俺は埼玉県の某所から、千葉県のN市に移転してきた。
すし屋で修行中の友人のO君はそんな僕の新居を
仕事が終わった後の深夜に訪問してくれた。
おたがいに腹も減っていたし、だが、俺の部屋にはもてなすものもなく、
どこか大通りを走っていれば深夜レストランでも見つかるだろうと思って
O君の運転する車で出かけることになった。
俺の部屋を出てすぐ、大通りにでる前の小さな交差点で
他の交通がないにもかかわらず、O君はしばらく車を停止させていた。
「ん?」とおもって彼の顔を見ると、一点を見据えて苦々しく「はやく渡れよババア!」とつぶやいた。
「ばあさんがいるのか?」とおれがきくと、彼は「え?」といってもう一度その場所に目をやり
「あ、なんでもない。」といって車を発進させた。
その場所は、数日前、近くの病院にいくために道路を横断しようとしたおばあさんがトラックの左折に巻き込まれて死んだ場所なんだ。
彼は昔から、旅館なんかに行くと「この部屋に誰かいる」的な発言をよくするやつだった。
そのときは本当かどうかは分からなかったけど、
彼にはばあさんが見えたのかなぁ・・・
俺の住んでる地、鳥取県境港市には、水木しげる記念館なるものがある。
いわずとしれた妖怪作家の記念館である。
ここには全国の物好きから妖怪オブジェなるものが贈られて来る。
絵画や張子等、あらゆるものが贈られて来る。
それらは記念館前の商店街に展示されることになっている。
ある日隣の県の島根県から個人製作の妖怪オブジェが贈られて来た。
「死神」をモチーフにした張子であった。
なかなか出来のよい「死神」は、すぐに商店街の割と目立つ場所に展示されることになった。
数日後、その「死神」が展示されているお店の家族から死者が出た。
まだ若い元気なおじさんであった。
死者がでた店に「死神」を置いておくのは不謹慎だ、ということで
「死神」はすぐに場所を移された。
数日後、また「死神」が展示されているお店の家族から死者が出た。
「死神」の展示は中止になる筈であったが、
どこかの物好きが自分のところに置いてもいいと言ったので、
三度展示されることになった。
結局、その物好きの家族からも死者が出たため、
「死神」は現在、神社に安置されている。
社長夫妻と従業員が2人。バイトは新人の俺以外に一人だけ
毎日、7時から仕事でプラスチックの成型なんかやってたんだけど
死ぬほど忙しくても、5時にはぴったり終わる。そのことには俺的に
何にも考えてなかったんだけど、採用5日目くらいにどうしても時間が足りない
という事で、社長が4時ごろから金型と材料持って、近所の工場で打たしてもらう
とか言って、従業員の一人軽トラ乗って出て行った。
自分とこで作ったらいいのにとか思ってたら、5時が来て
奥さんが「はい、お疲れさん」とか言って、いつも通り終わった。
俺は「社長は帰ってきませんの?」と聞いた
奥さんは「今日は8時頃までかかるから、直帰するらしいで」
とか何とか言って、「はよあんたらも帰りや、暗なんで~」
ゆうて、(このセリフは毎日の事)俺らをとっとと追い出した。
バイトのもう一人は3時頃帰る契約の奴だったんで
普段からあんまり仲良くは無かった
で、結構無口の従業員のおっちゃんになんとなく
「忙しいんやったら、残業したらええんちゃいます?」ゆうたら
「せやから社長と○○君がやっとるやんけ」と返ってきたんで
「いや、なんでよそでやるんですか?自分とこでやったらええですやん」と更に返した
そしたら
「アホか、そんなもん怖いわ」と言われた。
で続けて「お化けなんか見たないわ」とか言って笑った。
・・・・・長くなるんで、省略
ようは、そこの工場は暗くなると時々男の幽霊が出るらしい
社長夫妻は何回か見たけど契約とかお金の事もあり出れなかった
で、明るいうちは絶対に出ないと言う事に気づき残業はやめたらしい。
俺もその話を聞いて、すぐ辞めた。
京都府南部の某町工場にて5年前の事。
私が4,5歳だったころ、今住んでいる家に引っ越す前の話です。
小さい頃よくばぁさまや、親戚のおばさんに
「人形を馬鹿にしてはいけないよ。」
「祟られたり怖い夢を見てしまうよ。」
などと言われていました。
幼い自分はその言葉を信じて、怖がりました。
そんなある日。
ひな祭りもまじかに迫っており、家にはガラスケースに入った雛人形を飾りました。
私は少し怯えつつもなぜかばぁさま達の言葉を裏切り、雛人形に対し
馬鹿にした言葉を吐きました。(バーカバーカみたいな事だったと思います)
内心ビビリつつも。
私はいつも雛人形の飾られてる部屋の隣で両親と寝ていました。
両親はまだ起きていたと思います。
部屋を豆電球にして寝ているました。
その晩・・・。
いつものように寝ていると、ふと目が覚めました。
すると雛人形のある部屋のふすまがスススーっとゆっくり開きました。
私は何事かと目を凝らしいて見ていました。
ゆっくりと開く襖の間から、徐々に雛人形が見えてきました。
私は直感的に怒っていると感じ、ヤバイ!と思いました。
母親に助けを求めようと体を動かそうとしたら・・・
「!?」まだ幼い私でしたが金縛りに会いました。
声も出ない。体も動かない!
