうよ、あなた大好きでしょ。」
それから幾日もしないうちに妻は入院した。3年たった今でもまだ退院していない。
あれから俺は味噌汁を口にすることが出来ない。
~。~。~。~。~。~。~。~Fin~。
↓既出でつか?
ト イ レ に 入 っ た ら 絶 対 に 上 を 見 る な
「そういえば、普段ウンコしてても壁を睨みつけて
りきんでるから、上なんか見たことないなあ・・・。」
それが友人Kの最後の言葉となった。
Kは翌日、自宅のトイレで便座に座り、
上を見上げたままの格好で
変死体となって発見された。
発見した家族の話では、
Kの顔は恐怖に引きつり、
髪は真っ白になっていたらしい。
ト イ レ に 入 っ た ら 絶 対 に 上 を 見 る な
あー、似たようなのでガイシュツ?
とある女の人が入院している時、夜消灯の後も眠れないでいたら、
突然天井に物凄い形相で睨む女の顔が浮かぶの。
入院していた女の人は天井を見上げながら金縛り。
ふと目をそらしたらいけないと思って睨み返し続けたら天井の女が消えた。
翌日隣の部屋の患者が死んだという話。もし目を逸らしていたら、というオチ。
洋式だとよく、何気な~く上を見上げていることに気付いた俺がきましたよ
>>843
↓これも似たような「タチの悪い」ヤツやね?(病院スレから甜菜)
29 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ [sage] 投稿日: 04/06/18 20:39 ID:i6gW1qM5
例えばハイキングコースなどの山道ですれ違うときには挨拶をする。
これは山の中などでは異次元と交錯することがあり、異次元の人を見分けるためだそうだ。
挨拶をしても返事が無ければ・・・
病院でも異次元との交錯が発生することがある。
夜中に病院の廊下ですれ違う時には一言挨拶をした方がよい。
返事が無ければ・・・
昔、神社で体験した今思うと身震いする話です。
その日はちょうど大晦日。
新年との境のその日、神社は大変賑わっていました。
しかし当時五歳の私は身長が小さく
人ごみに紛れてしまうと前が見えないような状態になります。
迷子にならないように親の手を握り締め一生懸命、賽銭を上げようと境内を分け入っていきました。
しかし、ふと親との手が離れてしまったのです。
「あっ」と思った私はすぐさま離れた手を握り締めなんとかはぐれずにすみました。
賽銭もあげ、無事に境内の人ごみから開放され、握り締めた手の先を見ると知らない男の人が。
その男から恐ろしい一言が放たれました。
「ありゃ? アンタ、ウチの娘じゃないぞ・・・」
恐怖の新年が始まりました・・・
とある病院に入院していたばーちゃんが、部屋を変えてくれと騒ぎ出した
昔は瀕死の人を入れとく病室だったんだけど、先生がトシで、
ヤバ気な患者は他に回すようになったので、使うことにしたらしい。
ばーちゃんは毎日「黒い男の人が迎えに来る」と騒いだらしい。
年寄りの言うことだから、と看護婦は取り合わなかった。
暫くして、50代くらいの主婦が同室になった。
彼女もすぐに部屋がおかしいと騒ぎ出した。
その辺りから、隣の部屋の患者たちから夜中に煩いとクレームが来るようになった。
なにかおかしいのでは、と看護婦たちも思い始めたある夜、隣室からのナースコール。
行ってみると、問題の部屋からどすん、ばたんと音がする。
ドアを開けると怯えて声も出ない様子の患者と、勝手に動き回るベッドや棚。
こりゃおかしいってんで、慌てておはらいしてもらったそうだ。
これはよくある話。
怖いのは、これは母が働いていた病院で起きたことで、
今もその病室使われてる事だ。
よくある怪談って、作り話じゃなくて本当によくある事なんだろうなと思ったよ
別に怖くないからほん怖にかくつもりだったのにorz
いや、母から聞いた話しだから大袈裟かも。
母は「どったんばったんベッドが飛んだり棚が飛んだり」と言ってたんだけど
おばちゃんだから大袈裟に言ってると思って動いてるって書きましたw
心霊スポット巡りした帰りに実際に体験した話。
友人と、車で山梨県の心霊スポット巡りをした帰り、夜も遅くなったので、
少し食事をして帰ろう、ということになった。しかし丁度良い店が見付から
ない。仕方ないので、近くにあったカラオケボックスに入って食事を取るこ
とにした。カラオケボックスというのは、案外、食事のメニューが充実して
いる。歌いながら酒も頼み、食事を取るとすぐに体が温まる。途中で友人は、
トイレに行くと言って席を外した。その間自分は、一人で歌うのもなんだし、
体が温まって開放感もあったために、ポラロイドカメラで撮影した写真を、
1枚1枚、何かそれらしきモノは写ってないか調べてみることにした。
しばらくすると、友人もトイレから戻って来たようだったので、写真を凝視し
ながら「どう?何か写ってる?」と見せると、「んー」と首を捻りながら、
覗き込んで来た。「やっぱり霊なんてモノはいねぇか…」「なんか写ってたり
怖い体験を出来たら、面白かったのになあ…」と呟くと、いきなり「バタン!」
と、怒ってカラオケボックスの部屋の扉を閉める音。自分は友人に何か気に障る
ことでもしちゃったのかな?と不安に思いながらも、「ガラスが割れるだろ!
