タイプのマンションで
ちょっと前、カギを出すのが面倒臭くて
中から開けてもらおうと部屋番号を押した。
でも部屋番号を押し間違えたらしく知らない女の人が出た。
混乱した私はとりあえず
「ただいま!!」
とヤケっぽく言うと
『おかえり』
と返事が帰って来て、ロックが開いた。
家に入ると誰もいなかった。
びびった。
高校のとき、市内で当時まだ行ったことない港湾地域を自転車で散策した。
夕方も過ぎ、日もそろそろ落ちようというところ
港湾地区の一つ一つの道の直線距離は長いのだが、
両脇を5mほどのコンクリの壁に挟まれ 入り組んだ経路になっている
適当に奥へ奥へ行くほどに自分の位置が分からなくなった
自分の向いている方角も分からなくなった
初めはそれが楽しくもあったのだが・・・
街灯がないので周りがみるみる闇に囲まれてきた
知覚できるものが海風の音だけになった
「早く帰らねば!」
少し焦った私は半ばやけになって、真っ暗闇のなかで方角不明なので
帰りの道筋もわからないまま、自転車を立ちこぎし、猛スピードで走り始めた
どのくらいシャカリキにこぎ続けたろうか・・・
まったくどこを走っているのか分からない
次第に足が疲労で引きつってくる
西村知美状態 「もう限界だ・・・ハァハァ」
力いっぱい急ブレーキを掛け、その場で倒れるように自転車から降りた
自分の呼吸と激しい鼓動から回復しようとその場にへたりこんだ
あたり一面真っ暗
やがて、ひたひたと優しい音がするのに気付いた
私は足元を見ていた 動機が次第に収まり、闇にも目が慣れてきた
私は私の足元が時折キラキラ光ることに気が付いた
なんと、私のつま先の1cm先は海面であった
港の突出したその端に来ていたのだ。
守護霊というものなのだろうか、感謝の先もわからなかったが、感謝した
>>66
私の父にも同じような話
紀伊半島の山脈の中を独りで縦走していた時、日も暮れ真っ暗になった山中を
懐中電灯一本でひたすら寝場所を探して長い間彷徨ってたそうな、
それまで、ずーっと正面ばかりを照らして歩いていたらしいのだが・・
ふと・・何気に足元を照らすと断崖絶壁になっていて
あと一歩で谷底まで落ちるところだったらしい
やはりこれも守護霊の知らせだろうか・・
俺が昭和台という団地に引っ越して間もないころの話です。
引越し後のダンボールから荷物を一つ一つ手にとって整理していた時、見慣れた卒業写真集が出てきました。中学の時のでした。
自分は写真とかを種類別にまとめてしまうのがクセみたいだったのか、その卒業写真集のページの間には中学時代に撮った覚えのある写真が何枚か挟まっていました。
荷物の分別の手を休めて思い出に浸りながら、写真を一つ一つ見てました。
一つ、一つと手にとってみてたんですが、ある写真を手にとったとき、妙な感覚が走りました。
自分は霊感とかまったくないけど、写真=心霊写真的な思考回路もありましたので、そういう前提も重なってか「うへ~なんかヤベーなこれ~」
と何の変哲もない写真を怖い怖いと言ってたのを覚えてます。
それを霊感と呼ぶのか知りませんが、ほんとにその写真、自分と友達5人が揃って写ってるだけで他に探しまくったけど、なんにもありませんでした。
それでその日、家族にもそれを見せて回ったんですが、妻はそういう系の話を信じるタイプなので面白がって(怖がって)
これが顔に見えるだの、なんとなく全体が霧かかった写真だから、ああだこうだ、言ってましたが無視しました。
引っ越して休みでも取れば良かったんだけど、丁度会社も忙しい時期だったので、何とか早めに荷物の整理を終わらせようと夜遅くまで頑張りました。
2時か3時ぐらいに風呂入って歯磨きしたんですが、ず~と何かに見られてるような感覚が消えませんでした。
引っ越したばかりの家ってのもあって、マジでこの家出るのかな~ってかなりビビりまくってました。
続く
それから1週間、何か起きたか、っていえば何にもなかったんだけど、その嫌な感じというのが段々強くなっていると感じてました。
最初は見られてる感じがする、とかいう第6感みたいなもんでしたが、廊下をするような足音がついてきたり、部屋にいるときに部屋の扉の前に
