私はバスの運転手をしています。
私は結構田舎のほうでバスの運転手をしているのですが、
夏、お盆の時期になると都会から実家に帰ってくる人が多いのかお客は増えました。
むし暑い夜だったので冷房を聞かせすぎ異常に寒かったのを覚えています。
いつものように、走っていると道端で手をあげる老人の集団を発見しました。
普通はバス停でとまらなくてはいけないのですが田舎なので道端で手をあげてられたら
止まってもOKという暗黙のルールのようなのがありました。
もちろん手を上げられたので止まります。その老人を乗せ。また出発します。
しばらく走っていましたが、あまりにも老人たちがしゃべらないので乗せて走っている事を忘れかけていたことろでした。
「ピンポーン」
下車を告げるベルが鳴ると同時に
「あ、そういえば客いたんだ。」
と気付きました。ふと鏡で後の席をみると
「だれもいねぇ・・・」
よくよく考えてみるとバス停なんて近くになかったのです。
間違ってボタンを押さない限りベルが鳴るはずないんです。
しかし10mほど走ったところに墓地がありました。
「なるほど・・・」
私は、誰も乗っていないバスを止め扉を開き、手をあわせました。
ー扉ー
この話は、私たちがいつも登下校の際に通る公園のトイレの実際にあった話です。
私たちは今年新中2年生になります。1年生の入学式で出会いました。
そのころから私たちは一緒に登下校するようになり、部活も同じ部活です。
その時はまだ霊感など、2人にはなかったんです。
最近私たちは、友達同士で中学生記念で「扉」というホラー映画を作ろうという事になっていました。
それは、ある扉を開いてしまった時から次々と友達が殺されていくという話でした。
私は、その計画をしてから霊感が強くなりました。
最初は学校で見たんです。1-5の教室でした。
教卓の前に白い5歳くらいの男の子がうつむいて立っていました。
私は怖くなってその友達に話しました。それからでした。
その友達も見えるようになってしまったのです。
そして次の日、みんなで公園のトイレで映画の練習をしたんです。
内容は「部長が公園の2番目のトイレで殺される」というものでした。
その時は気味が悪い程度で何も無かったんです。
しかし、何日か経ったある登校時の事でした。
公園の2番目のトイレが、誰もいないのに扉が閉まっていたんです。
その公園のトイレは、中に人がいて鍵を閉めなければ、扉は閉まらないんです。
そして上の開いている部分をふと見ると、ありえない高さに人が横目でこちらを見ていました。
私たちは怖くなって、ある番組の真似をしてその場を去りました。
それからというもの、毎日トイレの扉を確認していました。
すると、だいたい週に1度くらい閉まっているようです。
そして最近は、1番目のトイレが閉まるようになってきています。
でも、私たちは未だにその公園を通らなければ、いけません。
最近は映画をつくるのをためらっています・・・。
友達から聞いた話し。
仕事の帰り道、火事の現場に遭遇した友達は、手元にあった使い捨てカメラで、燃えてる家に向かって何枚も写真を撮った。
現像から上がった写真には、燃えている家と、火事を見物している野次馬たちが写っていた。
その中に一枚だけ、気になる写真があった。
パジャマの男が野次馬の中のひとりに顔をぐっと近づけて立っている。
そのパジャマの男は、明らかにその男だけを見つめている。
奇妙な事に、横から顔を覗かれてる当の男は、全く気づいてない。
頬に鼻がにつきそうな近さでパジャマの男が立っているのに。
しばらくして、この火事が放火だった事が分かり、その犯人も捕まった。
新聞などの報道で、犯人が火災現場で、パジャマの男に顔を近づけられていたあの男だと知った。
パジャマの男って、もしかして火事で死んだ人だったのかな・・・
写真は、気持ち悪いので、全て燃やしてしまったそうだ。
放火犯を捕まえる時は現場写真は非常に有効なんだよね。
友達が見えるから怖い話はいっぱいあるんだが、
思い出すたびに心臓が痛くなることがある。
そいつと一緒にいると時々ぐいっとひっぱられる。
「今、頭半分ないやつが通った」とか
「はらわたの中に足突っ込んでるぞ」とか
「前から来る男見えたら絶対目合わせんな」とか言うんだけど
何一つ見えない。
去年の夏海釣りに行ったときも