もっと静かに閉めろ!」と注意すると、…そこに友人の姿はない。TVモニター
から、新曲のCMやらPRやらだけが聞こえる部屋の中、自分ひとりだけである。
「あ…あれ?」その時は、怖いというより呆気にとられた感じがした。…まあ
酒も入っていることだし、少し疲れてるんだろ…、と気に留めず、何か歌って
気を紛らわすか…と、カラオケのリモコンを操作しようとすると、「今探してる
からちょっと待ってよ」と、友人の声。驚いて振り向くと、きょとんとした顔で
曲録をめくりながら、既にトイレから戻り、椅子に腰掛けている友人の姿が…。
「!」まさに顔面蒼白となりながら、酔いもすっかり醒めて凍りついたように
見つめたので、友人もただならぬ状況を察したのか、シーンとなってしまった。
「おいおい、こんな所で驚かすのはやめろよー」「いやいや、マジ!マジで、
本当にお前が戻って来て、一緒に写真を見たんだって!」「写真なんてまだ見
てないぞーちょっと見せろよ」友人が、場を持ち直すように明るく振舞い始め
たので、自分も怖いの半分、しかし「本当に疲れてしまったんだろうな」という
気持ちも半分で、少し緊張も解れた感じで写真を見せると「んー…何も写って
ないな、本当に」「モヤとかオーブとかぐらい写ってないかなあ」と友人は、
1枚1枚めくりながらブツブツ言った。「あなたが望むものは、何ですか?」
ふと、TVモニターの、新曲のPRやらCMやらを紹介する番組の、司会者み
たいな人が番組の流れでそう言ったかと思うと、モニターから何も聞こえ
なくなってしまったので、自分と友人は、無意識なうちに二人一斉に画面を
見たら…そこには真っ暗な画面から、こちら側に長い髪の毛を垂らす、リングの
貞子のようなモノが たら~ん…たまらなくなって、店の外まで逃げてしまいますた。
まあ、すぐに気を取り直して店に戻って、部屋から荷物を持って、会計を済ませて
店を出ましたがね。文章にするとあんま怖くないが、実際に体験するとマジ怖ひ…
ちなみに、撮った写真は、その時のドタバタのせいで、どっかいっちまったYo
14年位前、まだ携帯なんか全然普及してない頃、
普通の電話で普通の友人と普通の話をしているときに、
冗談で
俺 「なあ、この電話がもし盗聴されてたらイヤだよなー」
友人 「最近、そういうの流行ってるし、テレビでもやってるし、」
って話してたら、
急に、ガサ、ガサーッ、ザザーーーザ、ザ って電波が悪くなった
俺 「おーい、、聞こえる??おーい。。また電波が悪くなったのかな」
ザザ・・・
・ザザッ・・・・・・トウチョウシテルヨ・・・
・・・ザ・・ザー
俺 「・・・もしもし?!」
友人 「なんか電波悪くなった」
俺 「なんか言った、な? 今、変な声が聞こえたんだけど・・ 」
友人 「こっちも、聞こえた、よ、」
厨房だったし、もしかして友人が騙してたのかも知れない。
けど、聞こえてきた声はガサガサ言ってたけど、間違いなく男の声だったし、
電話の友人は女だった。
死ぬほど怖い、って訳じゃないけど、怖くてすぐ電話切ったなぁ。
こんなことって当時できたんだろうか。聞くだけでなく、しゃべりかけるなんて。。
電話はコードレスでした。
>>881
元無線屋、兼修理屋です。
10年近く前のコードレス電話はまだまだアナログ通信だった。(トランシーバーみたいなものね)
確か250~260MHz辺りを使ってたと思う。
普通はその周波数で送信できる無線機は無かったんだけど、ある改造(ハードorソフト)を
施したら受信、または送受信できるものがあった。
恐らく、その無線機から割り込まれたんだと思うよ。だから幽霊じゃなくて実体のある人間です。
混信の具合から考えて、相手はかなり遠方(200m位は離れてると思う)だと思います。
7~8年位前頃から本格的にデジタル方式に代わってきたんで、恐らく大丈夫でしょう。
ただし、古い機種の中には暗号強度の弱い(10-A音声反転)方式のものもあったので、
心配な方は取扱説明書、または販売店等に確認されたほうがいいと思います。
長文もうしわけない
なるほどー。そうなのか!
詳しい説明ありがとうございます。
長年の疑問が解けた感じ。
こういうことも実際あるんですね。九州の田舎だったんだが。
もしよろしければ、コードレスフォンの機種名を教えてくだされば。
まあ、自分でメーカーのWebサイトにアクセスして確認してもいいかも。
いろんな変調方式があるんだけど、Λ変調とかスペクトルアナライザーとか
書いてあったら、とりあえず安心かと思います。(足を洗って数年になるので
最新型は詳しくなくてすみません)
一番いけないのはFM変調だけのヤツ。
これは、単なるFM放送と同じなので、周波数さえ合わせば筒抜けです。
引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1105765771/
コメント