何かが来た、という感じがしたり(確かに足音が部屋の前で止まる感じ)まぁとにかく自分が家にいる間はずっと誰かに見張られているような、
そんな感じがしてたんです。
そんな感じで2週間ぐらい過ぎたある日、自分の人生最大の恐怖が襲います。
その日も残業で夜遅くに家に帰ってきたんですが、風呂入って飯食って、さて歯を磨いて寝ようかな、と洗面台に行きました。
洗面台の前で歯を磨いているとき、鏡に映る自分の顔を見ながら歯を磨くわけですが、その時自分の後ろの影がなんか濃いような感じがしたんです。
洗面台の照明が自分に当たると、自分の後ろの影がどれぐらいの濃さなのかは解るんですが、それがいつもと違って濃いのです。
一気に酔いが覚めました、マジで。
自分のすぐ背後に誰かがいるのです。背は自分の肩ぐらいしかないような気がします。
鼻息みたいなのが俺の背中に当たりました。とにかくそれが人じゃないのはわかりました。
俺と壁の間は人が一人入れるスペースしかないはずなので、俺と触れてないってことは、ソレが薄っぺらの人じゃないかぎりは
壁にめり込んでるか、いわゆる幽霊ってことしか考えられない。俺の左腕のあたりから、ソレの長い黒い髪が見えました。
俺が逃げようとすれば、鏡に反射したソレの顔が見れてしまうわけで、とにかく顔を見ないようにしなければって本能が働きました。
見てしまったらその場でショック死するか、一生恐怖に震えながらすごさなければならないって瞬時に思ったからです。
俺は目をつむって自分の部屋にダッシュで戻りました。部屋の扉を閉めて布団に潜ってずっと震えてました。
そしたら扉に顔を擦っているような音が聞こえたんです。ソレが息をして、その息が扉に当たっているのが窺える音がしました。
俺は生まれて初めて失神ってのを体験しました。気が付いたら朝でした。
続く
これだけ怖い思いをしたんだから、もうカンベンしてくれよ、という思いが通じたのかどうかは知らないけど、それっきりその女(みたいなの)は現れませんでした。
じゃあアレは一体何だったの? と、ここで話が終われば、ワケ解らなくても俺はそれでよかったんですが、残念ながらオチがあります。
俺が家に着て、荷物を整理してるときに出てきた写真。
今では妻がしつこく言うのもあって、寺に預けてあるんですが、その何の変哲も無い(いや、無かった)写真、
事が収まってふと見る機会があったので見回してたところ、素人でもはっきりわかる違いがありました。
自分と友達5人が写ってるはずでしたが・・・
自分と友達4人が写ってました。不自然に中央が開いて、見間違いじゃなく、そこに誰かがいたようにポッカリ空いてました。
友達がポッカリ空いたところに手をかけて(丁度肩に手をかけるように)よくその友達は倒れないな、っていう不自然なポーズ。
そのポッカリ空いた部分に居た一人が俺の後ろに立ってた女でした。
写真から抜け出して来たのか・・・
案の上、その友達は数年前に首吊って自殺してました。
何で自殺したのか。
その理由も信じたくないし、俺の体験したことも信じたくないので、詳しくは書きませんが、この世の者が原因じゃあないらしいです。
と夏なんでオカルト板に来て、
古い苦い思い出を語ってみました(´ー`;)
長いが文章がまともなので読みやすかったよ。
突っ込むとしたら「俺は目をつむって自分の部屋にダッシュ」ってとこかな。
かなり無謀(w
その子が合コンで知り合った男の子にホテルに誘われて
その子はそんな遊ぶような子じゃないんだけどその時は
なんか酔ってたしいいかなって感じでついホテルに付いて
いってしまったのね。
じゃなくて普通の歓楽街にありがちなラブホテルで普通に
窓口でお金払って部屋を教えてもらって鍵貰ってその部屋
までついて部屋の扉を開けて中に入りました。そしたら男の子
がその子もそんな変な感じの子じゃなくて結構さわやか系の
人でそれでその子も良いかな~なんて思ったくらいなんだけど
急に怖い顔してごめんやっぱり終電までに帰らなきゃならな
かったんだとか言い出すのね。でも終電の時間はもう過ぎてる