そのころ私は金縛りなんて言葉は知りもしません。
とにかく恐怖でした。
襖が開くのが止まったと思うと、次は私の寝ている部屋の押し入れが
ゆっくりと開き始めました。
金縛りの解けぬまま目だけを動かし、必死に押し入れを凝視。
とにかくヤバイと思いながらも目は押入れの方に。
真っ暗な押入れの中。。。
すると、私の体が少し浮いた感じになり、
そのままズズズと押入れの方に引っ張られているではありませんか!
もう恐怖でたまらないのに体も動かず、ただ声をだそうと必死なのに、
うううっとしか出ず、このままどうなるのだろうと思いました。
だんだん押入れの方に引きずられ、とうとう押入れの戸のところまで!
耳元で唸るような低い声が聞こえてきました。
押入れの中に引っ張られてもうすぐ中に引きずり込まれる~!
その後どうなったか覚えていません。
気を失ったか、寝てしまったのか。
今も何事もなく生きてるので、記憶にはないですが
翌日普通に起きたのだと思います。
金縛り、人形の光る目、真っ暗な押入れの中、唸るような声。
確かに私の記憶には残ってます。
幼い頃なのではっきりと事実とも言いがたいのですが、
一体何だったのか、現実か夢なのか今になってはわかりません。
その日から人形に対しての思いがより一層強くなり、
馬鹿にする、粗末にするなど考えもしなくなりました。
何となくですが、呪いとか魂が人形に何か宿ってるのではと思います。
それっきり何も起こらなくなりました。
私はその事件があってから、毎日お雛様にお供え物をしました。
(といっても、ご飯や、サラダをお皿に乗せてお供えする程度ですが)
今でも人形は苦手です。(リカちゃんはOK)
怖くなかったかもしれませんでした。
長文失礼いたします。
話はずれますが、先日彼の部屋の押入れの中で
女子高生風のダッチワイフを発見しました。
これは呪いか?
人形なんて!人形なんて~!!!
実は幽霊とかお化けとか神とかあんまり信じてなかったんだけど、
消防の時の大晦日に父親が神社で引いた大吉のおみくじを
あろうことか自分の枕の下に敷いて寝た。(ゲンかつぎのつもりだったのか)
すると夜中に吐きそうな程の悪寒に襲われて目が覚めた。原因は全く不明。
(ひょっとして)と思って慌てて枕の下からおみくじを取り出し、必死で
「ごめんなさいごめんなさい」と謝ってたらそのうちスッと軽くなった。
ネタでなくマジ話。やはり神はこの世にいるのだと思った。
嘘だと思うなら誰か同じ事してみて。他人の引いたおみくじを枕の下に敷いて寝る。
幽霊とかそれ系ではないけど厨房の時塾の先生が半笑い話で話した話
先生が大学のころ帰るのが遅くなって、夜中に電車乗ったとか。
その時は人が少なくてほとんど誰も乗ってなかったらしい。
いくつか駅が過ぎたところで頭がちょっと禿げかかった女が入ってきて自分の前の席に座ったんだとさ。
なんとなくその人を見ていたらいきなり自分の髪の毛を抜いて食った。もうブチブチ抜いて食い始めたらしい。
先生 笑い話にならないほど恐いですから
ソレ抜毛癖とかいうやつだよね
ひどくなると眉毛とかも抜いてまじでツルツルになるらしい
そんなのあるのか…。
でもその病気、抜いた毛を 食 う の か ?
