やさしい他人の呪い殺し方。
まず、お風呂に水を半分まで貯めます。次に片手で掴んだぐらいの塩を
入れます。お皿に蝋燭を一本立てて水の上に浮かべます。
その後お風呂の蓋を閉めてください、そーと蝋燭の火が消えないように
・・・・
その蓋の上に洗面器を置いてください。そしてその中に呪いたい相手
の写真を入れ、手を2回叩きます。
その後、2~3時間置いておきますと、洗面器になぜか水が溜まってい
るのです。その水が呪いの水となります。それを相手に飲ませれば
完成です。何かに混ぜてもかまいません、沸騰させてもOKです。
やさしいってのは?「易しい」?「優しい」?
飲まされた人の末路
のどが渇きやすくなります、そして何を飲んでもしょっぱいと感じてしまう
ようです。そして最初遠くでザザーザザー、と言う音が聞きえてきだし、
たんたん音が大きくなっていきます。
顔は生気を失ったようにドンドン痩せこけていき、頭痛が絶えずつづ
く様ななります。
最後には床についたままびしょ濡れになって死ぬのです。
死ぬ間際にはよほど恐ろしいものを見たのか、恐怖で顔が引きつった
ままで・・・・
ルームメイトの名前を仮にHとしておく。
Hの母親は広島にある某精神病院に勤める現役の看護婦。
そのHがまだ厨房だった頃のある日、母親が疲れた顔をして仕事から帰宅した。
なんでもその日、母親の勤める病院で患者の一人が自殺をしたと言うらしい。
そこまでならこの日本ではよくある話なのだが、問題は切腹に使われた刃物がどうしても見つからなかったということと、
もう一つ、ベッドの下に置いてあった箱の中からその患者の血まみれの臓器が発見されたということ。
もちろん本人が切腹した後に自力で自分の内臓を箱につめてさらにベッドの下に置くと言う事はほとんど不可能。
警察によるとどうも他の精神病患者がその人に刃物を提供してさらに切腹後臓器を丁寧に箱の中につめたらしい。なんにせよ精神病院でおきたことなのでどの患者が手伝ったのかはわからずじまいだったそうで。ちなみにHの母親はまだ同じ病院で働いてるそうです。
Mさんという40代の常連がいた。常連といっても、
俺がバイトを始めた頃から店に一人でやってくるように
なったのだが、ほぼ一月ほどは毎晩のように通ってきた。
何でも居酒屋近くのビジネスホテルに滞在しているらしく、
だいたい閉店間際にふらりとやって来て、本人定番のつまみを
注文する。
それでお互い顔を覚えて、いつしか気安く対応する間柄になっていた。
何せ小さな店舗で、オヤジ系居酒屋だったこともあって、カウンター内
で洗い物をしていると良く話し掛けてきた。
いつものようにモツの煮込みを出すと、Mさんは気味の悪い話を始めた。
若い頃にヘマをしでかし、その筋の方に拉致されて、ダムの工事現場に
連れて行かれた時の話だそうだ。
Mさんは普通の労働者とは違って、飯場のような所に軟禁させていたらしい。
そこには似たような境遇の人たちが十人ほどいたという。
場所は人里離れた山の中。食事の支度は飯炊き女(50代)がまかなっていた
そうだが、当然食材は近くの村から配達してもらったという。
ある夜、工事現場に繋がる唯一の道路が、大雨で不通になってしまった。
復旧の目処がたたないうちに、三日が過ぎたそうだ。
蓄えていた食料も底を尽き、全員パニックに陥ったらしい。
その時みんなが目をつけたのは、飯炊き女が残飯を食べさせていた雑種犬。
Mさんは詳しく話さなかったが、とにかくその犬を食べて飢えをしのいだという。
「それからなんだよ。動物って分かってんのかね?俺を見たらどんな犬も吠えやが
るんだ、睨みつけてよ」
俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。
相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。
でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと
誘ってくるようになった。
最初は断っていたが、ある夜、すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じて
しまった。
「顔の利く店があるから」
Mさんは東南アジアからタレントを連れてくるプロモーターだと自称していたが、
実はブローカーだった。
連れて行かれた店もフィリピンパブ。
かなりきわどい店だったが、貧乏学生だった俺は結構楽しんでしまった。
Mさんは女の子と延々カラオケを歌っていたが、俺はカタコトの英語で