「あのくぼんだ岩場の中には絶対行くな。たちの悪いババアがいる」
もう慣れ過ぎてビビリもしなかったのではっきり場所を確認しなかった。
何回目かに変えたポイントは恐ろしいほど波がない。
「何をしている!」といきなり怒鳴られ見ると
ばさばさ頭のがりがりのミイラみたいなのが
海の中から上半身だけ出してた。
そしていきなりザバッーと飛び出してきて
俺は体をがしっと締め付けられた。
気がついたとき病院だった。
「だからあそこに行くなと言ったろう!」
いつの間にか行くなと言われた岩場に行ってしまっていたおれだった。
波にさらわれたんじゃないと言う俺の言葉を信じてくれたのは
見える友人だけだった。
海に引き込まれたときババア?ミイラ?は俺の胸をかじって
心臓をつかみ出そうとしていた。
海釣りはそれきりやめたよ。
私が小学生の時の話です。
とあるマンションで管理人さんが飛び降り自殺で亡くなりました。
前任の管理人さんが病気の為、代わりに赴任した管理人でした。
代わりに来た管理人さんは、物凄く大人しい初老の男性で、前任の管理人さん
の仕事をコツコツこなしているように見えていましたが、日が浅いので流石に細
かい所までは目が届かず、住人さんとのトラブルが絶えません。前任の管理人さん
の仕事ぶりが良すぎて、絶えず比べられていました。
それから暫くして、その管理人さんは思い詰め過ぎ、とうとう飛び降り自殺を図りました。
マンションの屋上から中庭に目掛けて・・・・・・
飛び降り自殺があった日より数日がたった頃、その現象は起こりました。
私の部屋はそのマンションの6階の中廊下に位置する部屋で、屋上に上がる階段の傍に柵付き窓があります。
何事も無く、いつもの通り自分の部屋で寝ていました・・・・・・
つづく
カッ
そんな感じで目が覚めました。時間は判りません。深夜なのは確かでした。
普通ならそのまま寝てしまうのですが、
「自分の部屋の空気がいつもと違うなぁ」
と思った瞬間!体か動かなくなってしまったんです。
しかも動かなくなったと同時に背筋に悪寒が走り、汗も吹く勢いで出ます。
意識ははっきりしているのに、体が動かせないなんて!!
「これが金縛りってやつ?」
そう思いつつ、動かない体を動かそうと四苦八苦していると、更に空気が重く感じ、
さらに冷たくなっていきます。只ならぬ雰囲気に包まれてきたその時に
こん・こん
何処からか音が聞こえます。その音の発生する場所はすぐに理解出来ました。廊下側の窓です。
こん・こん・こん・・・・
また音がしました。今度は少し長めです。
「誰だろ?窓叩くやつ。迷惑・・・・」
と思った時、急に恐ろしくなってきました。窓になんとも奇怪な気配を感じたからです。
だんだん心臓の鼓動が早くなっていくのが分かります。
つづく
更に窓を叩く音は続きます。が、その音はだんだん大きくなり、音の間隔も短くなってくるのです。
こんこんここんここん・・ごんごんごごん・・・・・・
ごごごごごごごこーーーーー
窓を叩く音はもう信じられない間隔で、しかも割れるような力強い音になりました。
「窓を叩く奴は、人間じゃない」
そう理解しました。
たしかに窓は廊下から手の届く高さにあり、叩こうと思えば叩けます。
しかし、問題は柵です。柵は子供の手がやっと入る位の間隔で、到底大人の手が入るわけがありません。
しかも窓と柵の隙間は殆ど無く、高橋名人の16連射以上の間隔で、窓が割れる勢いの音が出せるはずもありません。
音はけたたましく鳴り、奇怪な気配も強く・・・いや近づいてきた感じにも思えます。
「あwせdrftgyふじこlp;:@」
もう私は声にならない悲鳴をあげてたかもしれません。
とにかく死にたくない、連れて逝かないでと思いつづけ、動きもしない体を必死に動かそうともがいてました。
そうしているうちに気配は近づいてきます。
気配が視界に入るか入らないかの位置にまで近づいて来た時急に体が動かせるようになったので、とにかく目を
閉じ、布団を被りなおし
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
そう呟きながら震えていると、急に空気は軽くなり、気配も消えてました。もちろん窓を叩く音も・・・・。
急に襲った安堵感。それからは覚えていません。恐怖の開放からそのまま寝てしまったのでしょうか?