そういえば俺が中学の時にいじめられてた女がその病気だったらしい。
眉毛無かったし。
四輪駆動車で普段人の行かないような山奥に10人程度で泊まりがけのキャン
プをしたときのこと。
その晩はすごい雨が降っていて山の斜面から流れる水がちょっとした川のよう
になるくらいひどい天候だったけど、大きめのタープもあるし、そう言ったひ
どい状況には何度も合ってるから、みんな割と慣れた様子で数個のランタンを
中心に深夜も酒を飲んで歓談していたんだ。
そのとき数人がビールが切れたから俺の後ろに置いてあるクーラーボックスか
ら何本か取り出してくれと頼まれたので、快諾してキャンピングチェアに座っ
たまま後ろを向いてクーラーボックスを開けて何本かビールを取り出した。
ちょうど俺の後ろにの数メートル先には俺の車がランタンの光がかろうじて届
くくらいの位置に停車しており、ふと自分の車に目がいった。すると車のシャ
ーシと地面の隙間からこちらに向いてつま先立ちしている2本の足が覗いてお
り、
「あれ?誰か俺の車の向こうで立ってるのかな?まさか立ちションしてるんじ
ゃないだろうな?」
とおもって、誰だろう?と視線を上に上げようとしたのだが、突然本能が「絶
対に目を上げるな!!」とものすごい勢いで警告を発していた。いい加減ほろ
酔いで、しかも普段レイとは無関係な俺がなぜか急に怖くなって視線をあげず
にみんなの方向へ向き直ってビールを何本も飲んだ。それからもアタマの中で
は「絶対に振り向くな」と本能が告げていたので決して振り向くことはなかっ
た。なぜならタープ内には全員がいる。それに他の人間がとても入ってこれる
ような場所ではなく、どう考えてもおかしすぎる。
はたと、対面に座ってるヤツは何か見えてるのだろうか?と思いつつも、対面
の人間の位置からは真ん中においてあるランタンの光が強くて車まで見ること
はできないようだ。
少し元気がないといわれたが、まさか本当のことを話すわけにもいかず、少し
酔ったとごまかしつつも席を離れることができなかった。こうしていくうちに
一人、また一人と席を立ち、それぞれのテントや車へ戻っていく。そして俺と
隣にいる友人の二人だけになった。俺のアタマの中にはまだ本能が危険を告げ
ており、とても振り向ける状態ではない。ランタンのガソリンも一つ消え、二
つ消え、徐々に暗くなっていく。みんなすでに寝静まったようで、振り付ける
雨の音だけが耳に入ってくる。友人と内容のない話をしながら、まだ席を立た
ないでくれと心の中で願っていた。そんな心の内を知ってか、友人は席を立た
ずに一緒に酒を飲んでくれた。
1時間くらいたって、本能の起こす警告がはたと止んだ。今まで心の中で巻き
起こるいやな感じが急になくなって、もう安全だと感じたときに友人に、事の
顛末を話したところ、友人も同じ状況にあったとのこと。しかし俺の車を振り
向く勇気がなかったので、そのまま友人の車に止めてもらうことにした。
結局霊を見ることはなかったが、自分にとってはめちゃくちゃ怖い体験だった。
あんまり怖い話ではないけれど、車を運転してる時に、本の一瞬だけ先のことが
イメージとして頭の中に浮んでくることが時々ある。イメージというか声と違う声が
聞こえるというような感じかも。自分の中からというより、外部から情報が流れ込んでくる感じ。
人が、車が飛び出てくるとか、白バイやパトカーが物影に居るとか。
これのおかげで何度と無く難を逃れてる。
ちなみに、普段はそういうことは全然無い。自分がいつも使ってるトヨタの
ちょっと古いクーペに乗ってるときだけ、一瞬先の危険予知みたいなのが起きる。
ついでに、車内に居ると妙に落ち着いた気分になる。
中古で買った車なんだけれど、何か憑いてるのかな・・・。
気のせい。
いいかえれば、記憶の時系列が混乱してる。
急ブレーキ踏んでスレスレで止まれたことがあって。
同乗者にも確認したけどトラックが出る前に制動かかってたってさ。
418 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/22 18:09
まだ厨房の頃ですた。
夜中、金縛りにあったんです。身動きとれない中で、気がついたんですが
部屋が明るいんですね。で、部屋の外に誰かが立っている。
そして、ものすごい怒りと憎しみを感じました。
どうやら、子供みたいなのです。黄色い服を着た女の子でした。
その子の発するどす黒い憎しみが、すごく怖かったのです。
で、金縛りが解け、部屋を見回すと暗いだけだし、当然部屋の外には誰もいないし