片っ端から女の子を口説いていた。
一人すごくかわいい女の子がいて、その子にも話し掛けようとした時、
Mさんは突然マイクを置いてテーブルに戻ってきた。
「その子はだめだぞ。俺のお気にだからな」
Mさんの目は笑っていなかった。
ぞっとするくらい凄みがあった。
回りも雰囲気を察して、場はしらけたようになった。
俺も萎縮してすっかり酔いが覚めてしまった。
Mさんは何も無かったように、再びカラオケで歌いだした。
その姿を黙って見ていた俺に、さっきのお気にの女の子がつたない
日本語で耳打ちしてきた。
「店ノ女ノ子、全部アイツ嫌イ」
「何で?」と俺が訊ねると
「ワカラナイ。デモ、ナンカ見エル時アルヨ」
「何が?」
「死ンダ女ノ子ネ。イッパイ見エルヨ」
俺は思った。
Mさん、分かるのは犬だけじゃないみたいだぞ。
ストーカーに悩む優子(仮名)は警察に相談しました。
警察は犯人検挙の為に優子の電話に逆探知機を設置してストーカーからの電話を
検挙の手がかりにしようと考えてました。
それから数日後優子が家に帰りしばらくしてストーカーから電話がありました。
しかしストーカーは何もいわずただ笑ってるだけで優子は気持ち悪がって
電話を切ろうとしましたが逆探知機を設置してる為少しでも会話を引き延ばす必要があったので
しばらくその笑い声を聞いていました。
数分して優子はもういいのでは?と思い電話を切り警察からの連絡を待っていました。
それから数分後警察から電話があり逆探知に成功したとの連絡があり優子もほっと安堵してたのですが
警察の方からは「すぐに家に出てきてください」というので
警察が家のそばに来てくれたと思い外を見るとそれらしきものが見えて安心した優子でしたが
犯人ももしかしたら外に潜んでいて自分を狙っているのかもしれないと思い
警察に「私はここに待機しています。ストーカーは外にいるかもしれないので」と言うと
緊迫した面持ちで
「逆探知の結果ストーカーはあなたの家の中から電話しているのです!早く外へ逃げてください!」
優子は蒼白になりながらも急いで外へ逃げようとした振り向いた瞬間
今までにない恐怖を味わう破目になったのです。
すでに優子に近づいていたストーカーによって優子は惨殺され犯人も自らの命を絶ったのです。
犯人は携帯だったの?
携帯で位置までハッキリはつかめないよ。
逆探で分かるのは電話番号の登録主。
逆探で位置が特定出来るのは、固定電話。
家族が子機で電話してたのか?
じゃあ、ストーカーは家族か。
おいおい、それ以前に主人公死んじゃったら誰がこの話をしてくれたんだい?
事件直前のあんな詳細内容を。
フィクションとしてそれなりに楽しめました。それでいいんじゃない?
家の中にはもう一人いたのである
( ゚д゚)ポカーン
>>568
( ゚д゚)ポカーン( ゚д゚)ポカーン
今から、私が8年前に体験したおぞましい経験を話します。
今まではこの体験を記憶の片隅に封印し、忘れ去ろうとしてきましたが、
最近になりやっと心の傷も癒えてきましたし、誰かに話せば少しでも自分の
気持ちが楽になるのでは?と思いキーボードを叩いています。
駄文ですが、どうか最後までお付き合いください。
それは8年前の夏休みに、私と友人A、それに大学の先輩Bと伊豆七島の
新島に遊びに行った時の事です。先輩Bの親が持っている別荘があったので、
滞在費用も安く済み、1週間のロングバケーションを満喫するつもりでした。
当時の新島といえばナンパのメッカで、学生だった私達も思う存分ナンパに
勤しみました。1週間何十人という女性に声を掛けましたが、実りは無く、
少々肩透かしでしたが、それなりに夏休みを満喫できました。しかし、
最終日の夜にあのおぞましい出来事は起こったのです。
先輩Bは、後から来る両親と合流するためにまだ滞在期間がありましたが、
私と友人Aはちょうど1週間で帰宅しますので、6日目の最終日の夜は
夜遅くまで3人でビールなどを飲みながら話をしていました。すると
夜中の2時頃に突然電話が鳴ったのです。「昼間に声を掛けた女の子かな?」
などと期待に胸を膨らませて(皆に電話番号の書いた紙を渡しまくって
いましたので…)、先輩Bが張り切って電話に出たところ、確かに若い女の
声だったそうですが、
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
と、何かを尋ねてくるようなしゃべり方だったそうです。しかし、肝心の
(キュキュキュキュキュ)の部分が、テープの早回しのような感じで何を言っているか