とにかく朝起こされた時、団子虫のように背を丸めた状態であったと言われました。
母親に晩の出来事を話しましたが、夢でも見たんでしょう?と一笑されましたが、祖母に話すと、もしかすると
管理人さんだったのでは?と言います。祖母の話では、管理人さんを見た最後は、丁度私の部屋前の廊下の掃除し
ている所だったと言います。
「最後の掃除が終わり、その階段を上がって屋上に出で訳だから、念が残ったのかもしれないね。
ただ、一人で寂しいからと誘いに来たけど、子供だったから諦めたかも知れないねぇ」との事。
・・・という事は、わたしが大人だったら連れて行かれたって事?!
それからはあのような現象は起こらなかったですが、今でも思い出すと背筋が凍ります。
長文、盲文失礼しました~
窓を叩くというのが意味不明だよな。
掃除をしてる箒の音が聞こえてきたとかならわかるけど。
あ、それ柵の隙間から箒の柄とかで叩いてたんじゃない?
生身の人間にもできる嫌がらせだけど。
でもコワイな。
>>309
たしかにそうなんですよね。>窓叩く行為。
ほんと貴方が言う通り悪戯だったと思いたい~;;
箒とかで叩いた音では無かった。これは今でも覚えてる。
箒とかで窓を叩いたら高い乾いた音だけど、聞こえた音は低くく
鈍い感じの音でしたから。;;
次の日の荷物が夜投げと言って、普通は朝降ろす荷物を夜中でも受けてくれる荷物だったので、
夜中に降ろせば次の日時間にゆとりが出来ると思い、俺は夜中にそこに現着した。
そこは荷受けと降ろし場所が別々で、倉庫は無人。
サインしとくから勝手に降ろしておいてくれとの事だった。
俺は、トラックを倉庫に移動させ、荷物を降ろし始めた。
さすがに夜中で無人という状況は少し怖いので、ラジオをフルボリュームにして紛らわしながら仕事をしていた。
10分ぐらい経った時、ザクッザクッと砂利の道を誰かこっちに来る音が聞こえた。
ラジオの音量からして、足音が聞こえるとしたら、すぐそこまで来ている。
俺は、荷受けの人が来たんだろうと思っていたが
いつまで経っても中に入って来ない。
いやーな感じに思った俺は、猛スピードですべての荷物を降ろし終え、電動シャッターが開く前にトラックに乗り込み、いつでも発進出来るダッシュ態勢をとった。
早く開けやーともどかしいが、電動なので仕方がない。
50センチぐらい上がった時気付いた。人が居るのだ。
白い作業着の足の部分が見える。
「…荷受けの親父と制服違うな…」と思いながら見ている瞬間も、シャッターはジワリジワリ開いてゆく。
やがて顔が見えた。50代のオヤジだ。こっちをジッと見て微動だにしない。
俺は窓から身を乗り出し「は?なんすか?」と、呼び掛けた。
しかしオヤジは無言。
気持ち悪くなる前に、イラついた俺は「用ねぇならどけや。そこに居たら出れねぇだろが。」と、一喝した。
するとオヤジはニヤニヤしながらこっちに歩いて来た。
身の危険を感じるって、こういう時かぁなどど思いつつ、もしもの反撃の為に必殺の木刀を握り締めた。
オヤジがドアのすぐ横まで来た。まだニヤニヤしている。
ドアを勢いよく開け、オヤジにヒットさせつつ足を掛け、オヤジを倒した。
木刀で顔を押しつけながら「なんだ?てめぇはよ?気持ちわりぃんだよっ」と、凄むも オヤジは相変わらずニヤニヤしている。