んじゃないかな~とか思ったんだけどあんまり怖い顔で
言うからその子もなんか怖くなってそれで急にエッチな気持ち
がなくなっちゃってそしたらラブホテルとかいるのが嫌になって
それで一緒に出ちゃった。
詰め寄ってきちゃってああ私ここで殺されちゃうのかなって
思ったくらいなんだって。それでその男の子が言った言葉
ってのが全然予想もしてなかったんだけど、
「さっき部屋に入った瞬間刃物をもってベッドの下に潜んでいる
男と目が合ってしまった。だから咄嗟に部屋を出た」
これ聞いてその子本当にがくがく全身震えるのを感じちゃった
んだって。
友人の体験談
彼は、近所のビジネスホテルで夜勤のアルバイトをしていた。
アルバイトは同じサークルの先輩の紹介だった。私の先輩でもある。
そのビジネスホテルは、どこにでもあるような、一晩5000円ほどで
宿泊できそうな5,6階建ての小さなホテルで、2階がフロントになっている。
夜は、バイトの人が一人で対応している。何か有れば責任者に直ぐに
連絡を取るような仕組みになっているそうだ。アルバイト一人に
任せるようなホテルだから、ある程度想像は付くだろう。
実はそのホテルは、彼がバイトを始める少し前に飛び降り自殺があった。
彼がバイトを始めてから、紹介してくれた先輩にその話を聞かされたらしい。
夜中にホテルで一人、しかも自殺があったホテル。フロントからは女性が落ちた場所が
見える。彼にしてみれば、決して心地の良い職場環境とは言えない。
特に古い訳でもないし、綺麗な新めのホテルなので、私には全く気持ち悪さも感じない。
その話を聞くまでは。
つづく
それは、ある土砂降りの雨が降る夜の事。先輩が一人で夜勤。
作り話のようであるが、ずぶ濡れの細身の女性が一人訪ねて来た。
濡れた体を拭こうともせず、うな垂れて言う。
「部屋は空いてますか?」・・・
「はい、空いています」
「窓の有る部屋にして下さい」・・・
声はか細く、ずぶ濡れ、よく見ると手首に無数のためらい傷、窓の有る部屋を要求。
普通ではないと感じた先輩は、部屋へその女性客を通した後、念の為に責任者へ連絡。
と、あまり時間が経たない内に、外から「落ちたぞー!」という大声が聞こえた。
女性は窓から身を投げたのだが、一度電線に引っかかった後地面へ落ちたらしい。
すぐさま救急車で運ばれたが、残念ながら病院で息を引き取ったとのこと。
つづく
そこのホテルには、ある常連客がいる。釣り好きの明るい気さくなオヤジらしい。
彼が夜勤に入っている日、その常連客が酔っ払って帰って来た。すこぶる陽気なその客は
彼に一言二言話しかけ、部屋へ。
しばらくして、その常連客から電話があった。
なんでも、通路の一番奥の部屋の前で、赤いワンピースを着た女性が突然消えたということらしい。
彼は、「この酔っ払いが」と思いながら適当に応対し、電話を切る。
またしばらくして、例の常連客からフロントへ電話が。
「早く女を部屋に通せ!」と怒った口調で何か訳の分からぬ事を言っている。
彼にはサッパリ意味が分からず「何の事でしょうか?」とたずねた。
「とぼけるな!今さっき女性から部屋に電話があったぞ!」
どうやら、外部からその常連客の部屋に電話をしてきたた女性が居て、今フロントに居るから
直ぐに部屋に行くわと言ったそうだ。
が、外部から直通で部屋に電話する事が出来ない仕組みらしい。一度フロントを
通さない限り無理なのだ。もちろん彼は外部からの電話を受け取っていないし、
常連客の部屋へ繋いでもいない。おまけにフロントには誰も居ない。
この話をしている時の彼の顔は、引き攣った青ざめた顔で、その時の恐怖感を表していた。
つづく
次の日、何事も無かったかのように、その常連客はいつもの如く早朝釣りへと出かけた。
普通は昼過ぎか夕方に帰ってくるそうだが、その日は行って2時間も経たない内に戻って来た。
会社の上司の身内の女性で不幸があったから、通やへ行かなければならなくなったそうだ。
会計を済ませた常連客が言った。
「昨晩見た消えた女性といい、電話をかけてきた謎の女性といい、一体何だったのだろうか?