全然判りません。先輩Bが何度聞き返しても、
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
と、同じ事を繰り返すばかりで話が進みません。呆れた先輩Bは最後に
「もういい加減にイタズラはやめろよ!」と怒鳴ったように電話を切りました。
その後イタズラ電話が掛かって来る事は無く、私達三人は飲み直しました。
翌日、私と友人Aは島を後にしたのですが、3日後に思いもよらない訃報を
受け取りました。先輩Bが、海で溺れて亡くなってしまったと言うのです。
通夜には友人Aと2人で行きましたが、一緒にいると先輩Bの事を思い出して
辛いので、何となく疎遠になってしまいました。
しかし、3ヶ月後に突然友人Aから電話が掛かって来たのです。
「電話が来たんだ!あの電話だ!!」
興奮気味になっている友人Aをなだめ、詳しい話を聞く事が出来ました。
その電話が掛かってきた日の前日、夜の2時ころにAの元へ電話が掛かって
来たそうです。眠けまなこを擦りながら電話に出ると、
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
と、先輩Bが話していた事と同じ内容の電話でした。友人Aは直感的に
この電話は切ってはいけないのではないだろうか?先輩Bの死とこの電話には
何か関連があるのでは無いだろうか?と感じ、必至に電話の相手をしていた
そうですが、2時間もの間、何度も何度も
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
と、繰り返されるのに耐え切れずに、とうとう電話を切ってしまったそうです。
友人Aは、「もし俺に何かがあったら、今度はお前の番だ。気をつけろ!」とだけ
言い残して電話を切ってしまいました。
それから3日後、友人Aは交通事故に遭い、本当に亡くなってしまったのです。
それからの毎日、私は怯えながら生活をする事となりました。電話は常に留守電に
しておき、相手の声が聞こえるまでは、決して出ないようにしていました。
そしてさらに3ヵ月後、あんなに気を付けていたのに、ついにその時が来ました。
彼女と電話をしていた直後だったので、何か言い忘れた事でもあったのかな?と思い、
何の疑いも持たずに出てしまったのです。本当に迂闊でした。
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
(!!!)心臓が飛び出しそうになりました。先輩や友人が話していた内容の
電話が、本当に私の家にかかって来たのです。恐怖のあまりまともに受け答えが
出来ていなかったんですが、とにかくこの電話は切ってはいけない、と思い、
必至で応答しようとしました。
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
何を言っても電話の相手は同じことしか繰り返しません。そして、朝の6時くらい
だったでしょうか。外に白っぽく明るみが差してくるまで、その声は何百回と
同じ事を繰り返したのです。そして、外が完全に明るくなると
「もしもし、あなた、(キュキュキュキュキュ)でしょ?」
の声は急に止まりました。そして、男とも女とも思えないような間延びした声で
「もしもし、あなた、死にたいんでしょ?」
日本酒を持ってお払いに行きました。それが効いたのかどうか判りませんが、
それ以来7年と半年の間、あの電話がかかってきたことはありません。
あの時自分から電話を切っていたら一体どうなっていたのか…。想像すると
未だに鳥肌が立って来ます。
暫らくは電話の呼び鈴を聞くと、異常に恐怖を感じていましたが、最近は
普通に生活が出来るようになりました。しかし、今思うとあれは一体何だった
のでしょうか。特別恐怖のスポットなどに行かなくても、霊の影響を受けて
しまうんだな、と思うと、つくづく霊感スポットは危ないんだな、と思います。
皆さんもどうか気をつけてください。
赤い部屋
あるタクシーの運転手の話です。その人はいつものように業務に出ていました。
時間は深夜二時頃で客もいなく、ただ走っているという感じでした。そしてある
トンネルの中に入ろうとすると、その前に女の人が立っていました。「あれ?こ
んな時間に変だな?」と思いつつも、車をとめました。するとその女の人は乗り
込んできました。「あの、どちらまで?」「とりあえずまっすぐいってください」
運転手は言うとおり車を発進させましたが、なんかいやな予感がしました。しかし