ニヤニヤしながら鼻息を荒くさせるオヤジに恐怖心が沸いてきた俺は、
オヤジを5~6メートルトラックから引きずり離し、ダッシュでトラックに乗り込み発進させた。
ミラーを見ると、オヤジがゆっくり立ち上がろうとしているのが見えた。
あんな気持ち悪い奴が徘徊してるなら夜中に来なきゃ良かったと後悔しつつ、荷受け所へ伝票をもらいに行った。
そこで、荷受けの人に通報してもらおうと話したが、どうやらそのオヤジはたまに徘徊して来る有名人で、人に危害は加えないし、許してやってくれと流された。
頭に来てたが、それじゃしょうがないなと、礼をしてトラックに戻り走り出した。
少し走った所で、ミラーに何か映ったので見ると 後ろの箱の上にさっきのオヤジが居た。
死ぬ程ビビッたが、急ブレーキを踏んで殺しても嫌なので、静かに停止させ、オヤジを降ろし、
ボッコボコにしてその場を去った。
幽霊話じゃないし長文ですまんが、俺はかなり怖かったんで…
小学校4年生の時の事。
いつものように登校すると、みんなが騒いでいた。
夜間に侵入者が入り、兎小屋の兎がみんな殺されたのだった。
兎の頭だけが5つ、飼育小屋に並べて置いてあった。
当時はよくあった事件だったので、
ついに来たかと、悲しいながらも冷静な気持ちだった。
先生達が校庭の隅に墓を作ったので、クラスのみんなでニンジンを供えた。
殺された5匹の兎達に一本ずつ。計5本だ。
あくる日、登校して、墓を参りに行った。
墓には昨日のニンジンが無かった。
皆知らないと言う。
そんな時、5年生の飼育委員の人が現れて言った
5本のニンジンが、うさぎの飼育小屋の中にあったと。
しかも、まるで兎が食べたようなかじりかけの状態で。
兎の幽霊がニンジンを食べた!
クラスはその噂で持ち切りだった。
先生達に、その話はするな。と怒られたが、
みんなおかまい無しだった。
結局、事件の犯人も、ニンジンの謎も、迷宮入りだった。
時はたち、6年生になった。
新しい兎達も入って来ていて、飼育小屋には活気が戻っていた。
そんな折り、また、殺兎事件が起きた。
早朝登校してきた飼育員の話だと
三羽の兎の頭だけが3つ、並べて置かれていたそうだ。
あの時と同じ。
皆忘れ欠けていたのに、
またも学校中は噂で持ち切りになった。
俺とクラスの友達数人で、
その頃流行っていた、少年探偵クラブなるものを結成し、ガキなりに調査を始めた。
「聞き込み」の結果、学校のすぐそばに住んでいる山根君から、
夜中、
「学校敷地内をうろつく見知らぬ人物」
を見たという情報を得た。
その情報を元に、俺達は、
次に来る兎を囮にし、犯人を捕まえてやろうと計画を立てた
夏が来て、兎小屋にも新しい兎が来た。今度はたった二羽きりだ。
不審者の情報をくれた山根君を探偵クラブ仲間に引き入れ、監視員に命じた。
「夜、できるだけ学校の方を監視する」
というアバウトな指令だ。
ある夜、山根君から連絡があった。
学校に入って行く、何か動物を連れた不審者を見た。と。
探偵クラブはすぐさま全員集合した。
武器はバットにスパナにハンマーだった。
静かに飼育小屋の方へ向かう。
いた。男だ。男が大きな犬をつれて飼育小屋の前に立っている。
物陰から様子を見ていると、
男は簡単に鍵を開けてしまい、飼育小屋の中に入った。
そして兎を抱き上げ、何かキラリと光る物を取り出した。
アッ!