亡くなった女性の何かを暗示していたのだろうか?」
常連客は、そのホテルで飛び降り自殺があった事実を知らない。
謎の二人の女性と、亡くなった常連客の上司の身内の女性との関係も分からない。
彼はその後しばらく、その不気味なホテルでアルバイトをした。あの体験を忘れられないまま。
おわり 長文スマソ
体験談を一つ。
昔、花屋に勤めていた。
大概の花屋は葬儀屋と提携していて、葬儀に生花を届け、
終わると片づけに行く。
これと県内外から注文された花の配達と、
他県への依頼を主な業務としている。
(一部と深夜営業店を除く)
ある日、前日飾った生花を片づけに行った。
その告別式をしている家の前には、小学生が大勢並んでいた。
(自宅でやっていた)その数50人前後。
不思議に思い葬儀屋の人に聞くと、
仏様は12歳の女の子で、長い闘病生活の末、亡くなったらしい。
祭壇にかわいい女の子が笑っている遺影が飾られていた。
普段、葬式や告別式に仕事で出向いても何とも思わなかったが、
(殆どお年寄りだし)幼い遺影やショックでほうけいる両親、
すすり泣いている姉妹二人やおじいさん、
顔をくしゃくしゃにして参拝する小学生達を見ていたら、涙がこみ上げてきた。
つづく
棺を火葬場へ運ぶ時間が来た。
庭から参拝者や小学生達が出ていく。
堰を切ったように棺にすがりつく遺族。
「○○ちゃん!」
名前を叫ぶ両親、泣きじゃくる姉妹、
なぜかひたすら「ごめんね!」と、謝り続けるおじいさん。
「ハハ、あのじいさんが殺したのかな?」
葬儀屋の一人がつぶやく。
不謹慎に思い振り向くと、歯を食いしばって涙を堪えていた。
(当時その葬儀屋は、なぜか現場では泣いてはいけない事になっていた)
ふと隣を見ると、葬儀屋のIさんが青い顔をして固まっている。
「どーかしたんスか?」
話しかけると、Iさんは目線の先にアゴをしゃくった。
つられてそっちを見ると・・。
遺族が一人増えていた。
つづく
つづき
女の子が三人いる。
遺族がすがりつく棺の向こうに遺影の女の子が立っている。
声もなく顔をくしゃくしゃにして泣いていた。
足下の遺族の方を向いている。
泣きながら、謝り続けるおじいさんを見ているように思えた。
「・・・・。」
何が起こったのか理解できず、その子を見つめたまま
身動きできなくなってしまった。
(金縛りでは無かったと思う)
その子は、何かもどかしそうに身をよじりながら
左右に首を振っていた。
ふと、顔を上げ、Iさんと俺を見た。
「!」
どうしていいのか分からず、固まっていると
悲しそうな顔で俺たちを見つめ、左右に大きく首を振るとフッと消えた。
つづく
つづき
棺と遺族が火葬場へ向かい、花や祭壇の後かたづけをしている時に
周りに聞いてみたところ、その子を見たのは
俺とIさんだけだったようだ。
Iさんは、たまにああいった物を見るらしい。
俺はそれまで見たことがなかっただけに、まだ震えていた。
Iさんは、
「あの子、じいさんに、悪いのはじいさんじゃないよとか言いたかったのかなぁ。」
と、言った。
終わり
引用元: https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1029646267/
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