五分くらい走ると「そこのかどを左に」といい次には「二本目の信号を右に」など
普通に言ってくるので、「まあ幽霊ではないよな」と少し安心しました。いうとお
りに進むとだんだん田舎道になり、目の前に小さな山が見えてきました。すると「
その山を登りきってところです」と彼女は言いました。山を登ると、そこには小さ
なアパートがあり、「あ、ここだな」と思いその前で車を止めました。すると彼女
はお金を払い車を降りました。そのときびっくりしたのが、その女はとても美人だ
ったことです。つい運転手は彼女が部屋に入るまで見とれててしまいました。彼女
は、一階の右から三番目の部屋に入っていきました。
らは昨日の女の人のことが離れませんでした。「また会いたいなぁ」そう思って仕
事を続けました。そして次の週、深夜二時頃何とは無しにトンネルまで行きました。
するとまたそこに彼女が立っていました。「やったー!!」彼は喜んで車をとめま
した。すると彼女は乗り込んできて、また「とりあえずまっすぐ」といいました。
彼は運転中もミラー越しにずっと彼女を見ていました。見れば見るほど美人に見え
てきます。そしてまたこないだのアパートの前に着きました。お金を払って車を降り
部屋に入る彼女をずっとみていた運転手は、ちょっとしたいたずら心で部屋をのぞい
てみることにしました。部屋の前迄行き、窓を探すと鍵穴が目に付きました。その下
に小さな穴があいてます。そこから覗いて見ることにしました。するとなんか赤いも
のが見えます。というより赤いものしか見えず、まるで穴の向こうに赤いセロハンでも
張ってあるような感じでした。「変だな?」と思いよく覗いてみても、『赤い何か』し
か見えず、あきらめて帰ることにしました。
家に帰り車を調べると後部座席にマフラーがありました。彼はそれに見覚えがありまし
た「間違いない!彼女がしていたものだ!」しかし彼は届けず「来週また会えたらそこ
で渡そう」と思っていました。しかし次の週、トンネルに行くと彼女はいませんでした。
「まあいない日もあって当然だよな」 しかしその次の週にも彼女はいませんでした。
日が経つに連れ彼の「また会いたい」という気持ちは強くなり、ついに彼女に家に行く
ことにしました。「道は覚えてるし、マフラーを届けるという正当な理由もある」と自
分に言い聞かせ、アパートに向かいました。彼女の部屋の呼び鈴を鳴らします。「すい
ません!!」彼はいいました。しかしドアが開く様子はありません。今度はドアをたた
き「すいません!」とさっきより大きな声で呼びました。返事はありません。諦めて帰
ろうとしたところ、端の部屋から大家らしき人がでてきました。彼は慌てて「あ、すい
ません、こちらの部屋の方がタクシーの中にマフラーを忘れてしまい届にきたんですが
・・・」すると大家は「ああそこの人なら一週間ほど前に引っ越してしまったよ」とい
いました。「なんか病弱そうでね、静かで普通の子だったんだけどね・・・」大家は口
を濁しました。絶望にも似た感覚で彼は「なんかあったんですか?」と聞きました。
すると「いやね・・・ひとつだけ変ってたことがあってね。あの子・・・目が真っ赤だ
ったんだよ・・・」
「・・・え?」彼は大家に目もくれず彼女の部屋に前まで走っていき、恐る恐る小さな
穴をのぞいてみました。
そこには普通の部屋の風景が見えました・・・
>>605 >>607
ごめん、オレも詳しくないんだけど、
ここなら詳しく出てるかなって思って。
人から聞いた話だけど、
としま○んができたばかりのころ、
来園した家族の子供が迷子になったんだって。
最初ははぐれたくらいしか思ってなかったけど、結局見つからなくて
そのまま行方不明事件になっちゃったらしい。
しばらくしてからまだ開園してない場所(最初の開園は一部開園だったらしい)
の池からその子の靴が発見された。
でも死体は上がらなかったんだって。
結局子供が見つからないまま、とし○えんは全面開園したらしいんだけど、
その子供の靴が見つかった池はボートの乗れる池になってたらしい。
そのうちボートに乗る客が変な体験をするようになったんだって。
なんかに軽くぶつかったようにボートが揺れたり、
「さみしい・・・」っていう子供の声を聞いたり。
なんにもないところがバチャバチャなってたり。
子供はやっぱり池で死んでるんじゃないかってなって、
と○まえんはそれからもう一度池の捜索をしたんだけど、
やっぱり子供は見つからなかったらしい。
っていう話。後日談とかは知らない。
っていうかオレ○しまえん行った事ないんだけど、
ボート乗れる池ってまだある?