と思った瞬間には、ゴロリと、兎の首は落ちていた。
暗くてそこまでは見えない。
男は、兎の胴体部分を両手に乗せ、大きな犬の方に差し出した。あれは、猟犬か何かだろうか。
犬は、兎の胴体に喰らい付いた。
男の手から、肉を食いちぎっては噛み、そして飲み込んで行く。
ゴクリ。俺達はみんな言葉も無く、ただ見ていた。
男が、残った骨らしきものを、透明なビニール袋にいれていく。
そしてそれを持ち上げた。
蛍光灯の光に照らされる。
とてもおぞましい物だった。
それを見て、仲間の一人が吐いてしまった。
全員躊躇する。
その音で、男が気付いてしまった。
こちらを向き、走って来た。
「逃げろ」
仲間の誰かが言った。
その言葉が出た瞬間、みんな一斉に逃げ出した。
走って、走って、山根君の家まで逃げた。
山根君の親に、そしてそれぞれの両親に、そして警察へ、
この事は伝えられた。
俺は両親にこっぴどくしかられた。
警察官に話を聞かれた。俺達は、知っているすべてを話した。
だが、顔が曖昧でイマイチ役に立てなかったのか、犯人は捕まる事が無かった。
以上。
幽霊も怖いが人間も怖いと思うに至った、懐かしい思い出話でした。
だめだ…私ほんと動物惨殺とかだめ…とくにうさぎは…
これから寝るのにまた悪夢見そうorz
ああもう…身代わりに死にたい…
うさぎさんのご冥福をお祈りします。
あと犯人シね。
冬休みに飼育係が全員エサをやりに登校するのをサボって
うさぎが全滅したという事件があったな。
人形関連の話が2つある。
一つ目は親戚の家にある人形。
親戚家族の父親が事故死する以前に娘に買ったものなんだけど
父親が死んでからというもの不可解な現象が起きているらしく、
親戚の家へ遊びに行くたび娘が俺達に体験を聞かせてくれた。
一緒に入浴する目的の人形で風呂場の窓の奥行き部分に座り姿勢で座らせておくんだけど毎日倒れて落下してる。
またある時は学校から帰ってきて(帰宅時に誰もいない)2階の自分の部屋へ行き
友達に手紙を書いていたらコンコンと部屋のドアをノックする音がする。
階段を上がってくる音もまったく無くちょっと怖かったけどドアを開けてみたら
その人形がドアの前で座っていたとの事。
そんな話を聞いていて俺らはすっかりその人形がトラウマだったのだけど
父親の形見でもあり親戚家族は捨てられず普段誰も出入りしない
部屋にいつの間にか置きっぱなしになっていた。
しかしその部屋というのがトイレの手前にある部屋で家の構造上どうしても
そこの部屋を通らないとトイレに入れなかった。
そんなある時、トイレへ行くとその手前の部屋の引き戸が少し開いていて
部屋の中が見えてしまった。
かなり怖かったが幸いカーテンが閉めてあり部屋の中は薄暗く、
透明なガラスケースの向こう側で人形は
俺の正面が↑だとすると←の方向に向かって座っていて横顔が少し見えただけだった
用を足しトイレを出る。引き戸は当然開いたままで
怖いのだけどどうしてもまた部屋の中を見てしまう。
ガラスケースの向こう側で←の方向を向いて座っていたはずの人形は↓の方向を向き
体を倒しガラスケースの向こう側からひょっこり顔を出す感じで
俺の方を見ていて目が合った。
親戚に言ったけど不可解な現象に慣れてしまっているため
あーそうなんだみたいなリアクションをされただけだった。しかしあれは怖かった
ちょっと今この話を思い出して怖くなってしまったため
もう一つの話は後日w
書き込んでも大丈夫かな?