心細くなって、寝ぼけた頭でもうろうとしながら、向かいにある両親の部屋にいったんです。
そしたら、暗闇の中で両親が慌てふためく感じと、母の生足が見えた気がしました。
その時はピンとはこなかったんですが、何となく「ナニ?」と詰問調の母の声に
いけない場に出くわした気がして、「ごめん。コワイ夢見ただけ。なんでもない」
と扉を閉めました。その時はまだ全然結びつかなかったんですが、
次の日、祖母に「両親の部屋にはいる時は先ずノックをしなさい」と怒られました。
それで「ああ。そうか」と思いました。
で。両親には中絶した子供がいて、本当は私と妹の間にもう一人いたはずなんです。
母の身体が持たなくて断念したそうです。私を生んだあと身体がしっかりしていなかったからなのかも。
祖母は「父が我慢出来ないからそういうことになった」と、怒っていました。
金縛りの最中に出くわした子供は、生まれることなかった妹で、両親の行為に怒っていたのかもしれないと思いました。
俺は19歳の大学生、名前は仮にSとさせてもらいます。
俺はつい一月前に免許を取ったばかりだったんです。
で、オヤジの車を借りて、サークルの連中と隣の海岸まで花火をしに行こうって事になって
とりあえず部室で全員拾ったんで、高速に乗ったんです。
ちょうど県境のトンネル付近だったと思います。
高速が夜間の整備かなにかで速度規制されてて、70キロくらいで走ってたんです。
で、後部座席で煙草を吸ってた後輩が、急に素っ頓狂な声を上げて
「先輩、もっとスピード上げませんか?」
って言うんです。こっちは初心運転期間だし、オービスも、ネズミ捕りに引っかかるのも嫌なんで
曖昧な返事をして、適当に流してたんです。
そしたら、助手席の先輩が
「おいS、いいからスピード上げろ。振り切れ。それとな」
先輩も興奮していて、早口になっていたんですが、最後の部分は、自分に言い聞かせるように
ゆっくりと、ひと言づつにアクセントをつけてこういいました。
「何があっても前以外は見るな!」
バックミラーをみてしまったんです。
何かが映ってました。ものすごい速さでこっちに向かってきます。
長い間は見れなかったのですが、俺は怖くなってアクセルを踏みました。
もちろん前以外は見ないようにして。
そうしてしばらく経って、トンネルの中を走っているときでした。ふとカーステレオの音が消えたんです。
後ろの後輩2人がガタガタ震えている音、先輩が祝詞のような、お経のようなものを
ブツブツ口ずさんでいる音がリアルに聞こえます。
そして、ロックしているはずのパワーウインドーがススス、と音もなく開いたのです。
結構速度は出てたのですが、不思議と風の音はしませんでした。
目は吊り上り、口からは苦しそうな呼吸音が聞こえてきます。
一昔前に流行った、顔を黒く焼き、目をケバケバしく彩るメイク
そしてガツッガツッガツッガツッと聞こえてくる厚底のブーツの音。
見てはいけない!そう思ったのですが、俺はそいつと目が合ってしまったのです。
そいつは
「なんだょ眼鏡か。超バッド。次、気をつけな。次はアンタの頭もらってくよ。マジにMK5。」
そう言って俺の車を追い越していったのです。
追い越された直後から、俺たちは車の速度を落とし、トンネルを抜ける頃には50キロくらいで走ってました。
もちろん追い抜いていったヤツに追いつかないために。
そして、一番近いSAに停車した俺たちは、とりあえず暖かいものを飲みながら
さっきのアイツの話をしてたんです。そうすると、トラックの運ちゃんが寄ってきて話を聞かせてくれました。
さっきのアイツはとし子ちゃん、という名前で、数年前から出没しだしたらしいです。
最初は埼玉に居たらしいんですけど、高速を使って日本中を移動しているらしく
四国、九州でも目撃した運ちゃんがいるらしいです。(目撃情報は無線で流れて来るらしい)
で、眼鏡をかけた男の子は「最初の一回だけ」見逃してもらえるらしいです。
俺は運転する時だけ眼鏡をかけていたんで、なんとか助かりました。
でも、次が怖いです。もう高速は使えません。
最後に運ちゃんに聞いたのですが
去年の暮れに高速の高架から下道に落ちてペシャンコになったトラックがあったじゃないですか。
潰れた運転席に血の跡が全くなかった、ってヤツ。
あの運ちゃんが無線で話した最後の言葉が「追いつかれた。」だったそうです。
引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1058468069/
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