>>614
ボートに乗れる池はある。
でもネタっぽい。
としま○んが自ら流したのかもしれん。
宣伝になるならそういうこともやりかねん。
としまえ○でボートに乗ってみようかな?って思っただろ?
正直思ったw
そうなんだ、まだあるんだ。
でも昔そんなことがあったって感じの話らしいよ。
それは私が一人暮らしを始めて3日目のことでした。
その日、私は仕事がうまくいき、お客さんと遅くまで繁華街で呑んでいました。
私の借りたマンションは、駅から徒歩2分という立地条件の良さで、
遅くまで呑んでいても大丈夫♪という気軽さも手伝って、いつもよりも
ゆっくり呑んでいましたが、何とか最終に間に合いました。
マンションはそこから快速で2つめの駅です。10分程で駅に着きました。
それから、駅前のロータリーを横切って、ゆっくりと
マンションに向かいました。
ゆっくり呑んでいたとはいえ、かなりな酒豪の私にとっては、
やっとエンジンが掛かってきた!というところでの「おひらき」でしたので、
まだまだ呑み足りない私は、マンションのすぐ脇にあるコンビニで、
ビールやらおつまみやらを買って、マンションの玄関に着きました。
マンションは、バブル時代に建てられたマンションで、当時は分譲のみ
でしたが、今は分譲貸しもしていて、当時、分譲で購入した人も住んでいましたが、入居者の殆どが私のような賃貸契約者でした。
総大理石の玄関に入ると、女性が子供を二人連れて、来客用のこれまた大理石で出来たイス(ベンチ?)に座っていました。
ショートヘアで、年の頃は35,6歳くらい。思いっきり頑張って、箪笥から引っ張り出した一張羅を着てきましたーって感じで、私的には可笑しかった。
管理人室には管理人は居ませんでした。定時の5時で帰っていました。
私は内心、こんな夜中に子連れの女性・・・??と思いましたが、
無視してそのままエレベーターホールに行き、8階のボタンを押しました。
エレベーターの中で私は、酷くやつれた女の人だったなー。子供は二人共、幼稚園くらいかな??それにしても、何をしていたのだろ、あんな所で・・・。
などと考えながら、部屋のキーを鞄の中から取り出しました。
8階に着き、エレベーターを降りてすぐ右側のドア。そこが私の新居です。
カギを開け、電気を点けて部屋の中へ。着替えるのも面倒なので、すぐに
買ってきたビールとおつまみを取り出して、グラスを用意して、ソファーに座り、テレビを見つつ、一人で酒盛りを始めました。
何気なくテレビの横に置いてある時計を見ると、午前2時過ぎでした。
突然、玄関のチャイムが鳴りました。線路脇の部屋とはいえ、この時間はもう電車も止まっているので、割合静かな時間なので、本当に心臓が口から飛び出そうなくらいに驚きました。
こんな時間に誰?知り合いだったら電話してから来るよな~などと思って、
きっとお隣のご主人が間違えたのだ。と勝手に思い込んでいました。
しかし、またピンポ-ン♪と鳴りました。仕方がないので、インターホンの受話器を取り、「はい」と出ました。相手は「・・・・・・」無言です。あぁ、やっぱりお隣のご主人が間違えて、それで・・・と思っていましたが・・・
また、ピンポーン♪ピンポーン♪けたたましく2度、鳴りました。覗き穴から見てみようかとも思いましたが、面倒だったし、また受話器を取り、今度は
とても怪訝そうに「はい!」と答えました。
「・・・えして・・・」女性のか細い声が聞こえました。
「は?」と答えました、いえ、そう答えるしかありませんでした。
嫌がらせかな?こういうの、流行っているのかな?などと思いながら
「どちら様ですか?」と聞いてみました。するとまた
「・・・えして・・・」としか聞こえません。
女の人・・・さっきの下に居た人かな???