問題なし期待してるよ
長くなりそうならメモして整理してからおながいします。
んでは、メモしてるうちに調子に乗って小説風味にしてみたりしました。
どうぞ↓
俺が通っていた小学校は歴史が古い学校だった。
現在高校生の俺がその小学校に在学していた頃にも、
もう開校110年はとっくに過ぎていて、
数え間違いがなかったら今年で126周年を迎えるはずだ。
そんな古い学校にも、他の学校に漏れず学校の七不思議はちゃんとあった。
音楽室の笑うベートーヴェンや、理科室の走る人体模型等々
テンプレートに添った面々が登場する中で、
我が校のオリジナリティというか他の学校にない異彩を放つ話が、
『手すり女』という話だった。
噂の内容はこうだ。
ウチの学校には今はもう使用禁止になっている『外階段』というものがある。
呼んで字のままの外に面した階段で、コンクリートの粗末な階段で、
背丈の低い粗末な手すりがついている。
元は地震や火事が起きた時に避難用に使われていた階段だったが、
子供がすべって落下すると危ないという意見が寄せられ、
校舎の内部に別に避難階段が作られてからというもの、
本当に存在意義をなくし、今では誰も使おうとしない。
昔々のまだ校舎が木造だったころ、
その『外階段』というのは自由に解放されていて、
生徒も昇降に利用していたという。
あるところに、クラスで酷いイジメに会っている女の子がいた。
その子は休み時間中、クラスにいることが辛くて、
いつもその『外階段』の手すりに、もたれて外の景色ばかり見ていたという。
その頃校舎は相当ガタが来ていて、木造だったためもろく、
よく器物が破損することもあった。
ある日、いつもと同じように『外階段』に訪れた少女は、
手すりが腐っているのに気づかずに寄りかかってしまったという。
ガクン、と前のめりになる感覚を感じた瞬間、
校舎の四階から少女の体は宙に投げ出されていた。
突然訪れた浮遊感に驚いた頃には、もう少女の体は地面に叩きつけられていた。
即死だったという。血塗れになりながら少女は死んだのだ。
それからというもの、その『外階段』には
血まみれのその少女の霊が出現し、
『外階段』に近づく者を突き落としてしまうという。
そして、落とされた者は新たな『手すり女』として、
死んでもそこに縛られてしまうらしい。
そんな噂を聞いたのは、俺が小学校三年生のときのことだ。
ガキのくせに冷めていた俺は、そんなことを微塵も信じていなかったが、
その後しばらくして説明のつかない現象に会うことになる。
以下、俺が小学校三年生のときの話だ。
「それでね、その血まみれの手すり女は外階段に来た人を突き落として、
殺しちゃうんだって」
今日もクラスはその話題で持ちきりだった。
校舎の裏にある『外階段』に現れるという『手すり女』の噂。
この学校の七不思議の一つでもあるその話は、
人体模型やモナリザの絵といったいわゆる『よくある』話とは違い、
うちの学校にしかないその噂は七不思議の中でも皆の人気も高い。
だが、俺と、俺と仲のいい一部のグループは、そんな噂ちっとも信じていなかった。
それもそのはず、その『外階段』という場所は、俺達のいい遊び場だったからだ。
『外階段』は、生徒立ち入り禁止の張り紙が張ってあるだけで、
実際には鍵つきのドアが一枚あるだけで、内側から鍵を外せば
簡単に侵入することができたのだ。
校舎の裏という場所と、その『手すり女』の噂もあって、
『外階段』にはまったく人が現れなかった。
教職員が見張りに来ているわけでもなく、
そこは俺の仲間内のグループには願ってもない秘密基地だったのだ。
休み時間になると俺は友達を連れ立って『外階段』で遊んでいた。
そんなことが毎日続いているのに、手すり女は微塵も影を表さないし、
もともと幽霊否定派が多かった俺達は、
怖がる女子達を完全に馬鹿にしていたというわけだ。
その日の放課後も俺達は『外階段』に集まり、くだらない話に花を咲かせていた。
俺達が話をするのは決まって四階の踊り場だった。
俺達のクラスは三階にあるので、三階から『外階段』に侵入し、
わざわざ一階分上がった場所である。
そうする理由というのは、ただ単に景色が綺麗だったから
というのしか見当たらないが、何故かはじめて来た時からそうなっていた。
今思うと、その時から俺達を引き寄せる何かがあったのかもしれない
また一人と友達が帰っていき、
ついには俺と二人きりになった最後の一人までが帰ると言い出した。
気づけばもう空全体が濃い茜色に染まっていた。
見下ろす学校の前の道の街灯も点灯し始めている。
俺は一人になってもその場所で時間をつぶしていた。
明るいうちに帰るのは何故か損をしている気分になったからだ。
せめてもうちょっと暗くなってから帰ろう、
そう思って俺は夕焼けの空の下街の風景を眺めていた。
学校からいつも聞こえていた喧騒はまったくなくなっていた。
どの教室の電気も消え、聞こえるのは時々近くを通る車のエンジン音のみ。
だから、というか、静寂の中、
俺は不意にその『手すり女』の話を思い出してしまっていた。
その少女は、噂の通りだったとしたら死んだその瞬間までここにいたはずだ。
四階の踊り場、ここに。
いくら小学生といっても、ここから飛び降りたらどうなるかは想像がつく。
幽霊の類を信じないといってもやはり孤独になると不安感を覚えるもので、
俺はその少女の死体が叩きつけられたであろう地面へと手すりから下を見下ろした。
鳥肌が立った。
下に少女が立っているのが見えた。
赤い服を着た少女が、一階からこちらを見上げる形で立っていたのだ。
たまたま下校しないで残っていた生徒が、
たまたま人のまったく通らない校舎裏に現れて、
たまたま俺を見上げていたという可能性も否定できないわけではなかった。
しかし、校舎に残っている生徒は皆無に近く、
こんな時間に校舎裏に訪れる生徒も皆無に近く、
いたとしてもたまたまこちらを見上げている人間がいる確立も皆無に近い。
それに、俺の中の何かが告げていたように思う。
アレは、違うと。
俺は弾かれたようにドアへ飛びつき、ノブをかき回した。
しかし、ドアは開かない。
そうだ。ここは四階、鍵を外して侵入したのは三階のドアなのだ。
下に降りようとして、思わずしり込んだ。
もしも、あの女が──『手すり女』が昇ってきていたらどうする?
鉢合わせするのではないか?
あの赤い服の少女が……
いや、きっとあの赤い服は『元は赤くなかったのかもしれない』。
──血まみれの手すり女は外階段に来た人を突き落として、殺しちゃうんだって──
そう思い、俺は震える足をなんとか動かしながら階段を下った。
三階の踊り場はがらんと静まり返っていた。
二階へ続く階段を見ても、誰かが昇ってくる気配がない。
俺は胸をなでおろして三階のドアのノブを握った。
その時だった。
人間には周辺視野というものがある。
ある一点を凝視してても、その周囲もなんとなく見えるというアレだ。
ドアノブを見ていた俺の視界の端、階段をはさんだすぐ隣に、人がいた。
赤い服を着た、人影だった。
前に見たときは確かに誰も昇ってくる気配はなかったはずなのだ。
霞か何かのように、人影はそこに存在していた。
ノブを握ったまま動けない俺。
目の焦点が合っているのはドアノブだが、本当に見ているのはその人影の方だ。
人影は動かない。俺のほうに体を向けたまま動きを止めている。
長い間俺は動けずにいたが、
ある瞬間意を決してドアを開け、一目散に逃げ出した。
次の日俺はそのことを友達グループに話したが、
全く信じてくれず、そのあとも何回か『外階段』を訪れたが、
その少女に会うこともなかった。
あれが本当に『手すり女』だったとしたら、
なぜ俺を突き落とそうとしなかったのだろうか。
俺は子供心にこう思っていた。
『手すり女』突き落とされ、殺された者は、
次の『手すり女』になってしまうそうだ。
そうだったとしたら、『手すり女』が突き落とす対象は、
噂のタイトルが『手すり女』である以上
女性じゃなければならなかったのではないかということだ。
その小学校で生徒が死亡したという話は聞かない。
もしそうだったとして、そして、
俺があの日見た少女が本当に『手すり女』だったとしたら。
彼女は、今も──
以上です。今思ったら小説風になんてしないで
普通に書き込んどけばよかったかも……
いいね!
引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1110788477/
コメント