「すみません、よく聞こえないんですが?」と言うと、今度ははっきり
「主人を返して!!!」と聞こえました。
私は?????でした。当時、不倫はおろか、彼氏も居ませんでしたから。
「あの~。お宅をお間違いじゃないですか?」と聞いてみました。
「早くココを開けなさいよ!居るんでしょ?主人、そこに居るんでしょ?!」
と叫ぶや、ドアを激しく叩き始めました。
冗談じゃない!こんなことを隣近所に噂されたら・・・と、私は仕方なく
ドアを開けました。そこには、やはりさっき下で見た子連れの女性が立っていました。
押し入れも全てのドアを開け放して、私の居るリビングに来ました。
これで、勘違いで気が済んで帰ってくれるものだと、私は思っていました。
リビングに座り、今度は泣きながら、「主人を返して」と訴えてきました。
私は何度も何度も「間違いです。私は3日前・・・正確にはもう4日前にこちらへ入居したばかりですので、あなたのご主人なんて、知りません!」と言い続けました。とうとう土下座までして「主人を返して」と言い出しました。
私はとても怖くなりました。勘違いとはいえ、他人の家に子連れで、しかも土足で入り込んで、泣くわ、喚くわ、挙句の果てには土下座までして・・・。
「そんなに大事なダンナなら、首に縄でも付けとけばいいでしょ?!」
思わず言ってしまいました。
「あなたはとても綺麗ね・・・それに若い・・・おしゃれだし、私には無いものを全て持っている・・・あなただったら、男の人なんていくらでも寄り付くでしょう?私の主人なんか、取るに足らないでしょう?だったら、さっさと返してくれても良いでしょう?」
「そう仰られても・・・本当に、私は無関係なんです!そりゃ、あなたには同情しますけど・・・」
また、その女性はさめざめと泣き始めました。子供達は、これだけ大騒ぎしていたにも関わらず、ぐっすり眠っています。
どこまでいっても平行線だなー。もう、明日にして欲しいー!
内心、そう思っていました。そんな気持ちが顔に出ていたのか、女性は立ち上がって、ゆっくりと子供達を抱き上げ、(この時、私は不謹慎ながら、お母さんって強いだけじゃなくて、力持ちにもなるんだなーなどと感心していました。)
ベランダの方へフラフラと歩き始めました。何をするんだろう??とじーっと見ていると、ベランダへ出て子供を一人、下に投げ落としました。その瞬間がスローモーションのように、私にはゆっくりと長い時間に思えました。
ドサッ!
私は慌ててベランダへ行き、下を覗き込みました。
当たり前ですが、小さな子供が頭から血を流して倒れていました。
「何をしているの!救急車!!救急車!!」
叫びながら私は、側にあった電話の受話器を取りました。
女性を横目で見ながら・・・と、今度は物凄く大きな音がしました。
もう一人の子供を
落とそうとしているではありませんか!
受話器を放り投げ、慌てて私はベランダへ走り寄りました。
遅かった・・・子供は一足違いで投げ落とされてしまいました。
女性は笑いながら私の顔を覗き込み、手すりから身を乗り出して
「これで、あなたの罪は一生消えない」と言い残して、自らも飛び降りました。
私は部屋の中に居るのが怖くなって、人だかりができるであろう、親子が飛び降りた場所へ、駆けつけました。
マンションの玄関から、ちょうど8階上が私の部屋のベランダです。
玄関を出て、そこにあるハズの親子の体を探しました。
・・・見つかりませんでした。そんなハズはありません。
確かに目の前で、二人の子供を次々に投げ落とし、自分も飛び降りたのです!
マンションの周りをウロウロと探し回りましたが、見つかりませんでした。
何が何だか、訳が分からなくなって、私は部屋に戻りました。
腑に落ちなくて、まんじりともせずに朝を迎えました。
何が何だか、訳が分からなくなって、私は部屋に戻りました。
腑に落ちなくて、まんじりともせずに朝を迎えました。
休日だったのですが、いつもならゆっくりお昼頃まで寝ているのですが、
昨夜のこともあり、9時になり管理人室のカーテンが開くのと同時に、
管理人を捕まえました。
勿論、私の部屋、803号室の前の住人やこのマンションについて、詳しく聞くために。
昨夜のことを管理人に説明しましたが、管理人はシラを切るだけで、何も教えてはくれませんでした。不動産屋、管理会社、どちらにも電話しましたが、何も聞けませんでした。
ただ・・・お隣の奥さんが・・・
引越しのご挨拶に伺ったときに、
「あなた、お一人で住まわれるのですか?」
と薄ら笑いを浮かべていたことを思い出しましたが・・・
こ、こわひ(ノД゚)
引用元: https://hobby2.5ch.net/test/read.cgi/occult/1042434704/
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